シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度設定は無い。チャプター単位でのリプレイ機能も持っていない。 セーブ&ロード マニュアル操作でセーブする方式。セーブするにはアイテムが必要となるが、その数は大量なのでセーブするタイミングに困るという事は無い。しかしスロットが4つしかないというのは少な過ぎるという感想で、2人のキャラクターを平行してプレイしたりするのはよりやり辛くなっている。それとセーブ行為その物はどこでも行えるのだが、どの時点をセーブするのかが一貫していない。例えばあるイベントの前やそれが終わった後にセーブしたくなると思うのだが、それをロードした場合にどこに戻るのかはやってみないと分からないのである。基本的に新たなエリアに入るとセーブが有効になり、その後同じエリア内ではセーブしても最初に戻される仕様なのだが、その中でイベントが起きた場合はハッキリしていない。更に呼び出すには一度現在プレイ中のゲームを終わらせないとならないのも面倒である。 PCユーザーにはコンソールのチェックポイントセーブは受け入れられないだろうからクイックセーブ機能を可能にすると言う話だったのだが、その通りの受け入れられないチェックポイントセーブだけで唖然といった所か。それではこの点を各種レビューで叩かれて当然だろう。自分でこれではダメだと言っていたシステムをそのまま採用しているのだから。オマケにクイックセーブしてもセーブ用のアイテムは消費されるし、その時点を正確にセーブしてくれる訳では無いのは普通のセーブと同じである。単にメニューから行わないでワンキーで出来るというだけ。 OBJECTIVES 行く場所についてはほとんどの場合到着した時点でマップ表示が可能になるので迷う事は少なく、扉についても鍵が掛かっているのか開いたのかを表示してくれる親切な設計であり、地図を描いたりする必要が無いのでその点は楽である。 キャラクタが進行状況を書き込むノートがあるのだが、更新された場合のアナウンスが無いので時々自分で確認しなければならない。その上どれだけ進もうが1頁目からめくらないとならないので後半になるほど面倒な事になる。 ゲーム中手に入る日記等の内容がコンソール版そのままで移植されているので字が無駄にデカい。長さがそうある訳ではないのに、全部大文字でTVに映しても見られるようなサイズなので、ページ数だけが多くなり参照し難く不便。ヒント部分が赤字で書いてあるのは親切であるが。 英語 ムービーシーンや無線機での通信場面に字幕を表示する機能が無い。よってこの部分に関しては聞き取れなければ解らない事になるが、問題となるのはそれがどの程度ゲームを進めるのに影響するのかという所である。 ストーリー関連のムービーシーンに関しては意味が分からなくてもストーリーが分からなくなるだけで(これはこれで確かに問題ではあるが)、謎解きには直接絡んで来ないのでまあ良いとしよう。その謎解きに関して言うと二人で無線機を使い結構時間を掛けてやり取りしながら解決を図る場面が2箇所ほどあるのだが、実はそのシーンに関しては英語も平易でありやり直しも聞くのでむしろ簡単な部類。テープの録音内容を聞いてそれを入力する箇所も出て来るが、これは英語では無いので問題無いだろう。 問題となるのは相手がヒントをくれる部分。これは自動で起きる場合もあるし、何かが出来そうな場所(これをどうにかすると進める様になるという部分)で無線機をONにすると会話がスタートするケースもある。この時に「自分の現在の状況を話す」 → 相手側が「それはこういう事じゃないのか」と行動のアドバイスをくれる → 「わかった。それをやってみよう」となる事があるのだ(これは特にアリーンに多い)。その内容はヒントの事もあるし、ほとんど答えである場合もある。この時に会話の後にノートにもその内容が書かれるのであれば問題無いのだが、そうでない場合の方がむしろ多く、そうなると会話の内容が理解出来ないと自力で解かねばならずに難易度が上がる事になる。更に厄介な事に内容が判らないと自力ではこれはちょっと思い付かないのではという部分もあり、英語の理解力が必要という面ではやや問題のあるゲームと言えよう。 |
二人の主人公 |
