STAR WARS REPUBLIC COMMANDO
09/07/28
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製作・販売: LucasArts
発売: 2005/03
日本代理店: エレクトロニック・アーツ
概 要 | LucauArtsが自社開発したスター・ウォーズの版権物となる部隊制FPS。映画本編の内容を直接扱ったものではなく、「エピソード2/クローンの攻撃」から「エピソード3/シスの復讐」の間に当たる時期に行われていた「クローン戦争」をテーマにしたゲームである。 「ナブーの戦い」に端を発した共和国と分離主義勢力との争いだが、共和国側では密かに史上最強と謳われる賞金稼ぎジャンゴ・フェットの遺伝子を利用して、惑星カミーノにおいて総勢20万体に及ぶクローン・トルーパー軍団を作り上げていた。このクローン兵士達が活躍する「ジオノーシスの戦い」以後の3年間に渡る戦いをクローン戦争と呼ぶ。 この「クローン戦争」は正編ではないが、ジョージ・ルーカスの指揮によりアニメ作品が制作されている。最初に「スター・ウォーズ クローン大戦」として2Dのアニメが放映。2008年にはスター・ウォーズ/クローン・ウォーズとして3DCGを使ったアニメとなり映画化。その後続編としてTVアニメ化も行われている。 ゲームではGCにて2003年にスター・ウォーズ クローン戦争が日本でも発売されている。他にはStar Wars: The Clone Wars - Lightsaber Duels, Star Wars: The Clone Wars - Jedi Allianceがクローン戦争をテーマにしたゲームとなる。 このSWRCは数あるスター・ウォーズのゲーム化作品の中でも特に原作色が薄い物として知られている。クローン兵士の戦いのみに焦点を絞っており、他のクローン戦争をテーマにしたアニメやゲームの様に、原作の主要なキャラクタを登場させてストーリーに絡ませる様な事はしていない。またライトセーバーやフォースは使えないし、テキストが流れる例のオープニングも出て来ない。よってスター・ウォーズの世界に浸りたいという人には向いていないが、逆に興味が無いという人でも問題無くプレイ出来るゲームである。 機種はXboxとPCでの発売。現時点(2009/07)では北米にて廉価版再発されており、またStar Wars: The Best of PCという5本のSWゲームをまとめたコンピレーション(左)の中にも収録されている。ダウンロード販売はSteam他で扱われている。 日本語版はスター・ウォーズ リパブリック コマンドとしてEAからリリース。日本語吹き替え版となる。サンプル音声はホームページで聞く事が出来る。 同じ世界観を用いたRepublic Commandoシリーズのノベルスが既に4冊ほどリリースされており(右)、こちらではオメガ小隊が主人公として活躍する。全ての作品にではないが、このゲームのデルタ小隊も登場するそうだ。 英語版では部隊の隊長であるプレイヤーの声はジャンゴ・フェット役のTemuera Morrisonが担当している。 隊長のシリアル番号である“38”は、ジョージ・ルーカスの処女作である「電子的迷宮/THX 1138 4EB」から採られている。 |
STORY | ストーリーは「ジオノーシスの戦い」や「キャッシークの戦い」を扱っているが、内容的にはオリジナルの設定を用いており、クローン戦争でのイベントに忠実に沿ったゲームではない。 プレイヤーはその優秀さ故にDelta Squadの隊長に任命されたRC-1138 (Boss)として、RC-1140 (Fixer), RC-1207 (Sev), RC-1262 (Scorch)と共に数々の重要なミッションに挑むという設定。 少し背景設定について書いておくと、クローン兵士であるはずの彼等の性格が個々に異なるのは、製造担当科学者達の間でも意外な結果として受け止められていた。彼等は全ての能力と性格を全く同じにしてこそのクローン兵士だと主張したが、ジャンゴ・フェットは「個々の性格や能力が異なっていた方が総合的な勢力としては強くなる」という意見を出し、最終的にはそれが採り入れられている。 同じく彼は「各人のアーマーにペイントする事で戦闘中に識別がし易くなるし、古来より装備にペイントにする事は兵士の士気を高める効果がある」と主張。その実験として選択されたのがこのゲームのDelta Squadという設定である。 |