シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度はEasy / Normal / Hardの三種類。途中での変更は出来ない。チャプター単位でのリプレイは可能で難易度選択も行えるが、このゲームのチャプターセレクトは一般的なゲームとは異なっている。 1.チャプター単位でのハイスコア達成を目的としているので、クリア後にはその都度メニューに戻ってしまい次のチャプターへと続行は出来ない 2.各チャプターがアンロックされるのはそこへの到達時では無く、そのチャプターのクリア後になる セーブ&ロード チェックポイントセーブ方式。セーブ箇所は一つだけでそれを上書きする方式。 レアケースではあるが、もし遭遇してしまうと大きな問題となる事項があるので説明。セーブポイントは一箇所だけなので、そのセーブが変なタイミングで行われたりすると詰んでしまう危険性がある。(実例としてはマップ外への落下死がセーブタイミングと重なってしまい、以後ロードしても落下状態から再開されてしまう。武器や弾薬をほぼ装備していない状態で難所の前にてセーブされてしまい詰み、等が報告されている)。ただしこれは同じシステムを持った他のゲームでも起こり得る事態である。 問題というのは、普通はそうなったら詰んでしまったチャプターの最初からやり直せば済むのだが、上に書いたようなリプレイシステムとなっている為に、(少なくとも初回プレイにおいては)そのチャプターの先頭からはやり直せず, 一つ前のチャプターから始めても次のチャプターには進めず, 難易度変更も出来ないとなっているので、キャンペーンを最初からやり直すしかないという最悪の状況に陥る。 対策としてはセーブデータのフォルダを定期的にバックアップするのが基本。起きてしまった際にはネット上で他人のセーブデータを探して使う, PC版であれば進行可能に出来る様なチートツール(Trainer)類を探すといった方法もある。 OBJECTIVES テキスト表示にて現在の目標を確認可能。マップ機能は備えていないが、次の目的地点や操作可能オブジェクトに関しては画面上に直接ガイド表示される。 EXTRAS 実績(トロフィー)はPC版には無し。ゲームを通しての細かな成績やデータは参照可能。プロパガンダ(各シンジケートの隠されたサブリミナル宣伝媒体)とビジネスカードを収集する目標が用意されており、各チャプターのセレクト画面でそこでの達成状況が見られる。 英語 字幕あり。ストーリーの内容を理解する為のプレイ中の英語量は平均的なレベルだが、集めたデータ類を見たりするInfobank内の英語量は多目。取りあえずゲームクリアについては英語を理解出来なくても大丈夫だと思う。 |
特 殊 能 力 |
主人公はチップを埋め込まれたエージェントなので、幾つかの特殊能力を使ったり、自己能力のアップグレードを行えるようになっている。 第一に基本能力のアップグレード。主にボス敵を倒した後などに、Chip-Ripと呼ばれる敵の体内からチップを抜き取るという行為が可能になる。これによって改造ポイントを各1ずつ獲得し、それを能力値の改造や獲得に使えるというシステム。このポイント獲得にはシークレットは無いらしく、ゲーム全体を通じて得られるのは計9ポイントのみ。 獲得可能な改造は全17個存在するので半分程度しか取れないのだが、各能力は相当大きな影響を及ぼす物が多いので、その選択は非常に重要という位置付けになる。それとこのポイントは振り直しが出来ない。チャプターのリプレイ時には全ポイントを振り直せるのだが、キャンペーンとは分離されているのでそのままキャンペーンを続行する事は不可能。 付け加えると選択画面にて隣り合っている能力を取ってリンクさせると、僅かだがヘルスの最大値が上昇するという効果がある。その分も含めてヘルス増加系の改造による増加分は下段のバーにて確認可能。 第二にブリーチ・アビリティー。通常のブリーチはブリーチキー(E)で行い、対象物に表示される青い進行バーが一杯になるまで押し続ければ成功する。効果は物によって異なり、端末へのハッキング, グレネード等の爆発物の無効化, タレットを自分の味方に付ける, 敵のバイオチップにダメージを与る等。なおこの時にブリーチスパイクというシステムがあって、バーの白く狭い部分でピタリとブリーチキーを離すのに成功すれば短時間でブリーチが成功する(GoWにおけるアクティブリロードと同じ)。 そしてその他に敵に対して行える特殊なアビリティーが3種類用意されている(数字キーの1〜3で選択)。どれもキャンペーンの早い段階で手に入る。 *Suicide ターゲットをグレネードで爆破自殺させる。上手く使えば周囲の敵を爆発に巻き込んで倒せる。 *Backfire 敵の銃の中の弾薬を暴発させる。