構成としては別々の主人公のストーリーが2つ収録されているという形で、全体で大きな一つの話を二人の異なった立場からプレイするというスタイルになる。行動するロケーションが重なっている部分は全体の半分位あるが、その同じ部分でも解いていく謎は別物となっている。「同じ話を違う主人公でプレイ出来る」という形式では無くて、「ある一つの大きなストーリーを半分ずつ解いていく」という形である。 二人はお互いにトランシーバーを持ち歩いており、ゲームのイベントシーンでの自動的な連絡の他、任意の場所で連絡を取り合う事が出来る(もちろん何も起きない場合もある)。またストーリーの途中でお互いが会う事もあり、二人で共同しないと解けない謎も含まれている。よって片方を終わらせる事により、もう片方のストーリー進行についてある程度予測が付く部分もあるのだが、当初考えていたよりも双方の独立性は高く、片方が終わったから次の相手側は簡単になるとか興味が削がれるといった事はほとんど無い。 二人のキャラクターを採用した事がどう出ているかについてだが、まず長さ的にはカーンビーの一人だけで且つ彼のパートの分量のみでは短い。それが同じロケーションでも違った角度からプレイさせる事で、2倍のロケーション分のデータを用意せずに、1.5倍位のデータで2倍分の長さを楽しめ様になっている点は成功している。なお会話部分は全く同じ物が双方で繰り返されるのではなく、それぞれのプレイで変わってくる。片方のプレイ時に起きた会話がもう片方では無いという事もある。 次に両者のプレイ感の違いについては、もっと戦闘と謎解きといった両極端に分けて特徴付けをしても良かったと思うのだが、両者のプレイ感には想像していたほどの大きな違いは無い。能力値のパラメータに変化がある訳でも無いので、両者のスタイルにそれほど差が無いのであれば、主人公を一人にしてその分話を長く濃くするという方が良いのでは?とも感じてしまう(作成するべきマップのデータ量は増えてしまうが)。一人当たりの時間は短くなるが異なったキャラクタで別角度から2倍楽しめるというのと、一人のキャラクタのみだがタップリと長い時間楽しめるというスタイルのどちら良いかは一概に決められないが、二人にするならもっと差別化を図るべきであろう。 またストーリーと二人のキャラクターの絡みなのだが、片方を終えただけでは全ての謎は解明されず、両方を終えなければ全体像はキチンと見えて来ない。つまり片方で謎となっている事がもう片方で解明されるという部分が結構ある。このシステムが効果的に働いているかとなるとそうでもないという感じで、中途半端な出来という印象の方が強い。 |
BASICS |
ゲームは三人称視点で行われ、外部からそれを映すカメラ位置が随時切り替わるというスタイル。止まって正面以外の周りをライトで照らす事(見る事)は出来るが、カメラ位置そのものは回転させたりは出来ない。一人称視点に切り替えて周囲を観察出来るような機能は備えておらず、2Dと3Dで描かれた固定背景の中を3Dのキャラクタが動き回るという形式になる。 操作はキャラクター基準(ラジコン方式)となり、画面上でキャラクターがどんな方向を向いていようが、常に前進キーはキャラクターから見て前進を意味する。左右方向キーはその場での旋回を行う。キーボードやマウスよりはゲームパッドでのプレイに適しており、アクションボタンで攻撃や操作, RUNボタンでダッシュ, 構え動作で武器を構え, LOOKボタンで止まった状態にて上半身の向きを変えて見る方向を変えられるというスタイル。その他インベントリーボタンにて状態表示やアイテムにアクセス出来るが、キャラクターの状態表示はヒットポイントでは無くグラフで表示される。他のボタンはマップ表示, トランシーバー, ライトON/OFFキー。 このゲームにおける問題点のほとんどは操作性やI/Fに集中しており、私の採点ではこの項目は総合して10点満点で3点が良い所だろう。とにかく酷いというか問題が在り過ぎる。 こういった頻繁にカメラ位置が微妙な角度で上下左右斜めに加えてアップや引きに切り替わる方式だと、突然向いている方向が変化するので動きにくい。FPSをやっていると自由に前後左右に動けるというのは基本中の基本なので、それ自体が難しいというのはストレス以外の何物でもない。とにかくちょっと走ればすぐにカメラが切り替わって別角度になるので、その度に入力方向を切り替えないとならないというのはどうにも慣れない。走って逃げたい時など微妙に角度が変わって真っ直ぐに移動出来ずに、その場であらぬ方向を向いてしまって背後の敵にやられたりとかストレスが溜まる。またリアルな背景なのは良いのだがオブジェクトが通路に沢山散らかっており、どこまでが通れる場所なのかの判断が難しい。