シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度設定は存在しない。チャプター単位でのリプレイ機能は無し。 クリア後の高難易度モードのアンロック, 装備品持ち越し等のリプレイ用モード, 前作におけるSpecial Modeの様な別モード、のいずれも備えていない。 セーブ&ロード セーブポイント方式。Silent Hillシリーズでも御馴染みだが、マップ内のどこかに特殊なシンボル(紋様)が有って、それに触れる事でセーブを行う。セーブ用のスロットは10個。このゲームにおいては巨大な黒い花がそれに当たり、これの前に行くと「Touch」の文字が表示されるのでUseするとセーブ画面になる。ただしこのセーブは各ポイントで一度だけしか行えないという仕様になっている。それ以外の自動セーブは一切行われない。 なお数は少ないと思われるが、セーブの仕方が解らないというトラブルも発生している様だ。原因としてはこの黒い花は見た目にブラックオーラを噴出させており、ゲームの設定的にも害を成す存在である(実際にこれを使うとキャラクターはその場で失神して倒れてしまう)。その為にこの花はプレイヤーに対して害を与えるオブジェクトだと勘違いしてしまい、「Touch」 → 「本当に触れるか?」の時点で危ない物だと判断してしまうというケース。マニュアルにはこれがセーブポイントだと書いてあるのだが、今回はチュートリアルが前作に比べて不親切であり、これがセーブポイントだとは教えられない。 OBJECTIVES ステータス画面のアイテムやドキュメントの一覧画面(F2)に簡単な目的が文章で表示される。またこの画面にて既に解決済みの内容(他の場所で解いたパズルの答えや暗証番号等)を参照する事も可能。今回はマップ機能は無く、画面上にコンパス等のガイド機能も無し。ウロウロしているとキャラクターがヒントを喋るという事はたまに発生する。 EXTRAS 製作資料等のアンロック要素は無くなっており、ボーナス要素は後に説明するボーナスボックスしか存在しない。 英語 字幕機能有り。英文は多くないし内容も平易。背景設定を説明する資料なども今回は数やボリュームは少な目。一覧画面から後にゆっくりと再読が可能である。 |
CHARACTERS | ||||||||||||||||||||||||||||||
前作から引き続いて登場するキャラクターはケニー, シャノン, スタンの3人。ジョシュとアシュリーの2人はこのゲームには出て来ない。その理由はボーナスボックスをパーフェクトにアンロックした際に明らかとなる。 登場人物は増えており、操作可能となるキャラクターは全部で8人にも及ぶ(ゲームの進め方によっては7人となる可能性もある)。メンバーはそれぞれAptitude(才能)と呼ばれる能力を持っているのは前作と同じだが、任意の場所で発動させられる能力から、特定の場所で利用出来る能力へと変わっている。
このOC2でのキャラクター交換システムにおける1との最大の違いは、「特定のキャラクターを、特定の場所に連れて来ないとならない」というルールにされた点。前作ではAptitudeは単なる特技であり、居れば有利という位置付けでしかなかったのだが、今回設定されているパズルなどの障害は全て特定のキャラクターのAptitudeを使わないと先に進めないようになっている。別の見方をすれば「プレイ中に誰が死んでもそこでゲームオーバー」というシステムに変わった。 常に二人組で行動するという点は一緒。しかしこのシステムにより、自由にその組み合わせを選ぶ事は出来なくなった。障害を突破するのに必要なキャラクターがその中に含まれていないとならないし、それが2人ならばそのペア以外の選択肢は無くなる。実際に今回は各シーンの最初からペアが決められているケースが多く、集合ポイントに居る中から自由に選べるというシーンは滅多に見られなくなっている。集合場所にワープで戻る機能も無くなった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 各人の持つAptitudeについて補足説明。 Amyの解析能力。「Examine」の表示が出るオブジェクトは他のキャラクターが見ても意味不明だが、彼女にやらせるとそこから意味を持った文字等を自動的に発見出来る。