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シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度はTourist / Easy / Normal / Hard / Serious / Mental の六種類。最上位のMentalはゲームをSeriousでクリアしないとアンロックされない。プレイ途中での難易度変更は出来ない。

 アンロックされたチャプターは一覧から難易度を選択してリプレイが可能。ゲーム途中で難易度を変更するにはこの方法を使う。このアンロックはCo-opでも行われるが、途中のチャプターを飛ばしていて抜けがあると不可となる。(CH2までアンロックしていて、Co-opでCH3から最後までプレイしてもダメという意味)。


セーブ&ロード
 任意の場所でのセーブが可能で、クイックセーブも制限無く行える。オートセーブ機能も持っており(オフにも出来る)、デフォルトではクイックセーブと合わせて履歴を10個保存してくれる。この履歴数は変更可能だが、10個の次は100個と極端である。なおオートセーブはプレイヤーのステータスが瀕死の状態だと、詰みを防ぐ為に行われないケースもあるので注意。

 それと履歴は古い物から順に消えて行ってしまうので、少なくともマップの先頭辺り等で定期的に行っておく事をお勧めする。履歴数が10の設定でどこに戻っても詰みというケースは高難易度でも稀だとは思うのだが、チャプター選択からやり直す際には獲得していたシークレット武器等が消えてしまうので、それを考えるとマップ初期の状態を保存しておいてそこからやり直す方が良いだろう。


OBJECTIVES
 シリーズでは御馴染みのNETRICSAにアクセス出来るが、非常におおまかな指示しか与えられないので、これまでに比べるとやるべき事は解り難い。マップ機能や方向ガイド等も無い。これまでの作品ではそれでも特に問題は無かったのだが、今回は迷い易いエリアも存在しており、進行方向が解らなくなるケースも有り得る。


EXTRAS
 Steam実績に対応しており、現在は日本語化もされている。

 特典として期間限定のマルチプレイ用スキン等がリリースされている。現時点では具体的なDLCのアナウンスは無し。


英語
 字幕機能あり。

BASICS

*一人称と三人称を自由に切り替え可能
*全ての武器を持ち運べる
*移動や連射による照準の開き(正確性の減少)の概念は無し
*マニュアル操作によるリロードを行える武器がハンドガン以外に導入されている
*敵の攻撃方向を表示する機能有り
*照準の色で敵のHPが現在どの程度かを知る事が出来る
*照準の形状を選択可能

*スプリントが可能になっており、スタミナの概念無しに幾らでも走り続けられる
*低い障害物の前で自動的に乗り越えるAuto JumpをON/OFF設定可能
*(SS2における)ビークルに乗って戦うというシーンはBFEでは無し
*フラッシュライトは暗い場所で自動的に点ける仕様
*ゴア表示方法には従来のHippie(花)の他にKids(お菓子等)が加わっている

*アイテム類はハイライト表示されるので遠くからでも解り易い(赤:ヘルス, 青:アーマー, 黄色:弾薬, 緑:武器, 紫: アイテム)
*HPはヘルスとアーマーでの管理となり、難易度Normal以上では標準最大値は各100
*メガヘルスや小さなアーマー等を取得すると値を100以上にも出来る。最大値はNormal以上では200。
*新しいチャプターに入った際に、ヘルス&アーマーが設定されている基準値以下ならそこまでは復帰する


 プレイ動画公開当時、アイアンサイトの導入?としてちょっと騒がれたが、実質的には単なるズーム機能でありアイアンサイトの概念は希薄である。広大なマップで遠くの敵をより視覚的に狙い易いようにする為の機能と考えた方が良いだろう。この視点に出来るのは(例外を除くと)ハンドガンとアサルトライフルだけであり、他の武器は腰撃ちモードのみ。アイアンサイトにしないと命中率が著しく落ちるという設定ではなく、昔ながらのアクションFPSとして腰撃ちであろうが弾は照準の場所に飛んでいくという仕様。アイアンサイトに出来る武器では使用した方が確かに命中率は増すのだが、よっぽど遠くの敵でも無い限りは腰撃ちでも十分に当てられる。


