シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度はTourist / Easy / Normal / Hard / Serious / Mental の六種類。MentalはSeriousをクリアしないとアンロックされない(これはCoopでのクリアでも適用される)。難易度が上がるほど受けるダメージが大きくなるだけではなく、出現する敵の数自体が大きく変化するという設定になっている。 プレイ中に難易度を任意に変更する事は出来ないが、クリアしたマップはCustom Levelに登録されて何時でも単体でプレイが可能になるので、これを呼び出して現在のマップを選択し、難易度を変更してマップの最初からやり直すというのは可能。以後はそのままの難易度で進めて行けるので、再度戻したければまたここから選んで難易度を変えてやれば良い。ただしCustomから選択するとそこまでに加算されてきた得点はリセットされてしまうし、武器等の状況はデフォルトに戻されてしまう。 難易度別の設定はTFEと同じなのでデータ類はそちらを見て欲しい。 セーブ&ロード セーブは制限なく自由に行える仕様。クイックセーブの履歴を8個まで取っておけるようになっていて、誤って変な場所でセーブしてしまい先に進めなくなってしまうという問題が起きないように考慮されている。短い間隔で気軽にクイックセーブしておいて、直前の物からではダメだとなったら過去8回分までの一覧から好きな場所まで戻ってやり直す事が出来る訳だ。それとオートセーブ機能も持っており、これを設定でONにしておくと区切りの部分で勝手にセーブしてくれる。 OBJECTIVES NETRICSAという脳内コンピュータにアクセス可能。これで敵や武器の情報といった物から、謎解きのヒントまでもらえたりするので、基本的にはこれにアクセスすればやるべき事は解る。なおある種の場所(主に開かない扉)ではその前に立って“Analize”の表示が出るポイントでUSEキーを押さないと分析結果が出ない事があるのを忘れない様に。進行方向指示やミニマップ機能等は無し。ただし迷う様なデザインのゲームでは無い。 英語 字幕機能は無し。今回はTFEに比べるとNETRICSAから提示されるヒントを読んで理解するのが重要となっており、完全に英語を無視すると進めなくなって困るというケースも有り得る。 |
新要素(武器) |
今回武器が3種類増えているのでそれの解説。合わせて一応パワーアップ用アイテムとして扱われているSerious
Bombを武器扱いでこちらに載せている。 ◎Bonecracker'P-Lah Chainsaw 燃料無しで無限に使えるチェンソー。画面上の見た目よりもリーチが長く、ある程度離れた状態から切り付ける事が出来る。また威力も強大で雑魚クラスならば一撃で肉片と化す。前作では上手くタイミングを掴んで使えば強力な武器としてナイフがあった訳だが、それのより使えるバージョンの近接武器という感じ。KleerやPumpkinレベルでも数が少なければこれで十分戦える。それと便利な使い方として緑の誘導弾を落とすのに役に立つ。敵の居場所を突き止めるまでこれで払い落としながら探せるので重宝する。 ◎Raptor 16mm Sniper 非常に強力なスナイパーライフル。マウスボタンでアナログ式&キーにて3段階にズーム可能。今回は非常に遠距離に敵がいる事が多くなっているので、この武器の出番は多い。遠くから大量にやって来る敵を出来るだけ早い時期に倒しておくのにも役に立つ。大抵の敵を一撃で葬り去る事が出来る威力を持ち、猛牛でも一発で仕留められる。 ただし連射性能はあまり良くなく、また当然使用中は近距離は見えなくなるので囲まれている際には注意が必要となる。弾薬もそれほど多くはないので、これが無いと辛いという場合に備えて無駄使いは避けるべき。それとスコープを覗いていない場合でも撃てるが、こちらはかなり威力が落ちてしまうようになっている。 ◎XOP Flamethrower 今回最もゲーム性に強く影響を及ぼしているのがこの武器。