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シ ス テ ム

DIFFICULTY
 Novice / Stalker / Veteran / Masterの4種。敵の攻撃の命中率やアイテムの出現頻度に影響する。この難易度はゲーム途中でもオプションから変更可能だが、セーブデータが難易度の設定を保持しているので、別の難易度において保存した物だとロードした時点で設定はそれに戻ってしまうようになっている。

ENDINGS
 ゲームは7種類のエンディングを持っており、その内で真のエンディングと位置付けられているのは2つ。ノーマル(或いはバッド)となる5つのエンディングは某ポイントに到達する事で達成され、その時に5種類の内のどれになるのかはそれまでのプレイヤーの行動によって決定されるようになっており選択は不可能(具体的には各種ステータスによって決まるが、まだ完全にその法則を解明している人はいないようだ)。自分が到達したのが真のエンディングなのかを判別する方法はネタバレに含まれるので詳しくは書けないが、「Zoneの正体とは何なのか」、「Zoneの存在の背後に潜む真実」といったゲーム全般に関わる謎の解答が与えられていないならば、それは真のエンディングでは無い。
 真のエンディングに到達するには或る事をしないとならず、それを行なう為にはストーリーに関連するクエスト(TASK)を最後まで達成していないとならない。ただしノーマルのエンディングであっても、それは”前には戻れないポイント”を過ぎてからなので、そこから戻って必須のクエストに到達する事は不可能である。そのポイントを過ぎる前のセーブに戻って、そのクエストを達成するような道を戻ってから再度来るしかない。

BACKPACK
 アイテム類はバックパック内に保存するようになっており、合計で50kgまでが許容量という制限が設けられている。これを超えるとスタミナの減り具合が顕著となり、ダッシュが短時間しか効かなくなる。そして60kgを超えるとその場から一歩も動けなくなる。このリミットはExoskeletonを着る事で増加させられるが、これは着てしまうとダッシュ出来なくなるというデメリットあり。

 スタミナの減り具合は重量に関係しており、持っている重量が軽いほど長時間連続して走る事が可能。スタミナは止まらないと回復しないが、スタミナドリンクを飲む事で一気に回復させられる。

TRADE
 Trade自体は基本的に会話が出来るならば誰とでも可能(会話ウインドウの下のTradeを押下)。大半の物は市場価格というのが固定されているようで、幾つかの例外を除いては価格差は無い。だから移動中に重くなったらその辺のNPCに品物を売ってしまう事は出来るが、そのNPCの所持金以上は買って貰えない。それ程大金を持っているNPCは存在しないので大量に捌くのは無理。

 品揃えが豊富で買い取り金額に制限が無く、誰にでもアクセス出来る場所は3軒存在しており、それぞれに品揃えが異なるし珍しい物については価格も異なっていたりする。特定の場所にしかない物も有り。また店の商品は若干ランダムに変化するので、買おうと考えていた品物がいざ来て見たら無かったというケースも有り得る。他に珍しい物を購入可能な場所を2軒存在を確認しているが、それぞれ特定のFactionのテリトリー内に有るので条件を満たさないとアクセスは出来ない。

ARTIFACTS
 ArtifactとはZoneの内部に発生した異常空間であるAnomaliesにより生み出された不思議な能力を持った未知のアイテム(物質)であり、Zone内で金儲けを企むStlaker達にとってはこれを集めて売り捌くのが基本となっている。全部で20種類以上存在しており、各Anomaliesの種類によって生み出されるタイプが異なる。価値としても非常にレアで高価な物から、ポピュラーで安い物まで様々。通常はマップ内で宙に浮いて揺れながら存在しているので見付け易いし単に拾えば良いのだが、近くにAnomaliesが存在しているので容易には近付けないというケースも多々ある。極めてレアな物は誰かと取引するとか、隠されているのを見付け出すとかも必要になってくる。

 ゲーム上ではArtifactは一種のパワーアップアイテムの役割を果たし、ベルトに5個まで同時に装着が可能で能力に応じた力を発揮する。具体的にはArmorの8つの項目に修正を加えるようになっており、Artifactによってその効力は異なる。しかしほとんどの物は同時に他のパラメータにマイナス修正を加えるという代償を支払わないとならず、その選択は結構難しい。

