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シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度 Easy / Normal / Hard/ Unrealの四種類。途中での変更は出来ない。登場するモンスターの数と回復用のアイテムの出現率が変化するようになっている。マップ単位でのリプレイ機能は無し。


セーブ&ロード
 任意の地点でのセーブが可能で、クイックセーブもサポートしている。ゲームの長さの割にはセーブスロットの数が少ないのが難点。

 再インストール時等のセーブデータの移動方法も面倒。セーブデータその物はSaveフォルダにあるのでこれは事前にバックアップしておく。しかしこれを戻しただけではメニューからそのデータにアクセスする事が出来ない。復活させるには以前のUser.iniから[UnrealShare.UnrealSlotMenu]セクションの内容を新しいUser.iniにコピーするか、User.iniその物を保存しておいて同時に戻す。或いはそれが無ければ新しいゲームにて何所でも良いので全ての空きスロットにセーブを行ってしまい、その後取っておいたセーブをフォルダに戻してやる。こうすればセーブデータの名称表示は違っていても、そのデータ自体は読み出す事が可能なので、読み出した後に改めて同じスロットにセーブしてやれば良い。


OBJECTIVES
 表示する機能は無い。マップ表示も出来ない。

EXTRAS
 アンロック要素は無し。

英語
 最初に携帯できるTranslator(翻訳器)が手に入るようになっており、これを持っていると様々な場所でメッセージを読み取ったり受け取ったり出来る。基本的に英語が必要になるのはこのメッセージ位であるが、一回に表示されるメッセージの量は少ないし流れて消えてしまう訳でもないので、比較的読み取り行為は楽な部類。ただしメッセージが出る場所がかなり多いというのは確かで、全体での分量は結構なものになる。

 飛ばしてしまっても大丈夫といえばそうなのだが、中には謎解きについての非常に重要なヒントが手に入ったりする場所も出て来るので、読まずに通り過ぎると先で詰まる可能性がある。またそもそも自分がどうしてこのような所にいるのかが分からなくなる(そのメッセージによって、主人公が次はここに行くかと決めているというストーリー展開なので)ので無視はしない方がいいだろう。難しくは無いが、英語を読む事はある程度必要とされるゲームと考えておいた方がいい。


WEAPONS
 Unrealに登場する武器は全部で10種類。それぞれにPrimaryとSecondary(Alternate)の二つの攻撃方法が用意されている。全ての武器がユニークな特徴を持っていながら、全体的に非常にバランス良く出来ていると思う。多くのゲームでは使う(使える)武器が偏ってしまったりするものだが、Unrealでは武器の特性を活かしてその場面によって様々な攻撃が可能となっている。どれを使うかはプレイヤーの好みに任されている部分が多く、その為に使い分けという楽しみがあって、これがゲームの戦闘を非常に面白い物にしていると言えるだろう。ここでは私なりに武器の使い勝手の感想を中心に解説していこうと思う。


1.Dispersion Pistol
 自動的にリチャージされるので無限に使用可能なエネルギー弾が撃てる武器。パワーアップアイテムを取ることによって4段階の変形を起こし、最大チャージ量と威力が上がっていく(青→緑→ピンク→橙)。ALT Fireではエネルギーを溜めて発射可能。弾速が遅く敵に着弾するまでが長いので、素早く回避能力が高い敵の多いこのゲームではさほど役に立たない。動きの鈍い敵には使えるが他の武器を使った方が速いし、このゲームではこれを使わざるを得なくなるまで弾薬がなくなるというのはまずない。

 パワーアップすれば威力は確かに増すが、エベルギー量いっぱいまでパワーアップ弾を撃てる訳ではない上に、溜まるまでに時間が掛かるようになるという欠点が生じる。アイテムを取るのに箱を壊すのと、暗いところで一時的に明かりを得るのに良く使う程度。初期バージョンではAmplifierとの組み合わせという必殺手段があったのだが、バランス調整でその有利さもなくなった。

2.Auto Mag
 200発まで弾薬を持てるハンドガン。ALTでは照準が甘くなるが高速で連射可能になる。使い勝手が良く結構便利な武器。弾薬も豊富に手に入るので使用頻度も高い。撃った瞬間に着弾するので素早い敵に正確に当てるのに大変重宝する。威力は低い為に強い敵には適さないが、遠距離から狙う時は便利な武器ともいえる。問題点は20発毎にクリップ交換の為の間が入ること。接近戦では結構問題になる。

