BASICS |
*武器類は全て携帯可能 *ALT Fireの機能は持っていない。ズームするには同じ武器キーを押下して行う。 *所持武器と弾薬のステータスは最後まで保存された状態で進んで行く *照準のサイズは移動や連射等では変化しない *アイアンサイト無し。ズーム機能はスナイパーライフルとアサルトライフルのみ可能。 *スプリントは無し。歩きと走りを切り替え可能。 *左右へのリーン動作は無し *MCAではより高く跳べるダブルジャンプが用意されている *リロード動作はあるなら入るが、リロードキーは無し *MCAと地上戦では名称は異なるが、HPはどちらもヘルスとアーマーで管理される。マップ内で見付けて補給するアイテム回復方式。 視点は一人称と三人称の切り替えが可能。しかし三人称視点ではカメラ位置が背後になるので、照準や敵が自分自身の体に隠れて見えなくなってしまうので実用的では無い。おそらくメックの姿を外部視点で確認可能にするのと、ビークルモード時や変形アニメーションを見せる為に用意されていると思われる。 Critical Hit(致命的打撃)という要素を持つ。ゲーマーには御馴染みの用語だが、これが発生すると画面上では紫色のエフェクトが掛かって通常よりも遥かに高いダメージを与えられる。更には自分のヘルス値が上昇するというボーナスも付加される。しかし逆に敵の攻撃によって自分側もこれを受けるケースが在る。 問題点というか一つ厄介なのは、どうすればこのクリティカルヒットが出せるのかがハッキリしない事。例えばヘッドショットによって大きなダメージ(時には即死)を与えられるのは常に一緒だが、これが必ずしもクリティカルヒットになる訳ではなく、異なる設定によって計算されている模様。胸の付近を撃つと出るケースも在るし、股間の辺りでも出たりする。またこれはメック相手でも同じ様に出るし、戦車等の兵器に対しても発生する。当時もネット上でいろいろと調べたのだが、明確な回答は得られなかった。 「確かに急所部位を狙うべきなのだが、有効判定が非常に小さいので出たりでなかったりが生じる」, 「使用武器によって発生箇所が異なる」, 「敵の種類によって発生箇所が異なる」, 「敵の隙を突いた瞬間のみ出る」, 「完全にランダムで一定確率で判定されているだけ」等々。いずれにせよ狙って出せる物では無いので、ヘルスが低い際に出して回復させようという風には使えない。 ゴアや流血は同エンジンのBlood IIと同様に非常に派手である。爆発等で人体は吹き飛ぶし、より大きな爆発となれば体が千切れて飛び散り、天井や壁に音を立ててバウンドしながら跳ねたりもする。ただし体のモデリングが原始的なので、バラバラになった体の部位が転がっていても残虐という印象はあまり無い。流血の方もそこらじゅうに飛び散ったりと量が多い。特にメックに乗って戦っている際に地上の人間を倒すと、地上戦と同じスケールで流血表現が行われてしまうので、豆粒の様なサイズの人間から何十人分もの血液が噴き出しているかの様に見えてしまう。 行動上の問題点を幾つか。ドアに挟まれてダメージを受ける事があり、時には即死するので注意していないとならない。ハシゴに張り付いての操作が難しく落下してしまったり、逆に特定のシチュエーションでは勢いよく登った際に上にぶつかってダメージを受ける事も。それとジャンプのタイミングが独特で、障害物の前で前進ジャンプをしようとするとそれにぶつかってしまう。よって少し後退してから行うか、先にジャンプして宙に浮いた瞬間に前進キーを押して前に乗っかるという風にしないとならない。 |
MCA |