STASH
 隠し場所の意味で一般的に言うシークレットに近い。マップ内の様々な場所に隠し場所が存在しており、それは見た目的に箱やバッグの様にすぐ判る物も有れば、それが隠し場所とは言われないと判らないというタイプの物まで有る。ゲームのシステムとしては、死体を探ると音が鳴ってPDAマークが点滅する事があり、それは死体のNPCが使っていたStashをPDAから確認したという意味になる。マップ上に紫色の印とどんな形状の物に隠して有るのかが表示されるので、後でその場所に行って隠して有るオブジェクトをUSEすれば中のアイテムが手に入る。
 ちょっとややこしいのは、通常の意味でのシークレットとStashの両方が存在している点。普通いかにもな場所に隠れているケース等を開ければ何等かのアイテムが出て来たりするし、実際にこのゲームでもシークレットとしてそういう発見は有るのだが、多くの場所はStashとして登録されているので、死体をUseしてPDAに登録される前にそこを探り当てても何も入っていないという事が多い。

ITEM
 食事の概念が有り、空腹のマークが出た状態で放って置くとHPが落ち始める。ただこれは急ではないのでそれ程気に掛ける必要は無い。

 フラッシュライトはデフォルトで装備しており使用時間制限も無い。Nightvisionについてはスーツに機能として組み込まれているので、対応したスーツを着れば使用可能になる。

情 報 関 連

PDA
 常に携帯している通信端末で、これを使って離れた場所の相手から連絡を受けたりする。こちら側から能動的に使ったりは出来ない。項目別に分かれており切り替えて使用する。

TASK: 現在の受けているクエストの内容と進行状況の表示
MAP: マップを表示。拡大・縮小も可能。重要なポイントには印が付けられるようになっている。
DIARY: 本人の日記及び他のNPCとの会話のログを保管している
CONTACTS: コンタクトしたNPCの一覧
RANKING: Zone内のSTALKERのポイントによるランキング一覧。本人とベスト20位までを表示する。
STATISTICS: 敵を倒した数やその種類等のステータス表示
ENCYCLOPEDIA: 様々な項目の知識一覧。大抵の事はここで参照可能。

HUD
 画面上にはMinimapが表示されており、凡その目標の方向等は確認可能。目的地点は緑色で表示され、高さが異なる場合にはその旨の表示も成される。それと敵の位置は自分から見えている箇所に居ない限りは表示されないが、その数に付いてはマップに表示されるので近くに他のStalkerが何人存在するというのは確認可能。PDAを持っていないモンスター系は当然反応しない。

 NPCの自分への感情は色として識別が可能なので(赤は敵対・黄色は中立・緑は友人)、着ているスーツでは見分けが付かない際には遠くから Binocularで色を確認する事も出来る。


HAZARD

RADIATION
 現地は放射能汚染が残っており、一般的に中心部に近付けば近付くほどその汚染度は高くなる。プレイヤーはガイガー・カウンターを装備しており、放射能に近くなると「ジジジ.....」といった感じの音で知らせてくれる。通常視覚的には何も判断出来ないが、強烈な地域では白飛びした様なエフェクトが生じるようになっている。放射能が弱い内は別に問題は無いのだが、被爆量が一定値を超えると画面上に警告マークが表示されるようになり、これは緑>黄色>赤へと上昇して行く(細かくはInventory内の黄色いRadiationバーの値で確認可能)。最大の赤になると危険を表示するメッセージが出るが、このレベルになるとHPもドンドン減少するのですぐに対応しないと死んでしまう危険性が高い。

 対応策としてはまずは基本的にその場所を離れてカウンターが鳴らない場所へと移動する。そのまま待っていればRAD値は減って行くのだが、既に高い値の場合にはHPも同時に減るのでRAD値が下がる前に死んでしまう可能性も有る。また戦闘中だとそう悠長には待っていられない。一時的にMedikitでHPのみを治すというのが効果が低いが安上がり。Scientist用の黄色いMedikitならRAD除去と同時にHPも回復するのでこちらは効果が高い。
 ウオッカを飲む事でRAD値は下げられるが、効果は低いので初期段階にしか役に立たない。しかも連続して飲むと酔ってしまい視界が揺れたりするという副作用も出てしまう。またこれは重いのであまり大量には持ちたくないアイテムでも有る。効果的なのは回復用のドラッグとなり、これは適用すればRADを一気に下げる事が可能である。