 連射速度もそこそこあるので、Dispersion Pistolなどよりこちらを使うべき。Unrealではダメージを受けた敵が逃げて遠方から攻撃するというシーンがよくあるが、そういう時にとどめを刺すのに格好の武器とも言える。また敵が接近してきた場合はサブに切り替えて攻撃しても的が大きくなるので命中するようになる。

3.Stinger
 タリジウムを200発連射可能な武器。ALTでは放射状に5発の弾を発射する。ほとんど使えない武器であり、特にサブは問題有り。弾薬は結構豊富に手に入るが余ってしまうだろう。着弾するのにも時間がかかるので避けられてしまう場面も多い。不人気だったのかUnreal Tournamentでもこの武器は無くなってしまった。ただ連射速度がそこそこあるのとリロード無しで撃ち続けられるため、ある種の敵やケースでは役に立つ。

4.ASMD
 高速なエネルギー弾を発射する。ALTでは速度が遅いが爆風を伴った弾を高速で連射可能。ゲームの主役武器の一つ。非常に良く使うし、実際に使える。メインでは撃った瞬間に着弾するために、素早い相手に当てるのには最適。一発の威力はそうないのだが、撃たれた時にのけぞり動作が入る敵が多いので反撃する間を与えずに倒すことが可能になり、体力の低い時には役に立つ。サブは相手を弾き飛ばすのに役に立つが、最大のアドバンテージはこれを使った必殺のコンボショットサブの弾薬を発射した後に、その弾にメインを当ててやると爆発して大きなダメージを与える

 それとAmplifierを使用して威力を飛躍的に上げることが出来る。一つのAmpで7,8発撃つ事が可能なので、上手く使う事によって展開が楽になる。大量の敵を相手にする時や、体力が低い時に役に立ってくれるだろう。

5.8ball Launcher
 6発まで同時発射可能なロケットランチャー。ALTでは同じくグレネードランチャーとして6発まで溜め撃ち可能。見た目が派手なのと当たれば強力なので目立つ武器だが、少々使い方には気を付ける必要がある。弾速が速いとは言えない為にかわされる事も多いし、自動追尾機能もある程度までしか機能してくれないので、本当に追尾して欲しいような素早い相手には圏外まで逃げられてしまう事もしばしば。照準を合わせてしまうとその時点で敵が気付くので、素早い敵には反ってやらない方が良いケースも。
 しかし一番気を付けたいのは自爆。大きな爆風が来るために壁の近くはもちろん接近した敵にも使ってはいけない。近くで撃てば命中はするだろうが、壁に撃つのと同じ事になるので自分にもスプラッシュダメージが来る。接近したSkaarjに撃って相手と共に自分も死んでしまうケースも多い。

 モンスターは自分に直接飛んで来ない限り避けない傾向にあるので、手前の地面や背後に壁があれば壁を撃ってやるのも基本的な使い方だ。爆風で結構なダメージが与えられるし、場所によっては吹き飛ばしてガケ下等へ落とすことが可能になる。サブのグレネードは放物線を描いて飛ぶためにモンスターは避けない傾向にある。ただし非常に跳ねて転がるので、直撃させないと遠くへ転がって行ってしまい具合が悪い。狭い通路等で壁に反射させて投げ込んでやるのが有効な使い方と言えよう。

 大きな特徴は連装して発射が可能ということ。調子に乗って撃っていると弾薬がすぐに無くなってしまうが、結構豊富に弾薬は手に入るのでそれほど気にせず使う事が出来る。まずメインを押して溜めて撃てば横に広がって放射状に弾が飛んでいくので、少々アバウトに撃っても命中する確率が高くなる。また両方押して溜めてから同時に離せば、照準目掛けて弾丸がまとめて飛んでいく。グレネードの方は体の一部が見えているような敵に合わせて、壁反射で大量にため撃ちすれば効果的だ。

6.Flak Cannon
 尖った鉄片を放射状に撃ち出す武器。ALTではショットガンの様に固めて発射して、壁等に当たると爆発してはじける。おそらくゲーム中で最強の武器(私が思うに)。特にサブは凶悪とも言える威力を誇る。左右にサイドステップを踏んでモンスターの攻撃をかわしながら、敵にALT弾を直撃させる腕を磨くのが重要。ALTの弾を使う意味は、まず直撃させると非常に大きなダメージが入るからで、当たった鉄片の分が全てダメージとしてカウントされる。また敵の目の前の地面に落とすという手が使えるのが大きい。直接狙って外れると遠くに落ちてしまい効果が無いが、足元を狙ってやると外れて地面に落ちても跳ねた鉄片が当たるので大きなダメージを与えられる。ちなみに通常のSkaarjなら2発、Krallなら1発でバラバラに弾け飛ぶ。Titanでも15発程度でOKだ。