例えば暗証番号が浮き上がって見えるとか。対象物はAmyを連れてくれば良いと表示されるので見逃すことは無い。 もう一つは簡単なジグソーパズルで、こちらはプレイヤー自身が完成させる必要がある。とは言ってもピースが少ないので簡単。 Meiのハッキング。有名人の名前の綴りを完成させるミニゲーム。PDAに空いている文字枠と候補文字が表示されるので、その文字で枠を埋めて名前を完成させれば成功となる。正解判定機能を持っている為、何も考えずに文字を入れていっても解けてしまうので至極簡単。文字を入れてから下段のチェックマークを押すと、文字と位置が両方合っている(緑), 文字は合っているが位置が誤り(黄), 使わない文字である(赤)という風に結果が出る。後は赤字を除いた文字で黄色の部分だけを入れ替えていけば解ける。 Shannonのブラックオーラの操作。ブラックオーラで覆われている箇所でそれを取り除くミニゲームを行う。ゲージ上を黒いアイコンが動くので、これにAptitudeのキーを連打し左端の白いゲージを右方向へと動かして合わせる。左に動かす場合は自動的に戻るので放っておけば良い。合わせる毎にゲージが短くなっていき無くなったらクリアとなる。これもあまり激しく連打する必要が無いので簡単。 Stanのロックピッキング。ミニゲームの中ではこれが一番難易度が高い。原理が解ってしまえばそれ程でもないが、少なくとも一つは難易度が高い物が用意されている。またこれは苦手という人が多いという事で、トップのヒントに書いたように解法ガイドを作っている方も存在している。 左側から針金を差し込んで、何本か有るピンの穴を通して右端の穴まで通せば成功。針金を上下に動かす事で、穴を通して引っ掛かっているピンを上下方向に動かす事が出来る。このパズルのポイントは、各ピンは上下方向に可動限界があるので、差し込んで自由に上下動させられる訳ではないという点(それではパズルにならない)。つまり各ピンの何番目の穴に通せば良いのかを見極めるパズルであり、その為には一度途中まで差し込んで目的のピンを希望の位置まで動かした後に、一回抜いてから別のピン穴を通して次の目的のピンを移動させるという風に、段階を追ってピンの穴位置を揃えないとならなかったりする。 |
BASICS |
今回は全体的にチュートリアル(説明)不足で、マニュアルにも前作とは異なり詳細な解説が載っていない。例えば上記の能力を使ったパズルに関しても、どういう風にやれば良いのかといった説明が無かったりする為に、どういう意味なのかを掲示板で聴いたりという件が発生している。なのでその他の基本事項を以下で解説していく。 前作での大きな欠陥だったマウスについてはちゃんと操作が可能になっている。よって今回は操作方法に関してはゲームパッドではなくても問題は無い。明るさ調整の方も、ゲーム画面上で増減キーによって調整が出来るようにされた。 カメラは固定方式で、キャラクターが居る場所によって配置(映す角度)が切り替わる。ある程度はカメラが動いてキャラクターを追尾するので、頻繁にカメラアングルが切り替わるという事は無い。前作から変わったのは、この状態からマウスでカメラを動かせるようになったこと。ただしその可動範囲は場所によってマチマチで、ほとんど動かせない場所もあれば、グルリと360度回せるという地点もある。 もう一つロック(構え)動作を行うと視点が切り替わるようになった。少し離れた背面やや右寄りから眺められる様になる。だがこちらも視点位置がショルダービューの様に常に固定される訳ではなく、どの位置にカメラが動くのかと、その状態からカメラをどれだけ回せるのかは場所によって異なる。例えばキャラクタが向いている方向を後方からちゃんと見たいという時にこの動作を行ったとして、それでちゃんと正面を見られるのかは不定である。 結果的にカメラアングルを変えて見られるという利点が加わった反面、カメラアングルが安定せずに頻繁に切り替わる様になった事から、周囲を見辛い箇所が発生したりという問題が生じている。 移動操作はカメラ基準。画面に対して入力した方向にキャラクターは移動する。よって移動キーを押したままの状態でカメラ位置が切り替わると、キャラクターは別の方向へと進んで行ってしまう。