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WEAPONS
 武器は一般的な物と特殊でユニークな物が混在している。この武器と弾薬は次のレベルに持ち越される設定だが、死亡後にリスタートするとリセットされてしまうので、クイックロード等で読み込みを行う必要がある。


◎Crowbar
 最初から持っている近距離打撃武器。ブッバの頭を殴る以外の使い道はほとんどない。ただし殺さない程度にダメージを与える武器として、豚などを殴る際に使う事がある(豚を利用する時)。

◎.454 Casull Pistol
 これもデフォルトで持っているピストル。ダメージは低いが、遠距離でも正確性が高いのでそれなりに使える。弾は山ほど有り。

◎Shotgun
 近距離ほど強いダブルバレルショットガンで、全体を通しての使用頻度は最も高い武器。雑魚系の敵は近距離ならこれ一発で倒せるし、リロードモーションが短いので使い勝手も良い。弾は結構在るが、2発いっぺんに撃つので無くなるのも早い。

◎Ranch Rifle
 フルオートのアサルトライフル。リロード動作が入らないので一気に大量の弾を撃ち込む事も可能である。特にこれを当て続けるとノックバックのアニメーションが連続して発生し敵側の攻撃が出来なくなるので、ヘルスの危うい時に強敵と戦ったりする際には最適の武器となる。ただし撃った時の反動が大きく、銃身が跳ね上がると共に体が後方へと動いて行ってしまう。

◎Dynamite
 最初のクリックで点火し、次のクリックで投げるダイナマイト。ダメージは非常に高く、投げ遅れたりすると自分も一発で死亡する。問題としてはゴムマリの様に跳ねるので狙った場所に落とすのが難しく、自分の方に勢いよく返って来て自爆というのも発生する。よって次のクロスボウが手に入ればほぼ使わなくなる。

◎Crossbow
 弓では無くダイナマイトをセットして飛ばす兵器。ロケットランチャーの様に真っ直ぐ飛ぶので狙い易く、威力も絶大なので非常に使える武器となっている。弾のダイナマイトも30発まで持てる上に、そこそこ手に入るのであまり倹約する必要も無い(ただし置いてある物は攻撃が当たると爆発してしまうので注意)。だが万能では無くこちらに接近してくる敵に対してや、狭い部屋の中ではスプラッシュダメージがあるので使い辛い。

◎Rip Saw
 回転するノコギリ刃を飛ばす兵器。近距離で切り刻むようにしても使える。威力は結構高いが連射性能はそれ程でもなく、弾薬はレアなので頻繁には使えない。ダイナマイトが減っている時や、スプラッシュダメージの危険が有る時に代用として使われる事が多い。

◎Alien Arm Gun
 敵のAlien Hulk Guardsが使っている武器で、倒すとその場に残される腕をそのまま持って使う。それ以外に弾薬の入手方法は無いのでレアな部類となる。やや遅いプラズマ弾を連射可能だが、これは単発でも威力が高いしスプラッシュダメージも無いので使い易い。

◎Powder Keg
 爆発性の粉が詰まった樽。一個だけ持ち運べて、任意の場所で投げる事が出来る。投げた後に撃って敵の側で爆発させて大ダメージを与えるのが目的だが、実際には敵に気が付かれない様にして近くへ投げる事自体が難しく、戦闘中にやるなら他の武器で戦った方が良いという感じで、使い所が良く解らないアイテムである。

◎Vixen Teat Gun
 ブラジャーの様に装着して使うこのゲームの最強兵器。両乳首部分から超高速でダメージの高い弾を連射する。集団相手の難所では効果大だが、弾が無くなるのが早くてまたその弾はほとんど手に入らない。最大の欠点は使っているところを見られると恥ずかしいこと。

COMBAT
 ゲームの基本はDN3DやSWと同じで、高速のアクションFPSというデザイン。ただし以下の様な要素から、スピード感や派手さという点ではこの2作に比較すると若干劣るという感想。

・謎解きで詰まる事が多く、戦闘が無いままに長時間が経過する
・パワーアップ系のアイテムがほとんど無い(例えば防御力を大幅にアップさせたりが出来ないので、あまり豪快には戦えない)
・クロスボウが使える様になるまでが結構長く、それまではシンプルな武器ばかりを繰り返し使うので戦闘が単調
・敵の数は比較的少な目

 それと最大の特徴である“酔い”と“満腹”のマネージメント要素があるので、回復時には考えながら行わないとならず、単純に携帯用メディキットで回復出来るゲームに比べるとスピード感が損なわれるのは確かだが、そこがゲームの味でもあるのでこれは欠点と言うよりはプラス点と言った方が正しい。


 難易度は上記2作品に比較して高目の設定。難易度Meejumでも被弾ダメージが高目なので死に易い。主要武器として使うショットガンは接近するほど威力が増すので、最も多く登場するショットガンを持っている敵のBilly Rayはこれ一発で倒すのが理想。しかし逆に接近して一発先に喰らってしまうと50ダメージとかが入ってしまう。離れる事で被弾時のダメージ量は減らせるが、ある程度の確率でショットガンからは30程のダメージを受けてしまう様になっている。それと離れてももう一人の良く出てくる敵であるSkinny Old Cootのピストルは良く当たるので、少量ではあるが確実にヘルスが削られる事になる。

