シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度はEasy / Normal / Hardの三種類。途中での変更は出来ない。 セーブ&ロード 任意の場所で可能。クイックセーブ有り。マップの最初の地点をオートセーブする。 OBJECTIVES 具体的に現在の目標は表示されない。コンパス等の地図も出ない。ただしヒントとなる文書が手に入る事があり、それはF1キーで参照出来る。 EXTRAS アンロック要素は存在しない。 英語 字幕無し。キャラクタは英語を喋るが、他の多くの場所で流れている音声等はロシア語のままである。貼られているポスターもロシア語表記なので何が書かれているのかは理解し難い。 |
WEAPONS |
*Wrench 基本の打撃武器。最初か弾薬が少ない時しか使わないだろう。 *Mauser ピストルだがかなりの威力を持っており、遠距離攻撃の正確性にも優れる。敵と離れているのならばゲームの後半でも結構使える武器である。欠点はリロードの時間が長いこと。 *Shotgun Double-barreled Shotgun。通常では一発ずつ、2nd Fireで二発の弾を一度に発射する。近距離では高い威力を発揮するが、頻繁に発生するリロードの間に隙が出来る。打撃攻撃を迫って来るタイプの敵が多いので良く使われる武器。 *Nailgun 尖った釘状の弾を撃ち出す。セミオート式で正確性は高い。威力については何とも言えず、ピストルで撃った方が早く倒せるケースも有るし、こちらの方が効果的な事もある。敵のタイプによって効果が異なるのかも知れないが、その辺はハッキリ判らなかった。 *Precision Rifle ボルトアクション式のライフル。ズーム機能は無く、2ndでは打撃攻撃になってしまう。正確性と威力は共に非常に高く、多くの敵を一撃で倒せる。弾数が少ないので、大事な局面用に温存しておくべき武器となる。 *PPSh サブマシンガン。弾薬を71発装填出来るので連射能力が高い。威力も高いので手に入ってからは良く使う武器となる。問題は銃身への反動が過敏な点で、ちょっと撃っただけで照準が上に跳ね上がってしまう。その為に手動でバースト射撃をするように撃たないと当たらない。マズルフラッシュが派手で前が見難くなるのも難点。 *Molotov Cocktails 火炎瓶。発射ボタンを押した状態で溜めると遠くに投げられる。狙った所に投げ難い上に、失敗すると近くに落ちて自爆するので扱いが難しい。ダメージは確かに高いのだが、HPが低くてとにかく体を曝したくない時に物陰から山なりに投げて使う程度か。 *Sniper Rifle Precision Rifleにスコープを付けた物。遠距離の敵に狙いを付け易くなっている。弾薬は共通だが、何故かこの武器を持った状態だと補給が出来なくなる事があるという問題あり。 *Electrogun 唯一の未来兵器。電撃の固まりを撃ち出す。しかし威力はそれ程無く(最後に止めを刺した時に敵が勢い良く飛ばされる効果はある)、また敵に飛んで行くまでにやや時間が掛かるので、動いている敵だと命中させるのもちょっと難しい。更に困った事に自爆ダメージが存在するので、こちらに迫って来るタイプの敵には近付かれると使えないという問題あり。よってほとんど使わなかった。 |
GRAPHICS |
Digital Spray社が制作したDS2-Engineを使用している。エンジンのライセンスを考えようにも資金が無かったので、協力を取り付けたDSSのDS-Engine以外に選択肢が無かったそうだ。その後代理店が付いたので、エンジンをバージョンアップする事は出来る様になってDS2-Engineが使われている。 このエンジンはロシア国内でのNvidia Geforce 6800のデモにS.T.A.L.K.E.R.と並んで使われていたそうだが、正直な所それだけのクオリティを持った物には見えない。エンジンの優れた点として、平均でマップ内に使われてるオブジェクトのポリゴン数は1,500万、画面内に同時表示されるポリゴン数は30-50万ポリゴンを実現しており、それでもフレームレートに大きな影響は出ないというのを売りにしている。確かにS.T.A.L.K.E.R.と同様に建築物のディテールと、それによる雰囲気表現には優れているゲームである。 しかしそれはオブジェクト類のモデリングの細かさと正確さが理由であって、エフェクト系の見栄えは2007年(現地では2006年)発売のゲームとしては劣っている。ノーマルマッピングも使われていないようだし、テクスチャ系の解像度もあまり良くない。銃のマズルフラッシュの表現や爆発のエフェクトも数世代前を思わせるレベルである。影はソフトシャドウ表現を含んでちゃんと描画されるが、ライティングの効果などは武器に対しても行われず限定的で目立たない。それとアンチエイリアスの機能も持っていない。 また建物系と比較してキャラクタ類はモデリングの粗さやアニメーションの単調さが目立つ。オブジェクト類は精巧に作られていたりするだけに、余計にキャラクタの造形の粗さは欠点として際立ってしまっているという印象。 ワイドスクリーンに対応している。 |
SOUND |
EAX 4.0をサポート。3Dサウンドの定位感は並レベル。 BGMや環境音の出来は非常に良い。恐怖感を持った不気味なサウンドから、戦闘時の激しい物まで優秀である。製作者のDimitriy Dyachenkoは過去にAmerican ConquestやBoiling Point等のサウンドを手掛けている。 一方で銃器系のサウンドはクオリティに問題あり。迫力の無い物が多くて欠点となっている。 ボイス系はプレイヤーに理解してもらわないとならない文章を喋る部分は英語だが、たどたどしい印象で声優のクオリティは良くない。 |