ダメージを与えると共に短時間スタン状態に出来て、その間は二倍のダメージを与えられる。その適用人数は二人までだが、アップグレードで増加させる事も出来る。 *Persuade 敵を自分の味方に付けて一緒に戦わせる能力。一定時間経過or周囲の敵が居なくなったら銃で自殺する。 それぞれの使用にはエネルギー(アドレナリンを変換して得られる)が必要。主に敵を倒す事でエネルギーは充填され、これは全ての能力に適用されるが各能力によってそのレートが異なっており、次に使えるまでに必要な量は威力が高い物ほど多くなる。なおこのエネルギーは敵をヘッドショットしたり連続キル(Rampage)を達成する事でボーナスポイントが付加される様になっている。またはブリーチスパイクを成功させるとボーナスでエネルギーが補充されるというメリットもあり。それとアップグレードにて充填レートを上昇させるという改造も可能。 第三にDART Overlay。オンにする事で自身の反応速度が高速化し、時間がスローダウンしている様に感じられる能力。発動している間は敵に与えるダメージが10%増加し、被ダメージは10%低下するという効果がある。更に敵の位置, ブリーチ可能なターゲット, 武器や弾薬類の場所をハイライト表示といった効果も現れる。特に敵の位置は一度確認した相手ならば障害物越しでも確認可能になるという大きな利点を持つ。 発動エネルギーは自動回復方式で、敵を倒さなくても待っていれば何回でも補充される。これもまたアップグレードにて発動待ち時間の短縮や、発動時の効果を上げる改造が行える。 |
BASICS |
*一人称視点固定 *武器は二種類携帯出来る *二種の他に大型武器を手に持った状態で行動可能(他の武器に持ち替えるとその場に落とす) *発射モード切替あり *ズーム視点ではアイアンサイトを採用 *左右へのリーン操作は出来ない *照準は屈むと小さく, 連射や移動では広がり, 合うと赤になる *グレネードはフラグとEMPで4個所持可能。他にEMP地雷もある。 *グレネードは敵の投げた物をブリーチで無効化してから拾うという形で入手するケースが多い *スプリントはトグル式 *スプリント状態から屈みキーでスライディング *全ての武器が該当するのかは未検証だが、リロード中でも取りあえずは撃てる。スプリント中は不可。 *マップ外に落ちる等では死亡するが、通常のエリアでは落下ダメージはほとんど無い模様 *ヘルスは自動回復方式。アップグレードにてシールド能力を獲得する事も出来る。 カバー動作は限定的に可能。障害物の背後で屈むとカバーモードになり、そこからエイム操作をすると上方に身を乗り出して撃てる。左右から乗り出したり柱の陰でカバーに付いたりは不可。ただし左側の縁ギリギリで構えると、武器を反対向き(向かって左側)に構えたりは行える。障害物の前ではVault(乗り越え)も可能。それと床に隠れた巨大な直方体のサーバー類を操作して上昇させる事が可能で、これで一時的なカバーを作り出せるという要素を持つ(時間が経過するか、敵が逆に操作すると床に戻ってしまう)。 エイムアシスト機能を設定出来るが、このゲームではKB+マウス操作時でも有効になるという仕様。そしてその補正度は相当に大きいという印象であり、頭部付近をいい加減に撃っていても自動的にヘッドショットが決まるようである。コントローラー使用だと感触は変わってくるはずだが、オンにするべきかは切り替えながら試してみる事を推奨する。 近距離で打撃攻撃を成功させると(可能な距離ではメッセージが出る)、殴る, 頭突き, 蹴る, 踏み付ける等のランダムな処刑アニメーションが行われる。もし武器を所持していない状態で行うと、その倒した敵の武器をそのまま奪う事が出来る。 敵が落とした弾薬は自動的に拾うが、複数の弾薬が近くに落ちている時など上を通過しても続けて拾えないというケースがかなりあった。再度上を通る事で拾わないとならない。 攻撃命中時の流血表現は派手目だが、噴出して周囲に付着する血はそれ程ない。事前に用意されている死体やイベントでは大量の流血もあり。ゴアはショットガンやミニガン等にて特に顕著で、頭部は吹き飛び, ボディーは千切れ, 四肢は破損するが、頭や四肢が千切れた状態で残る事は無い(見本)。一方で死体は永久にかは未検証だが長時間消えない。なお一部で発禁処分を受けているが、死体は欠損するだけで千切れた部位は残らないし、警備員の様な普通の人間の格好をしている敵や一般人にはゴア要素は適用されない仕様。ゴアが生じるのはヘルメットにスーツという顔の見えない相手に限られるので、生身の人間がズタズタになる様なゲームに比べると残忍さは特に高くないと感じられた。他にはChip-ripの際に抜き取り工具を突き刺すシーンにて稀にグロ要素もあり。 |