 新規に加わったのがMelee(近接攻撃)の要素。これは以前のナイフやチェンソー等を使った普通の近接攻撃の意味では無く、専用の発動キーを押して行う特別なアニメーションでの一撃必殺攻撃を指す。発動させられるのは画面上に“melee”のメッセージが出た時であり、そのタイミングで発動キーを押下すれば自動的に敵によって異なる近接攻撃のアニメーションが実行される。Gnaarならば目玉をくり抜く, Beheaded Rocketeerならば心臓を抜き出す, 小サソリならば首折り等。

 この攻撃を行える敵は限定されており、またその発動タイミングも異なる。兵士系やクモの様に発動範囲が広くて簡単に行える敵もいれば、KleerやGnaarの様にタイミングがシビアなタイプもいる。ここで一つの問題点として、兵士やクモは3m位の距離でも発動が可能なので、それを行うとサムが瞬間的にテレポートしたような感じで攻撃が決まるのでかなり不自然である。(特にクモなどは天井や壁面に居ても発動させられるで余計にそう見える)。

 このMeleeは一撃で敵を倒せるし、弾薬の節約にもなるので役には立つのだが、攻撃発動アニメーションの間でもダメージを受けてしまうので、周囲を敵に囲まれた状態では使い辛い。近接攻撃による被ダメージが高目の設定なので、悠長に連続して行っていると一気にヘルスを削られてしまう事になる。

・兵士類に対してはサムがアサルトライフルやショットガンを持っている時は単なる蹴り攻撃となり、一時的に倒すだけでダメージは与えられない
・Gnaarへの近接攻撃などは、発動した瞬間に右クリックで攻撃アニメーションの時間を短縮出来る
・近接攻撃にて奪ったKleerの首等は、敵に投げ付けてダメージを与えられる
・Scrapjackはロケット以上の兵器で一時的にスタン状態にしないとMelee攻撃を発動出来ない


WEAPONS
 登場する武器は全部で13種類と多目。旧作のThe First EncounterThe Second Enconuterでも御馴染みの武器に加えて、新しい物が数点加わっている(SS2はちょっと毛色が異なるので比較対象外)。カットされた武器としてはナイフ, チェンソー, 火炎放射器, Serious Bombが無くなっている。


◎Sledgehammer
 今回唯一の打撃攻撃用武器。オブジェクト類を破壊するのにも使える。通常移動時は大きなモーションで振りかぶって打ち下ろすので時間が掛かるが、敵が周囲に居ると自動的に構え体勢となり攻撃をすぐに繰り出せるようになる。

 攻撃方法は三種類。上から下へと素早く振り下ろす通常攻撃。右クリック攻撃では、やや速度は遅くなるが右から左へと水平に振り、横に並んだ敵を一気に倒す事が出来る。もう一つはリロードキーを押す事で、ゆっくりではあるがサムが360度回転する攻撃を繰り出し、周囲を囲んでいる敵を一掃出来る。それと他の銃器とは異なりスプリント中でも攻撃出来る点も強み。また場所は限定的だがステルス武器としての意味合いも持ち、クモの卵が有るエリアでは銃を撃つと孵ってしまうのでそれを防ぐのにも役立つ。

 ダメージは130と強大で、マイナー系の敵なら一撃で倒す事が出来る。Kleerでもタイミングを合わせれば跳びかかられる前に倒せるので、慣れるとかなり使い勝手の良い武器となっている。TSEでもチェンソーという強力な武器が有ったのだが、もっとプレイヤーのスキルを要求するタイプの物としてこのハンマーが導入されたという一面も持っている。