 この武器の優れた所はメイン攻撃も併せて強力な点。近距離で発射すれば避けようがないし、相当なダメージを与える事が出来る。中距離からはサブで狙い、うまくかわされて接近されればメインで攻撃と自在なので、これで大概の敵は倒せるはずだ。ただし近距離でサブを命中させたり、密着したような状態でメインを撃つと破片で自分もダメージを受けるので気を付ける事。

7.Razor Jack
 壁で反射する鋭い刃を撃ち出す。ALTにすると発射後にカーブをかけたり変化を付ける事が可能。この武器の一番の特色は壁等に反射させて見えない所にいる敵を狙えるという点。ただしピッタリと狙って当てるというのは相当困難だ。基本的にある程度の量を目測を付けて乱発するというのが効果的なやり方だろう。狭い部屋の中や廊下に反射させてやるというのも常套手段。ただし自分にも帰ってくるのであまり撃ち過ぎると自爆する。

 だが反射攻撃は大して有効ではないという印象で、むしろ近距離戦用の武器として使っていくのが効果的に思える。敵に当てれば反射して戻って来る事も無いし、外す可能性も非常に低くなる。顔を狙う事によって必殺のヘッドショットも期待できるので効果は大きい。体力が限界で顔を合わせたく無い場合には反射攻撃しかないのだが。

8.GES Biorifle
 緑色のタリジウム廃棄物を発射する武器で、好みが分かれる物と言えそう。弾はブヨブヨと音を立てて放物線を描いて飛んで行き、ALTでは500%まで溜めて撃つ事が出来る。名前の通り生物に当たった瞬間に爆発する武器で、敵に直接当ててこそ効果があり、壁や床に貼り付いた物が爆発する時とは全然威力が異なる。

 強力な連射性能を持ち、リロード無しで全弾を猛烈なスピードで撃ち出す事が可能。しかも一発が60ダメージあるのでSkaarjでも数発で御陀仏である。複数の敵がいる時にやや乱暴に狙ってバラ撒くというのも効果的で、多少は外れても短時間に相当の弾数が撃てるから一気になぎ倒す事も可能になる。更に敵の通る場所に撒いて誘き出して倒すという高等戦術も使える。狭い廊下に撒いてそれに中心に敵と直線で結ばれるようにしながら逃げるor閉まったドアの入り口に撒いてやるという手段で触れた敵を葬り去る事が出来る。

 しかしこの武器のハイライトはALT機能の方である。5発分の弾薬を固めて撃ち出せるためにその効果は300ダメージにもなる。よくゲーム中にSkaarjが後ろを向いて立っていたりする事があるが、こういう時一撃で気付かれずに倒せるのがこの”大玉”だ。溜めるまでに時間が掛かるが、気付かれていないのであれば問題は無い。

9.Rifle
 スコープ付きのスナイパーライフル。サブを押す時間によって拡大率を変更する事が出来る。直接撃ってもかなりのダメージを与えられるが、基本的にはスコープでの狙撃用の武器と言える。弾薬はあまり手に入らない方。使用するポイントは何と言っても頭を狙う事(ヘッドショット)。通常よりも大きなダメージを与える事が出来る。狙う位置としては顔の中心部よりも頭頂部を狙った方が当たり易い。

10.Minigun
 高速で弾丸を撃ち出す武器。ALTでは更に高速に弾を撃ち出すせるが照準はブレるようになる。強力なのは確かだが他の武器に比べると弾薬の消費が早い為、少々使い辛い面も持っている。撃ち出す前にスピンドルの回転によるちょっとした間があるのも気になる所。役に立つのは当て続けることにより反撃をさせないで倒せる点。ただし速い敵に当て続けるには技術が必要となる。ある種の敵に対するスペシャル武器として温存しておくのが定石かもしれない。

 ただあまり戦闘は得意ではないという人には便利な武器かも。連射力が高いのとリロードが無いので、多少外れても打ち続ければ倒す事が可能なので。

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