様々な意味で強力である。まず横方向への広がりはそれほど無いのだが、前方に対してはかなりの距離まで届くので敵にそれほど接近する必要が無い。そして一度点火すれば引き続いてダメージを与え続けるので、自分は逃げていればその内に敵が力尽きて倒れるのを待てる。もちろん一度で倒せるかは浴びせた程度によるのだが、この威力が想像していたよりも相当強力である。 そして一番の強みはその威力の割には弾薬(燃料)が豊富な事。キャノン等の強力な武器は弾薬がそれほど手に入らないというシステムでバランスを取っている中、この武器は威力が強い割には燃料がやたらと手に入る。その為おそらくTSEおいて最も使用頻度の高い武器は誰でもこれになると思う。例えば前作では弾薬節約の為にミニガンやレーザーを温存して(或いは序盤では武器が無いので)、ショットガン等でKleerやKamikazeを相手にしないとならない場面も多かったが、今作ではこの武器でそれがほとんど間に合ってしまう感じである。Kleer相手ならば避けながらアバウトに炎を浴びせているだけで10や20匹程度ならばこれで十分扱えるし(避けているだけでどんどん火の点いた物から死んで行くので)、Kamikazeもダメージ圏外からこれで簡単に爆破させられる。動きの捉えにくい空飛ぶHarpyさえも広がる炎で一網打尽という感じ。あまりにも強力過ぎるのでちょっと問題があるのではと感じてしまう程の武器となっている。 ◎Serious Bomb アイテム扱いだが持ち運べて好きな時に使用可能なので武器として取りあげた。使用すると画面が真っ白になる位の爆発が生じて、周囲の敵を一瞬にして全滅させるだけの威力がある。解説によると効果の範囲は周囲200M程度で、その圏内にいた敵は全て倒す事が出来る。“画面内”の敵全てが倒せる訳では無いので使う時は出来るだけ敵の集団に近付いた方が良い。それとボスには全く効果が無いので念の為。 数的にはかなり希少でありNormalだと全体で10個位か。一度に持ち運べるのも3個までである。だがシークレットとかではなくて普通に通り道に有るので見逃す可能性はあまり無い。それと今回は世界が変わると所持武器や弾薬はリセットされてしまうのだが(テレポーターが運べないので)、このSerious Bombだけは一緒に次の時代へと持って行く事が出来る。 当然の如く非常に便利な武器ではあるのだが、実際に使ってみると味気無いというかあまり面白い物でも無いという印象。確かに大量の敵を一撃で倒せるが自分で武器を撃っている訳では無いから、ある意味敵が出て来なかったのと同じ事になり、結果的にゲームとしては詰まらないのである(チートのGODモードに近いとも言える)。自分の力で何とかなるのならばわざわざこれを使おうと考える人も少ないと思うし、そういう意味ではNormalだと本当に必要になりそうなのは最後のマップ位だ。意味があるとすれば更に高い難易度でのプレイか、このゲームでの特殊環境化での戦闘がどうしても上手く行かないのでクリア出来ない人が使う場合位だろう。総合的に見て上手く機能していないアイテム(武器)という感想。 |
新 要 素 |
まずは追加されたモンスターから。 ・Cucurbito the Pumpkin 20世紀にタイムトラベルしたMentalのエンジニアが集めて来たメディアから生み出された怪物。a CD from a band whose name had something to do with destroying vegetables(Smashing Pumpkinsの事) , a movie featuring Brut Reynolds and a grinning banjo player(「脱出」の事だろう)、an old copy of Lumberjack Digest(実在するのか知らないが「木こりマガジン」?)とある。 カボチャ頭でチェンソーを持って猛スピードで突っ込んでくるのだが、反転する際に隙があるのでそれほど扱いにくい存在ではない。