この隙間は通れるだろうと考えて抜けようとすると、実は画面上で見るよりもはるかに狭い幅で通れずに、その場でつかえたり端に引っ掛かって回転して敵の方へ逆戻りとか。 根本的に「PCユーザー向きに操作性は変更する」と言っていた事が守られていない。こうしたユーザーへの裏切行為は心象が悪く、これだけでも相当なマイナスである。単にコンソールのゲームをベタ移植しただけという感じであり、PCの優位性であるマウスというデバイスをまるで活かしていない。マウスをサポートするという話だったが使い方が限定されており、移動中の向き変更には使う事が出来ないようになっている。 アナログとデジタル入力の違いという件もある。ゲームのコントロールはゲームパッドかKB+マウスというスタイルになる。だがこれが一長一短でどうもバランスが悪い。このゲームでは暗い部分を歩く時だけではなく、アイテムを見逃さない為には常にライトで周囲を照らす必要が在り、その為にライトを照らす場所を正確にコントロール出来る事が望ましい。それとライトを当てる事で近付けない様にさせられるモンスターがおり(光を嫌うので)、この操作が正確に出来ないと不味い事になる。 これに最も適したデバイスは当然マウスである。しかしKB+マウスだとインベントリーの操作等がかなり面倒になるし、基本的な操作性ではデフォルトのデバイスであるゲームパッドには敵わないという欠点がある。逆にゲームパッドにした場合にはデジタルパッドだとON/OFFしか出来ないので思った場所を照らすという行為が当然やりにくく問題在り。また場合によってはアナログ的に狙いを付けないとならない個所もあるので、必要な個所ではマウスに持ち替えてやらないとならないだろう(実際にある場面で「ここはマウス等のアナログデバイスを使って下さい」というメッセージが出るのには苦笑させられたが)。 よってアナログパッド等のアナログデバイスを使うか、持っていなければKB+マウス操作をデジタルパッドと併用するかにならざるを得ない。ではアナログパッドなら万能で良いのかというとそうでもなく、(これはこの手のゲームをどれだけやり込んでいるかによるとは思うのだが)回転する時に最初ゆっくりで押し続けると加速して回転する傾向にあり、正確に向きたいという方向でピタっと止めるのが難しい。 闇が多くて周囲の状況が見えにくい為にアイテムや操作可能な物にライトを当てると”その対象物が光る”というシステムを採用している。これはこれで良いのだが、この点滅が非常に弱くて見逃す可能性が在るという事と、照らす角度によっては光らないという大きな欠点がある。更にだからといって「光らない場所にはアイテムは無い」訳では無く、単なる背景の家具にしか見えない部分から弾薬等のアイテムが取れたりするという事があってややこしい。実際に適当に押していたらアイテムが手に入る事があり、今どこから取れたんだ?と自分でも分からない事が数回あった。また光がオブジェクトを透過するので正確にはどこが点滅しているのか判り難い場所もある。 スイッチを押したりドアを開けたりアイテムを拾ったりという動作を行う時の立ち位置が非常にシビア。相当正確にその反応する一点に立たなければならないので、目の前にあるのに体を微妙に動かしたり向きを変えたりしてやらないとならないケースが多くあってうんざりする。特に急いでそれを行う必要がある時に問題である。例えば急いで電気を点けたい場合が結構あるのだが、この時もスイッチの前なのになかなかONにならずにイライラさせられる。その場合はどうやらスイッチとの距離がシビアな様で、一般的な対策としてはその目標物に向かって走って行きRunボタンを離した時も方向キーはそのままで(壁にぶち当たってもそのまま足踏みさせておく)アクションキーを押すというのが有効な様だ。 それとアリーンは場所によっては段差を登ったり降りたり出来るのだが、この降りる時の立ち位置が異様に正確性を要求される感じで閉口する。なおアイテムにはバグなのか知らないが拾えない物があるので(或いはもっと正確にピンポイントの立ち位置を要求されているのか)、どうしてもダメならば諦めよう。 インベントリーは階層構造なのだが、入った分戻らないとならないのでキャンセルボタンが非常に忙しい。そして何かを指定すると一段階戻らない限り他の物にアクセス出来ないのでストレスが溜まる。PC版ならばどう考えてもこれよりはマシに出来たと思う。すぐにゲーム画面に戻れるEXITくらい作って欲しいものだが。 |