シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度はRecruit (Easy) / Man of Courage (Normal) / Demon Crusher (Hard)の三種類。進行途中で難易度を変える事は出来ない。チャプター単位でのリプレイについては下のChallenge Roomの項を参照。 セーブ&ロード チェックポイント方式でオートセーブされる。履歴は最後まで全て保存されるので、直前よりも前のセーブ地点に戻る事も可能。クイックセーブを含めた任意地点でのセーブも可能だが、難易度Demon Crusherではチェックポイントのみとなり不可。こちらも全てのセーブ地点が履歴として保存される仕様。 OBJECTIVES テキストによる目標の一覧リストを参照する方式。次の目標地点の方角はコンパスに記される。 EXTRAS Challenge Roomの項を参照 英語 字幕機能有り。カットシーンの会話がかなり長く、またマップ内に落ちている手紙を読んだりとアクションゲームとしては英語の量はある方。だがゲームのクリアという観点からするなら、出て来る英語は理解しなくても大丈夫というゲームである。 |
COMBO SYSTEM |
ユニークな要素を数多く持ったゲームなので、その特徴について順に解説していく。その中でもメインの要素として採用されているのが、ここで説明するコンボのシステムである。コンボと言えば格闘ゲームにおける連続攻撃が連想されるが、このゲームにおいてもそれは同様で、打撃を中心としたコンボ攻撃が用意されておりそれを使うのが重要なゲームとなっている。 という事で第一に知っておくべきNVNの特徴は、近距離打撃攻撃がメインのゲームという点になる。よってFPSと言うよりは、FPM(First Person Melee)等と呼ばれるジャンルに属すると言う方が適当だろう。ただしCondemnedの様にほぼ打撃のみというスタイルではなく、銃器類を使って戦える場所は相当あるし、また好みに応じて打撃攻撃の代わりに銃器類をより多く使って進めるというのも可能である。 その打撃攻撃は大きく分けると、「剣やシャベルの様な左手持ちの打撃用武器による攻撃」, 「Meleeキーによる銃器を使った打撃攻撃」, 「Kickキーによる蹴り」の3つが存在している。大半のコンボはこの打撃攻撃を中に織り交ぜて発動させるという設定なので、コンボを出すには離れた場所から銃で攻撃するのではなく、敵に近寄って打撃攻撃をしないとならない。よって近距離打撃戦がメインになるという仕組みである。なお銃器類で撃って攻撃するという方法ではヘッドショットを決めるとコンボがカウントされるという事になっており、遠距離からでもコンボを行うのは可能である。 用意されているコンボの種類ややり方に関する解説はマニュアルにも無く、プレイヤーに自分で見付けさせるという姿勢。全部でどれだけ在るのかも分からないが、以下にその内の一部を記す。なお攻撃方法のシークエンスは同じでもどの武器を使ったかによって発動するコンボは異なるし、コンボによっては特別なアニメーションが自動的に行われる物もある。また命中させる部位によって名称が変わったりもするので、以下の説明が正確かどうかは保証出来ない。 *Circus Stab: 剣やシャベルを投げつけて倒す *Desperado: ピストルの弾を7発以上命中させる *Double Stabber: 銃剣による二連刺し *Flying Duck: 吹き飛ばした敵をショットガンで撃つ *Hair Cutter: シャベルの二連続攻撃 (喉ならThroat Cutter) *Harvester: マシンガンの弾を大量に撃ち込む *Herr Doctor: 剣の二連続攻撃 *Jiggle Bell: 空中に浮いた敵を打撃攻撃 *Leg Jiggler: 蹴りの連続攻撃 *Magician: 打撃 + マシンガン2発 *Pure Fatality: ショットガンによる二連続打撃 *Rocket Boy: ロケット弾等で敵を吹き飛ばす *Rush Hour: 複数の敵を一度になぎ倒す *Soccer Star: 蹴りで倒した敵の頭を蹴る(蹴る部位によってBoot Sector, Penalty Kick, Takedown等に変化する) *Shootality: 打撃+ピストル2発以上 *Triple Smasher: 三連打攻撃 ヘッドショットによるコンボは武器によってPistol Headshot, Russian Roulette(Luger), Rifle Headshotの様に名前が変わる。 基本的な説明が終わった所で、次は何故コンボが重要視されるのかという点に付いて。第一にコンボを発動させると左下の黄色いゲージにアドレナリンが貯まって行くようになっており、これを使って任意の際に時間をスローダウンさせる能力(Adrenaline Boost)を発動可能になる。持続可能時間はゲージが無くなるまでとなり、使用途中での停止も行える。これの派生能力としてLast Breathと呼ばれる物もあって、こちらはプレイヤーのHPが減少して死の直前になると自動的に発動する。