 次に中ボス格であるAlien Hulk GuardsとAlien Vixensが強く、一対一でヘルスが100あっても油断は出来ない。Alien Hulk Guardsは地雷を捲くのとプラズマ攻撃を持っており、常に下がって逃げないと見え辛い地雷に触れる恐れがあって危険。HPも高くて威力の高い武器を使わないとなかなか倒せず、更に倒しても爆発させてトドメを刺さないとまた復活してしまう。Vixenの方は登場数が少ない分より強くて、ものの数秒で殺されるレベルの強力な攻撃を持っている上に、消えてテレポートする能力まで使ってくる。見付けたら対決前にその都度セーブが必須という敵。

 レベルによっても難易度が大きく異なるが、必ずしも徐々に難易度が高くなるという構成では無い。2番目のエピソードのDowntownなどは、最初のエピソードが何故か非常に難しくなっており、その次も武器無しから始まるので攻撃力が低くて厳しい。だがその後はしばらく難易度が軽減されるという構成になっている。他にはスタートの瞬間に近くに居る敵から攻撃を受けるのでヘルスが低いと詰むというレベルも存在しているし、当然終盤になると大量の敵がスクリプトとして一気に出現する様なシーンは増えてくる。

 回復アイテムはそれなりに有るが、一つ問題があるとすればこのゲームでは「酒と食べ物を上手く調整して摂取し回復させる」というのがメインのシステムになっている為に、携帯回復アイテムの比率が高くなっている点。つまり普通のゲームは「道中に置いてある回復アイテムを取りながら、いざという時に数少ない携帯用メディキットで回復」となっているのが、RRでは道中の回復アイテム(Pork Rings)が比較的少なく、その代わりに携帯出来る回復アイテムが多い。故にメインルート以外を良く探して、そういったアイテム回収を十分に行う必要がある。それと冷蔵庫などを開けると中に沢山の回復用アイテムが入っていたりもするので、残っている場所を憶えておいて取り切れなかった分は後に回収したりも要求されてくる。


 戦闘時の命中エフェクトは出血の赤で、これは背後の壁に付着して流れ落ちたりするアニメーションも含む。爆発系の攻撃等では単純ではあるが肉塊になったりというゴア要素も存在している。他に被弾時の仰け反りアニメーションも入るので攻撃が当たってるのかは判り易い。

 攻撃時に上下方向のズレは自動的に修正されて当たるというのはこのゲームでもそうだが、動物が多いエリアではラインが重なったニワトリや豚に当たってしまう事がある。また幾つかの武器には撃った際の反動が設定されており、体が後ろへと動く様になっている。


 大きな弱点としては敵の種類が少ないというのが挙げられる。人間の敵はエイリアンに捕まってクローンとして増殖したという設定のSkinny Old CootとBilly Rayがひたすら繰り返し登場するだけで、その他のSheriff Hobbesは中ボス的な存在で滅多に出て来ない。敵のリストの中には動物が多く含まれているが、実際にはプレイヤーを見ると攻撃してくるのは犬と蚊だけであり、それ以外はこちらから攻撃しない限りは襲っては来ない。

 エイリアン系では先に述べた2種類の他にはTurd Minionと呼ばれる小型の生物しか用意されていない。よって全体として同じ敵ばかりと戦っているという風になり、戦闘の面白さや変化を損なっている。ボスはそれぞれのエピソードの最後に登場するのみで、こちらが強い武器と多くの弾薬を持っていればあまり手強いという相手ではない。

 AIは特に他の同エンジンゲームと変わらず、時折戦闘中に背を向けてしまったり、変な方向に動いたりが発生。角の様な場所では引っ掛かってしまったりもする。ただ時代を考えると普通の出来と言える。


GRAPHICS
 Build Engineを独自に改造して使用。目に付く変更点としては、オブジェクトに落ちる影の描写等のライティング処理が本家よりも細かいという所か。

 完全3Dへの移行期でもあったので、疑似3Dを使用しているこのゲームのグラフィックスはやはり古臭い点は否定出来ない。特に現在の視点からはオブジェクトが2Dのスプライト表示である事など、一層古い時代のグラフィックスという印象を受けてしまう。その他キャラクタのアニメーションも今から見ると相当に粗く、中でもエイリアンや犬など速く動く敵の場合にそれが目立つ。

 マップは広大な物も含まれているが、他でも書いた様にその分重いというマイナス面を持つ。

 解像度の変更はゲーム内からは出来ないという仕様。

SOUND
 サウンドの設定は最高で8ボイス, 16ビットミキシング, ステレオ, 44KHzまでに対応。

 BGMは南部出身のミュージシャンから提供されており、サウンド設定から自由にトラックを選択して鳴らす事が出来る。そのクオリティは高く、当時もBGMについては一級品という評価が多かった。しかし派手目のうるさい曲が多くてそれが繰り返し流されるので、しばらくしたらオフにしてプレイする様になってしまった。

 キャラクターのボイスはイメージと合っており、操作するレナードの脳天気な感じも、ブッバの馬鹿そうな喋り方も良く出来ている。

MULTIPLAYER
 IPXプロトコルに対応しておりLANでのプレイをサポート。インターネット上でのプレイにはプロトコルを変換してくれるKali等のサービスが必要になる。今やるなら何等かのVPNを使う事になるだろう。

 最大8人までで対戦モードとCo-opを行える。

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