左右入力ではその方向に向きを変えて動き、後退操作では反転してそちらに向かって進む。構え状態では左右移動は平行移動、後退は前を向いたまま後ずさりするという動作に変わる。 ヘルスはアイテム回復方式。エナジードリンクとメディキットは前作から継承。エナジードリンクは自販機を壊すと出るようになった代わりに、通常の場所での出現は減っている。その他にセラム(敵の体液)を採取する注射器を所持しており、倒した後に残る心臓に近寄ってUseする事でそれを採取出来る。ただし消える前に採取する必要はあり(周囲に有る場合には心音で知らせる)。そして貯めた物を消費して回復薬を製作可能。この注射器はアップグレードして行き、それに応じてより回復効果の高いセラムを作成可能になる。もちろんノーマルレベルの物を沢山製作しても構わない。 ダメージ量はゲーム画面中のキャラクターアイコンで知らせる形式に変わり、ステータス画面を開いて確認するというやり方ではなくなった。アイコンの赤いラインが上に進む程ダメージが多いという意味になる。相方も含めてのアイコン表示にはアイテム表示キー押下。危険な状態になるとアイコンが出たままとなりそれを知らせる(移動時の姿勢も変わる)。回復はアイテムをサイクルして選択し使用。離れている相方にも適用出来る。なお前作と同様に回復薬の適用はリアルタイムで行わないとならない(ポーズが掛かるインベントリー画面からの使用は不可)。 前作では武器は個人の所有という扱いだったが、今回は使おうとするキャラクターへ受け渡しの必要は無い。インベントリー画面にて全武器が一覧表示される様になり、2人の使用中キャラクターに何を持たせるのかもここで選択が可能になった。全ての武器類を持ち歩けるが、ダイレクトに選択が可能な武器は各人4個までというシステム。離れた場所に居るペアに操作が切り替わっても、それまで持っていた武器と弾薬はそのまま引き継がれる(例外もある)。 置いてあるアイテムは解り易い様に光るが、点滅と点灯の条件の違いはよく判らない。点灯だと単に白く見えるので、周囲の状況によっては見逃す恐れもある。実際に歩き回っている際に「Take」のメッセージが表示されて初めてアイテムが有るのに気が付くという事も多い。それと小さな木箱の中にはアイテムが入っている事があるので、全て破壊するのをお勧め。 アイテムには必ず特定の位置に有る物, 出現するが位置がランダムな物, 自動補完される物の三種類がある。回復アイテムや弾薬などは、極端に少ないか全く持っていない際に、詰みを防ぐ為にある程度は自動調整されるそうである(やり込んでいる人の情報だと)。例えば木箱を壊した際に出たり出なかったりで調整。ただしほぼゼロのレベルでないと出ないらしい。 ボーナスボックスなる物が設けられており、これを開くことで武器類を手に入れる事が出来る。開く為にはSmall Keyが各3個必要で、これはその周囲を探すと見付けられる。それぞれのボックスはその周辺エリアに必ず開ける為の3個のキーが用意されており、それ以外の場所ではキーは入手出来ない。徹底的に探して全てをアンロックするか、揃ったら開ける程度で臨むのかはプレイヤー次第。ただし中身には価値がある物が多く、早めにアンロックを進めた方が有利なのは確か。 ボックスは全部で7個有り、用意された7個のアイテムには順番が付けられていてそれが1番から順に出て来る。特定の箱に固定されたアイテムが入っているのではなくて、最初に開けられた物から順に番号1から出現するという意味。最後の番号7のアイテムは今回登場しないジョシュが自分のハンディカメラで撮影した映像で、アシュリーと彼にどんな事態が起きたのかを見る事が出来る。 *移動は通常が走りで、歩きモード操作はあり。スプリントは出来ない。 *登ったり降りたりはメッセージが出る場所でUse *2人のキャラクターは何時でも操作のスワップが可能 *相方のキャラクターを他の者と入れ替えるには近寄ってUse *屈みやローリング(急速回避)などは出来ない *非戦闘時には相方への攻撃の当たり判定が発生するが、流血エフェクトが出るだけでダメージは発生しない *CGのプリレンダムービーはキャンセルキーで飛ばせる(ゲーム内エンジンでの物は不可) |