 しかし短いインターバルで次々に対処アイテムを使って行くのでは数が大量に必要だし、適用作業に手間が掛かるので戦闘への悪影響も出て来る。そこで強い放射能汚染地域を通るにはもっと根本的な対策が必要となってくる。一つは強いRAD耐性を持ったスーツを着用する事で、例えば科学者用のスーツは強い防護服となってくれる。このデメリットは弾丸の防護能力が戦闘向けのスーツに比較すると一般的には低目である点。
 もう一つはArtifaactを使う事で、放射能への耐性を上げてくれる物を装着して使う。こちらの問題はArtifactの持つ副作用により別のパラメータに悪影響が出てしまう点。いずれにしろ発電所に近付いて行くゲーム終盤に向けては対策を講じないと戦闘以前に前に進めないという状況にもなりかねない。

ANOMALIES
 物理法則を無視したかの様な謎の障害物。物によっては空気が歪んで見えたりと判り易い物も存在するが、中には相当注意しないと判らないというタイプも有る。プレイヤーは無限にボルトを所持しており、これを投げ込んでその反応を見るという確認方法が用意されている。それぞれにダメージを与えるが、そのダメージ量は着ているスーツの各種ダメージに対する防御力のパラメータにより変化する。もしそのAnomaliesに対しての防御力が高いならば突っ込んで行っても軽いダメージで済むし、耐性が低い際には即死する可能性も有る。

*Fruit Punch
 緑色でAcidによるダメージを与える。視覚的には非常に判り易い。

*Springboard
  重力が狂ったフィールドで、近付いた物にショックによるダメージを与える。空気の歪みにより確認するが暗いと分かり難い。

*Electro
 電撃を放つ物で数は少ない。視覚的には非常に分かり易い。

*Burnt Fuzz
 植物のAnomaliesで、近付いた物に近くの物質を投げ付ける。ゆっくりと移動すれば反応しない。

*Vortex
 重力による物だが、こちらは中心部に引き付けて潰す事でダメージを与える。大気の歪みで判断する。

*Whirlgig
 竜巻の様に近付いた物を巻き上げる物で非常に危険。巻き込まれると脱出は難しい。

*Burner
 炎を噴出するタイプ。微妙な大気の乱れで判断するしかない為に、噴出している所を見ていない場合には確認が相当難しい。

WEAPON
 武器は全部で30種類以上存在しており、Pistol, Shotgun, Assault Rifle, Heavy Weapon, Sniper Rifleというグループ分けがされている。実銃をモデルにしており(ライセンスの問題で名前は変えている模様)、舞台は近未来だが特殊な能力を持ったSFタイプの兵器は一部の例外を除いては存在していない。以下は全てでは無いがリスト。

Kora 919 / Black Kite / Fort 12mk2 / PB/S / SIP-t M200 /Walker P9m
Sawn-of Shotgun(BM17) / SPSA 14 / Chaser 13
Obokan / Viper 5 / AKM74/2 / TRs 301 / VLA
GP37 / Tunder S14 / IL86 / SGI 5K /
Vintar BC / SVDm2 / SVUmk2
Bulldog 6 / RPG-7u


 武器数は非常に多いが重量制限の概念が有るので同時に持ち運べる数は限られており、また発見するのに苦労する物も有るので全てを見つけ出すのは困難というようになっているので、実質クリアまでに良く使う武器の数はそれ程多くはない。

 性能はHandling / Damage / Rate of Fire / Accuracy / Conditionの5つの項目で表示される。最後のConditionは武器の状態を表し、これが低い物は使用中にジャムを起したりする(リロードの必要有り)。当然Conditionが悪い物ほど買い取り価格も安くなる。銃は使用する程劣化して行くが、それ程急激ではないのでレアな武器をずっと使い続けるのでもない限りは大きな問題とはならないようになっている。

 一部の武器はScopeを装着する事が可能で、これは右クリックしてメニューに出れば改造出来る。他に通常タイプが改造されたレアな武器も存在している(上矢印付きのアイコンが付いている)。様々な改造が出来るという話だったが、実際には改造要素はほとんど含まれていないと言って良いレベルに終わっている。

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