画面全体に赤いオーラが掛かったような状態となり、その間プレイヤーは無敵状態となってダメージを受けなくなる(自爆ダメージを除く)。周囲はAdrenaline Boost同様にスローモーションになるが、こちらではプレイヤーはスプリント時以上の高速移動が可能となっている。持続時間はアドレナリンの残量によるが、その間に遠くに逃げて危険を脱するチャンスを得られるという能力になる。 この様にコンボを達成してアドレナリンを貯めるのはプレイヤーにとって有利に働く要素となる。なおアドレナリンの量はそのコンボの難易度によって変化し、また出来るだけ異なる種類のコンボを連続させる方が量が増えるという事のようだ。 第二にFury Level(猛威レベル)という概念が存在する。コンボを達成すると画面右下にドクロマークが表示されてそこから徐々に消えて行くのだが、それが消える前に更に続けてコンボを達成させるとFury Levelが上昇していく。Double→Triple→Quadと来てその後もx10, x20と増え続け、その値が増えるほどダメージが増加するというシステム。(ダメージが上昇するのはコンボを達成した攻撃時のみで、コンボを発動させない通常攻撃のダメージはFLが上がっても変化しない)。つまり数多くの敵や堅い敵を相手にする場合には、コンボを途切れないように連続させてFLを上げダメージを増加してやれば、通常の攻撃時よりも早く楽に敵を倒せるようになるというシステム。 同様にFLが上がるとボーナスでダメージが加わるようになる。まずFLがQuadを越えると電撃ダメージが付加されるようになり、攻撃対象の敵以外にも周囲の一定範囲内の敵に対して発動時にダメージが与えられる。その後はFLが10以上に上がると周囲に火炎ダメージが発生し、FLが17以上でSkull Chaserが発動(これはアンロックしていないと出ないかも)。20を越えると凍結ダメージが発動して、周囲の敵が一定時間凍りついて動けなくなる。 以上の様にコンボを連鎖させてFLを上げるのは戦闘時に非常に有利に働く。見方を変えると、コンボを連続させてFLを上げないと対処し切れない程の数の敵が出て来たりするので、それ故にコンボ発動の為の近接打撃攻撃が重視されているゲームと言える。 |
SHADOWHAND | |||||||||||||||
NVNは大きく分けて二部構成になっており、CH6以降のバンパイア&悪魔の世界から登場するのがShadowHandと呼ばれる特殊なアイテムである。これは意志を持ったバンパイアの魔法の篭手であり、CH6以降はこれを常に左手に装備して戦うという設定になっている。(以降は左手用の一般武器類は消えて一切使えなくなる)。 SHの使い方は、LMBで通常攻撃, Special Attackキーで特殊攻撃, Meleeキーで刃を飛び出させての打撃攻撃となる。打撃攻撃以外はエネルギーを必要とし、これには貯めたアドレナリンが使われる。(エネルギーが足りない場合にはLMBは打撃攻撃になる)。またここからは右手に装備する武器もピストルからバンパイアの武器へと変わり、これらはSMGやショットガン等全て片手持ちの武器となるので、常に左手のSHと組み合わせて使える様になる。ライフルやショットガンと一緒には打撃武器は持てないというそれまでの制限は無い。 このSHには4種類のモードがあって、その内の3種類まではゲーム進行の中で自動的に手に入る。最後の4つ目のモードはChallenge Roomからアンロックしないとならない。同様にそれ以外の3つのモードが持つ特殊攻撃もアンロックの必要あり。
操作方法は1キーを押す事で順次モードが切り替わり、それぞれのモードで使用可能な特殊攻撃用の各スペルアイコンが左端に点灯する。特殊攻撃に必要なアドレナリン量はかなり多く、発動可能になるとスペルアイコンが変化してそれを知らせてくれる。 特殊攻撃はもちろん、通常攻撃にもアドレナリンが必要とされるので、それを得る為のコンボ攻撃はSHが登場するCH6以降ではより重要となる。登場する武器類が一新されるのでそれまでのコンボには使えなくなる物も多く、その代わりにSHを使用したコンボがここから加わるようになる。以下はその中の一例。 *Shredder: SH Meleeの連打 *Bestial VampGun Mockery: VampSMG + SH Melee *Brutal Mutilation: 杭 + SH Melee *Just-Ice: 冷気弾 + SH Melee *Hellhound: 火炎放射 + SH Melee *Morbid VampShotgun Extermination: VampShotgun + SH Melee *Shredding bullet Spiiter: SH Melee + VampSMG *Vampiric Shotgun Slaughter: SH Melee + VampShotgun |
CHALLENGE ROOM |
Painkillerはタロットカードのアンロックとシークレット探しの要素を多分に含んだゲームだったが、このゲームにもそれは受け継がれている。特に他のマップでのリプレイでアンロックを達成すると、それが現在プレイ進行中のゲームでのプレイヤーの能力にも影響を与えるという点は同じである。今回はその状況がChallenge