MCAに乗り込んで操作するパートについて。MCAとは言っても通常のFPSと操作感は大して変わりなく、違いとすれば変形してのビークルモードを備えており、この状態では攻撃出来なくなるがその代わりに高速で移動可能になる。 全部で4タイプ用意されており、パラメーターの差としては最大アーマー, 移動速度, ビークルモード時の移動速度がある。軽量タイプの“Akuma”は移動速度が速いがアーマーが薄く、反対に重量級の“Predator”は移動が遅いがアーマーの最大値が高いといった設定。欠点はどれを選んでも大差がない事で、マルチプレイでは判らないがシングルプレイでは特に変化は感じられない。重量級のPredatorを選んでもスピードに不満が出る訳ではないので、単に装甲の厚いこれを選んでおけば有利という感想を持った。武器の使用制限とか、戦闘能力に差を付けるとか、もっと大幅に変えた方がリプレイ性を高める意味でも良かった様に感じる。 これは良いのか悪いのか微妙だが、搭乗するMCAを選択出来るシーンは三箇所しかなく、ストーリーの流れで話が続くケースでは、先ほど降りた物に再度乗り込むという選択肢しか無かったりする。よって長い間同じMCAに乗り続ける事にもなる。 仲間が付いて来るシーンも出て来るが、基本的に彼等は勝手に動き指示は出せない。AIの能力としてはかなり低く、勝手に進んであっという間に破壊されたりと頼りにはならない存在である。同じ場所を行ったり来たりやプレイヤーに付いて来るのみで、時にはそれが邪魔になったりもする。よってチームとしての戦闘の面白さは全くと言っていいほど持っていない。 様々なオブジェクトを破壊可能となっており、中でも車類は中からヘルスやアーマーが出てくるので破壊は重要となる。ただしこういったオブジェクト類の爆発は危険でもあり、周辺に車等がある場所で戦うと相当な爆破ダメージを喰らってしまう恐れがある。作戦として次々に誘爆させる事で敵のMCAや戦車に大ダメージを与える事も可能なのだが、その爆発が自分の近くまでにも達してしまう危険性も秘めている。それとこれは敵のMCAについても同様で、近距離戦で倒すとその爆発の際のダメージを受けてしまうので、倒す時の距離も考慮しておかないとならない。 武器は全部で9種類。パルスライフル, レーザー, スナイパーライフル等の一般的なタイプの他には、敵やオブジェクトに貼り付けると一定時間後に爆発するSpider, 4発の弾を分裂させてランダムに飛ばすBullgut, レイルガンの様に強力なエネルギーを直撃させるJuggernaut等が用意されている。各武器によるエフェクトが非常に派手なのが特徴で、それによる爽快感も高い。 対戦相手はMCAだけではなく歩兵も含まれ、HPは低いが小さいので見え難いし当て難いという面を持っている。ただ地表に居るなら踏み潰す事も可能だし、広範囲ダメージを持った武器なら簡単に倒せる。 MCAパートの面白さは派手な武器による攻撃での爽快感なのだが、同時にそこが大きな弱点にもなっている。難易度Normalでは簡単なバランスになっており、滅多に死なないので緊張感が足りない。そして途中で難易度を変える機能は持っていない。手応えがあるのはルート分岐後のMCA編くらいなので、こちらに行かなかった人は余計にそう感じられるだろう。 理由としては第一に異常に弾薬が多く、強い武器を連射可能という点。第二に即着弾系の武器が多いので、軌道を計算して当てないとならないという難しさがほぼ無い。更にスプラッシュダメージとオブジェクトの誘爆が加わるので、適当に敵の付近にバンバン撃っていれば倒せてしまう事も多々ある。第三にスナイパーライフルが強過ぎで、遠くからヘッドショットにて数発で倒せるのに弾薬は400発も持てる。ズームしない場合には威力が数分の一に落ちるのだが、連射速度が結構速くて相手に仰け反り動作も入るので、敵に初弾を当てさえすれば後は反撃させる事も無くそのまま倒せてしまう。 同時に戦闘がかなり大味でもある。エフェクトが派手なのが逆に問題となり、前が良く見えないので適当に攻撃するという風にもなりがち。それでも上に書いた様に広範囲ダメージや誘爆等で敵を倒せてしまったりする。敵MCAのAIも単純であり、その場から動かずに撃ってくるか突っ込んでくるだけというのが大半。一対一での駆け引きの様な面白味は持っておらず、地上戦における戦闘とあまり差が無いという風になっている。 |