◎SOP38 Pistol
 マガジンあたり10発のハンドガン。二丁拳銃スタイルから変更された。弾数無限なのは共通。アイアンサイトを使える武器だが、使用場所は他の武器及び弾薬が無い時くらいしかない。ただ一発の威力はアサルトライフルよりも強いので、Kamikazeの突進を一時的にスタン状態にして止めるのには役立つ。


◎12 Gauge Pump-Action Shotgun
 10発装填のショットガン。威力は弱いが散りが少ないので、中距離程度までの弱い敵に対しては使える。リロード可能。


◎Double Barrel Coach Gun
 これが無いと始まらない二連装のショットガン。近距離では高い威力を持ち、引き付ければKleerやGnaar等を一撃で倒せる。その代わり離れた敵には当たらない。巨大な敵でも近付けば散弾が全弾当たるので、非常手段としては一応使える。


◎M29 Infantry Assault Rifle
 これまでのトミーガンに変わって登場するアサルトライフル。一番の違いはリロードの有無で、携帯可能弾数は500発と変わらないが、40発撃つ毎にリロード動作が入ってしまうので迫って来る大量の敵相手には弱体化したと言える。一方でアイアンサイトを持ち遠距離の敵は狙い易くなったのはプラス点。連射速度は早いし弾薬も比較的豊富なので、他の武器の弾を節約する為に離れた場所からタフな敵を倒すのにも使える。


◎XPML21 Rocket Launcher
 これまでと使い勝手は一緒のロケットランチャー。一発100ダメージなので、Kleerを含めて大量湧き系の敵は一発で倒せるし、固まっている場合にはスプラッシュダメージも期待出来る。だが反対に接近されると自分もこのスプラッシュダメージを喰らってしまうので使い辛くなり、使用中に近距離に入り込まれると危険となる。

 連射速度は高いが弾速は遅いという特徴があって、他で詳しく説明するがこの弾速の遅さが今回は大きな欠点となってしまっている。より強力な武器が加わったのもあって、相対的な価値は減少した武器と言えよう。しかし逆に今回はこのロケット弾を無限補給出来るコンテナが用意されており、これを繰り返し利用する事でロケットを乱発可能な箇所では使える武器に様変わりしたりもする。


◎XM-214-A Minigun
 リロード無しで500発の弾を高速で撃ち尽くす強力兵器。他のゲームにおける銃身や弾のブレも無いので正確性も高い。大量に押し寄せる敵のウェーブに対して大変有効な武器である。


◎C-4 Demolition Charge
 左クリックで投げて、右クリックで爆発させるC4チャージ。持った状態で敵に近付くとその体に赤いホログラムが表示され、目掛けて投げればそこに貼り付けられる。10個まで携帯出来て、大量に投げておいてから一気に爆発させる事も出来る。一発当たり200ダメージに加えて広範囲にスプラッシュダメージを与えるので、敵の群れを一気に片付けるのに有効な武器。しかしあまり遠くまでは投げられないので、ひたすらこれだけで迫って来る敵に対抗するというのは困難。どちらかというと敵がどういう風に湧いてくるのか既に解っている地点で、事前に仕掛けておいて爆発させるという使い方の方が向いている。

 これも無限補給コンテナが存在しており、繰り返し補給しては大量に投げ付ける事も出来る。欠点としてそのダメージの大きさ故に、自分の近くで爆発させてしまうとほぼ即死となる。思った所に正確には投げ難く、また小さいので何所に落ちたのかが解らない時もある為に、跳ね返ったりした物が自分の近くに落ちたのに気付かずに爆発させてしまう事も。

WEAPONS(続)

◎Sirian Mutilator
 Siriansの使用していたアーティファクト。電磁ムチの様な武器で中距離程度までの敵を自動的に捕らえ、そのまま押し続けてチャージする事でバラバラに引き裂く事が出来る。固まっている場合には複数の敵を同時に倒す事も可能。チャージ中に左手の円盤中央の赤いランプが点灯したら離せば処刑が実行されるが(或いは発する音で判る)、そのまま押し続けていても数秒後には自動実行される。青い色がオーバーヒートを示し、このゲージが一杯になるとクールダウンされるまでしばらく使えなくなる