Roomという画面で管理されるようになった。 チャレンジルームには二つのリストが並び、右側にはクリアしたチャプターの一覧が掲載される。ここからリプレイが可能というのは他のゲームと別に変わらないが(難易度指定は出来ない)、NVNではそのリプレイというのが重要な意味を持つという特別なルールが設けられている。 先にコンボの項にて連鎖させてFury Levelを上げるのが重要と書いたが、実はこのFLレベルというのは幾らでも上げられる訳ではない。プレイ開始時点でのFLは1であり、つまりこの状態ではどれだけコンボを連鎖させてもFLは1のままでそれ以上は上がらない。FLの上限を決めるのはVampire Artifactsと呼ばれるアイテムで、これを手に入れる度に1ずつFLの上限値が上がっていく。VAはゲーム中に全部で26個存在するそうなので、その最大値は27という事になる。なお難易度Recruitでは出現数が少なく設定されているので注意。 VAは基本的にシークレットに隠されており、探す努力をしないと増やす事は出来ない。特に20個以上といった数多くの入手を目指すのならば、(赤く光るという目印はあるものの)相当徹底した探索が必要になる。しかし初回プレイで全てを見つけ出すのは難しいというのを考慮して、その為にチャレンジルームからのリプレイが用意されている。ここではクリアしたチャプター内でのVAの発見個数が“2/4”の様に見られるので、全てを見つけていないチャプターを選んでリプレイし、新たに獲得した状態でクリアすればその数がそのまま現在進行中のゲームに加わるようになっている。もし10個発見している状態で一旦プレイを止めて、過去のチャプターをリプレイして見逃していたVAを3個見付ければ、その3個が加わってFLの上限が13に増加した状態から続行可能になるという意味。FLの現在値はプロファイルの成績一覧から参照出来る。 逆の左側にはチャレンジと呼ばれる本編とは独立した「指定された条件を達成するのを目的とした部屋(マップ)」が掲載されている。PKでは本編の各マップを指定された条件を満たしてクリアするとタロットがアンロックされるというシステムだったが、NVNではそのチャレンジが独立したマップとして用意されているという点が異なる。大抵のマップはチャレンジ専用なので小さい。 ゲームの進行に応じてチャレンジ可能な部屋は自動的にアンロックされて行き、その後は何時それに挑戦しようが自由だし、一切プレイをしなくても本編のクリアには関係が無い。各部屋にはPKとは異なり、クリア条件だけではなくその報酬も最初から明示されており、それを見てチャレンジする物を決める事も出来る。クリアに成功した際の報酬は、全てのチャプターの最初から特定のアイテムを持った状態で始められるという物か、SHの特殊攻撃のアンロックになる。なお各チャレンジは繰り返し何度でも行えるが、本編とは異なりプレイ途中でのセーブは不可にされている。 以下はそのチャレンジの内容の一部。 ◎Grave Digger - 50体のゾンビ兵を、5分以内に、シャベルとピストルのみで倒せ。報酬はシャベル。 ◎Stubborn Officer - 100体のゾンビ兵を、2.5分以内に、グレネードランチャーのみで倒せ。報酬はライフルグレネード(グレネードランチャー)。 ◎Squasher - 100体のゾンビ兵を、10分以内に、コンボ攻撃のみで倒せ。報酬はスナイパーライフル。 ◎Untouchable - 50体のバンパイア兵士を、6分以内に、一切のダメージを受けずに倒せ。報酬は特殊攻撃Skull Chaserのアンロック。 なお重要な点としてPK同様にリプレイ&チャレンジの両方共に、プレイヤーのステータスは挑戦時の物が適用される。チャレンジの場合で言えば、こちらは原則的に所持武器は固定されているのだが、FLについてはその時の値で可変となる。だから初回挑戦時はFLが低かったので難しかった物が、FLが20以上に上がった時点で挑戦するなら簡単にクリア可能になったりもする。実際にアンロック直後のクリアは相当難しく、先に進めてSHの特殊能力を得たりしてから挑んだ方が良い物も含まれている。ただしなるべく早くクリアした方が早めにアイテムが追加された状態で本編を進められるようになるので有利になるのは間違いないし、逆にFLが上がり過ぎるとクリアが難しくなるチャレンジもあるので注意が必要だ。 リプレイの方ではFLが現時点での物になるのと同時に、チャレンジでアンロックされているアイテムが最初から加わった状態にて開始になるので、初回プレイ時よりも簡単になる。 ゲームをクリアするとメインメニューにNecromancer's Returnが加わり、このモードでは最初からSHを持った状態でゲームをプレイ可能になる。難易度選択も改めて行える。 チャレンジルームの方でのゲームクリア後には、チャプター選択してのリプレイ時にSHを使うのかどうかを聞いてくるようになるので、こちらでもCH5以前のSHが出て来ないチャプターでSHを使用可能となる。 |