ただし集団で来られると厄介。また攻撃のダメージはかなり高目なので注意が必要。 ・Zumb'ul 粗暴さで知られるRas-ad-Nykの生物をMentalが専門教育機関にて育成した戦士。その機関の名前は20世紀の2丁拳銃使いのヒーローの名前に因んで“East Clintwood”と呼ばれている。その教えは「真面目に仕事(戦闘)をしないとその内に橋の写真を撮る様になってしまうぞ」という物(これは彼が監督主演した「マディソン郡の橋」の事)。 両手から2丁拳銃でミサイルを発射してくるのだが、発射間隔が長い代りに結構スピードが速いので他の敵に気を取られていると避け切れ無い場合も。あまり攻撃的では無いがそこそこタフなのでちょっと嫌な存在である。 ・Fiendian Reptiloid Demon 骸骨をクロムメッキしたデザインの悪魔。高速で一直線に飛んで来る火の玉を投げ付けてくる。この火の玉は破壊する事が出来ないのだが、直線的に飛んでくるし外れた後に宙を漂っている時間も短め。更に追尾機能が無いのでそれほど嫌な存在ではない。しかし比較的タフでありまた非常に遠方に現れる事が多いので、他の敵を扱いながらライフルで倒すのには骨が折れる。 ・Zorg Mercenary 元々戦闘能力が高く他の星を侵略していたのだが、ついうっかり自分達に扱える以上の星を征服してしまったので、ちょっと一息入れようと南国風の星でバカンスを楽しんでいたら日焼けし過ぎて皮膚が無くなってしまったという種族。非常に弱くてすぐに死んでしまうのだが、武器のレーザーは2連発でかなり高速なのでまとまって出てくると非常に嫌な存在である。他の強い敵を相手にしている内にどんどん体力を削られてしまう事もある。 ・Zorg Commander 運良く皮膚が無くならずに済んだ為に司令官に任命された上級種族。改良型のレーザーで攻撃してくる。 一応宣伝やマニュアル等で出ているのはここまで。他に最後の中世レベルに出てくる敵?がいるが、即死級の破壊力を持ったこいつには相当苦労させられる筈だ。それとモンスターのリストに載るTFEからの物で新しいタイプが他に一種類いるのだが、これはシークレット以外には出て来ない様である。同時に今回はかなり亜種モンスターの存在が目立つ。つまり本来の姿を変形させたりとか、異なった機能を持っていたりとかする物の事。前作でも一部見られたがSEでは更に種類が増えている。ただしこれまたシークレットにて出現する物が多いので全部を確認するのは難しいだろう。 ![]() ![]() ![]() アクションFPSでは御馴染みのパワーアップアイテムが3種類加わっている。これらは取る事によって一定時間効果が発動するタイプ。使用中はメーターが表示されて切れる直前には音で知らせてくれるという親切設計だ。これらのパワーアップはゲームの爽快感を高めて面白くしており、その分敵が増えているとは言え導入は成功しているという印象である。 *Serious Speed 取ると一定時間移動スピードがUPする(火を吹きながら移動する)。Kamikazeよりも速いのでこれを使えば敵の攻撃を全てかわす事も可能だ。ただしそれだけ攻撃の狙いは付けにくくなったりする欠点もある。どちらかというと攻撃というよりは戦略的な面での使い方が重要な感じで、例えば乱戦中に弾薬やアイテムを取りに行ったりするのに使うとか、非常に離れた場所に行くのに使うとか。 *Serious Damage 一定時間攻撃のダメージがUPする(体全体が燃える)。その代わりに自爆効果も同様にUPするので、Normal以上の難易度の場合はロケット&グレネードの使用には気を付けないとならない。これは取るタイミングが重要で、最初に使ってしまうと後で後悔したりとかにもなりかねない。 *Invulnerability 一定時間無敵になるアイテム(青く光る)。ONの状態では全く自分にダメージが入らなくなる。けれどもこれは凄くレアな存在で、シークレットを含めてもほとんど出て来ない(Normal)。それと「どうしてもここで欲しい」というような場所にはむしろ無い感じだ。 |