 エネルギーはリチャージ式で何回でも使える上に威力も高いので、敵の数が少ない時には非常に強力な武器となるし(牛辺りでもかなり有効)、使っていて面白い新武器である。弱点は大型の敵には相当ダメージを与えた後で無いと処刑が行えず、逆にムチを引っ張られて近くまで引き寄せられてしまう。


◎AS-24 Devastator
 これも新兵器。オートマチック・ショットガンと説明されているが、実際には爆発性のシェルを飛ばす兵器である。一発のダメージはロケットの1.5倍で、且つ最大所持数も100発と倍。その弾はほぼ直撃というレベルの高速さで、また真っ直ぐに飛ぶので遠くの敵にも当て易く、弾速の遅いロケットでは当て難い動くタイプの敵に対しても有効である。連射速度も速い方なので、HPの高い大型の敵を一気に倒すのに大変に役立つ武器となっている。普通のFPSに持ち込んだらバランスブレイカーになりそうなほど強力で使い易い武器であり、裏を返せばこれを使わないと対抗出来ないレベルの数の敵が出現するという意味でもある。

 ただし弾薬はロケットよりもレアであり、主に敵の攻撃が激しい所に固まっておいてある。欠点としてはスプラッシュダメージの範囲とダメージがロケットよりも上なので、固まっている相手には更に効果的となるが、近距離戦では自分が危険に曝されるので要注意。


◎SBC Cannon
 今回も最強兵器となるキャノン砲。一発500ダメージなので大抵の敵は一発で倒せるし、縦に並んだ敵の群れを貫通させるのにも有効である。チャージして撃てば1.5倍のダメージの上に、弾速と貫通力をも上げられる。

 だがSS3では上記の様に強力な武器が何点か追加された分キャノンの出番は減らされており、従来の半分から1/3程度しか使えるシーン(弾が置いてあって大量に使う事を前提としたエリア)は無くなっている。



 最後に今回はこれまで御馴染みだったレーザーガンとスナイパーライフルが標準武器から外されている。これはどういう意味かと言うと、この二つの武器及びその弾薬はシークレットにしか置かれていない。そしてそのシークレットの発見は簡単とは言えないレベルの為に、プレイヤーによっては最後まで発見せずに終わってしまう可能性もある。武器本体の方はレーザーガンが5箇所、スナイパーライフルが3箇所で入手可能だそうだが、個人的には初回プレイにてレーザーガンの場所を二箇所発見しただけで、スナイパーライフルの方は最後まで見付けられなかった。仮に見付けたとしても、同じくシークレットに隠されている弾薬を見付けないとあまり使えないし、全部見付けたとしてもそれ程大量の弾薬が手に入る訳では無いという設定。

 この点について「なんで無くしたのか」という不満が各種掲示板にて挙げられており、私としてもスナイパーライフルはともかくレーザーガンは外して欲しくなかったという感想である。なおこれは本当なのか確証は無いのだが、そういった議論の中で「もともと今回は二つの武器は無しという形で製作されていたのだが、途中でやはり入れようという話になった(テスターからのリアクション?)。しかし既にマップのデザインやバランス調整がそれ無しで行われてしまっていた為に、妥協案としてシークレットでしか取れない武器として導入されている。」という情報も見掛けた。


◎XL2 Lasergun
 性能等は以前と同じ。比較的見付け易いシークレットが一箇所有るのでスナイパーライフルよりは入手は容易と思うが、弾薬の方もシークレットから見付けないとならず、こちらもまた難しい物が多いので私としてはあまり使い所が無かった。


◎RAPTOR Sniper Rifle
 入手可能箇所も弾薬も少ない為に、全部見付けてもそれ程は撃てないという事になっている。何所に在るのかは後にムービー等で確認したが、かなり発見の難易度は高いと思われる。


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