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シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度はEasy, Medium, Hardから選択が可能。ゲーム途中での変更は出来ない。

 マップ単位のリプレイ機能は無いので、マップの最初の地点のオートセーブからやり直すしかない。難易度も変えられない。


セーブ&ロード
 クイックセーブも含めてセーブは任意に行える。マップの開始地点のみオートセーブが行われ、それ以外には自動でのセーブはされない。


OBJECTIVES
 TAB表示で現時点での目標は与えられる。前作とは異なりミニマップ機能は無い。

特 殊 能 力
 マニュアルに説明無し。F1でチュートリアルが見られるがこちらも詳細では無いと、あまり親切とは言えない状態。この特殊能力の説明に限らず、マップロード時に表示されるヒントは良く読んておいた方が良いだろう。

 UberSoldierの最大の特徴である特殊能力だが、この新作ではその能力は更に拡張されている。前作の事を知らない人もいると思うので基本的な点から解説しよう。


TIME SHIELD
 Karlは自らの周囲にTime Shield(TS)を張り巡らす能力を持っており、この能力に関しては1からの大きな変更点は無い。体の表面にではなく少し離れた周囲に半径1M程のドーム状に形成されるようになっている。画面左下に表示されたエネルギーが残っている限りは任意に発動・停止が可能。

*銃弾やグレネードの破片系のみを止める事が可能で、周囲のオブジェクトや人体には干渉しないで素通りする
*自分の銃弾もシールドの外側には飛ばなくなるので、この中に入って来た敵しか撃てなくなる
*シールド内部への人間の侵入を防ぐ事は出来ないので、入って来た敵に打撃攻撃を受ける可能性は残っている
*シールドのエネルギーは時間と共に減少するが、多くの弾を受け止めるほど減りは早くなる

 TS自体を使った攻撃方法は2種類。まずTSの表面で止まった状態の弾を、敵に近寄ってその体に接触させる事で撃ったのと同様のダメージを与える事が出来る。次にTSにはエネルギーが高い状態(白色)とノーマルの状態(青色)の二種類が存在し、白色の状態でTSを解除すれば表面に付いていた弾丸を自分の前方へと弾き飛ばして攻撃を行える。解除時にシールドが青の状態だと銃弾はそのまま下に落ちるのみ。

 大きく変わったのはシールドのエネルギーが自動リチャージになった点。前作の様に敵を倒してもエネルギーは溜まらないが、その代わりに待ちさえすれば幾らでも回復させられるようになった。


EMOTION SYSTEM

能 力  達成方法及びその効果 前作での効果
Anger  制限時間以内に3人の敵をヘッドショットで倒すと達成される。

 少量のXP(経験値)が与えられる。1-3P程度。
 シールドのエネルギーを通常よりも多く回復すると共に、シールドの高エネルギー状態(白色)の割合を増やす。
Rage  制限時間以内に3人の敵をナイフで倒すと達成される。

 多目のXP(経験値)が与えられる。4-6P程度。
 ヘルス(デフォルトでは100)の上限値が一回成功につき+2されて、これはゲーム終了までそのまま加算される。
Ubersniper  Angerの状態から1分以内に、更に4人目にヘッドショットを決める。

 周囲はスローモーション状態(残像+白く光る)になり、プレイヤーの移動速度は高速化。武器の正確性が著しくアップし、またその間は弾が減らなくなる。更に無敵状態となりダメージを受けなくなる。

 その間に倒した敵の数に応じてシールドのエネルギーがリチャージされる。
 存在しない
Berserker  Rageの状態から1分以内に、更に4人目をナイフで倒す。

 スローモーション(歪んでボヤけたエフェクト)で無敵状態。移動も高速化。この状態ではボス以外の敵はナイフの一撃で全て倒せるようになる。

 その間に倒した敵の分だけヘルスが回復する。
存在しない


RPG要素
 新規にKarlの能力をRPGの様に好みで伸ばせる要素が加わった。プレイヤーはマップクリア時の規定の経験値と、そのマップでボーナスとして得た経験値を合わせたポイントを、クリア後に表示される画面から自由に5つの能力に割り振る事が可能である。

 この割り振りは一度決定させると後で他の項目へと回す事は出来ない。それとゲーム中にこの画面を確認する事も不可。

能力パラメータ 説   明
HEALTH  ヘルスの最大値を増加させる
ENERGY  シールドの保持エネルギーの最大値を増加させる
STASIS SHIELD  シールド自体の耐久力を上げる。また白い高エネルギー状態が占める割合を増やす。
EMOTION TIME  UbersniperとBerserkerの持続時間を増加させる
ACCURACY  全ての武器の命中率を上昇させる

GRAPHICS
 エンジンは1で使用された同社開発のX-tend Engineを改良した物で、基礎的な部分に変更は加えられていないそうだ。挙げられている具体的な変更点としては以下の通り。

*ダイナミック・ライティングの適用範囲を拡大
*キャラクターのスキンの精度をアップして、より自然に見えるように改良
*キャラクターの一部にノーマルマッピングを適用
*雨や雪の天候のエフェクトを一から作り直し
*最適化によるパフォーマンスの改善


 エフェクト系は元々高いクオリティを誇っていたので、今回も結構その辺は綺麗である。雨や雪・広がる煙・爆発時のショックウェーブ・熱を持った炎による大気の歪み等が表現されているし、武器のモデリングの細かさとそこへのライティングの表現も前作同様に凝っている。ただしあくまでも旧世代の比較内では綺麗な部類という話であり、最新の綺麗な物に比べるとやはり見劣りするのは否めない。特にテクスチャ系は粗い場所も結構目に付く。

 流血表現は有るが、あまりリアルには見えない点は変わっていない。ゴア表現は無し。


 全体を見た印象としては、想像していたよりもクオリティは上がっておらず大して前作から進化していないという感が強かった。オリジナルの発売は2007年のゲームだが、それでも同年のFPSの中では中間レベルに留まっており、目を奪うような点は少ない。

 バグとしては銃のトレーサーがオブジェクトを抜けてしまう事が多いのが気になった。

 解像度はワイドスクリーンに対応している。


SOUND
 3Dサウンドの定位は4SPにてちゃんと行われる。BGMは種類が少なくてクオリティもあまり良くない。

 武器のサウンドはちゃんとそれぞれが異なっており、クオリティはいろいろだが良い物が多く含まれている。

 前作で最悪とされた声優は一新されたようで、変な印象は払拭されている。

MULTIPLAYER
 マルチプレイが新規に組み込まれており、16人までが参加可能。Deathmatch, Team deathmatch, Uber Knife Deathmatchのモードが用意されている。

 だがプレイテストはサーバーが無いので行えず。Dedicated Server機能も無いようなので現状ではプレイ自体が難しい。

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