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シ ス テ ム
 主人公のRogueは多彩な動作を行う事が出来るようになっており、またシステム自体にもユニークな要素が含まれているので、その分操作体系や所持能力は結構複雑な部類に入る。言い換えると憶える事が多いゲームであり、普通は最初のミッションがチュートリアルを兼ねるというパターンが多いが、このゲームでは序盤の3ミッション程度に渡って徐々に可能な操作(能力)を体得して行くようになっている。ヒントのメッセージはOFFにも出来るが、初回プレイではONにしておいた方が良いだろう。


難易度
 Normal / Hard / Massacre(大虐殺)の3つから選択で、最後のMassacreはゲームを一度クリアするとアンロックされる。

基本操作
・視点は三人称固定で一人称への切り替えは出来ない
・壁を完全に背にした場合にのみ一人称状態になり、通常は透明化処理が行われる
・移動は走るのみで、しゃがみが歩くの替わりとなる
・Jump + 方向キーで高速のローリングを行う
・後退キーはバックでなく反転する仕様
・段差をよじ登ったりはメッセージ表示が出る箇所でのみ行える
・マウスは全方位回転させられる(場所によっては制限)

カバー
 壁を含めた多数の障害物に背中を張り付けて隠れられる(Hug Wall)。この状態を保ったまま左右移動が可能で、端の部分では自動的に停止してLeanの様な形になる。この状態から銃を撃つと体を乗り出して攻撃し、攻撃を止めると自動的にカバーの状態に戻るようになっている。またカバーの状態からGrenadeを投げ込んだり、銃をだけを出して撃ち敵の動きを牽制するBlind Fireも行える。

回復
 Armorの概念は無くHPのみ。HPは最初に大き目に削られるが、その後隠れたりしてダメージを受けないでいれば、半透明の表示部分については徐々に回復していくというコンソールによくあるシステム。ただArmorが無くHPだけにしては振り幅が大きいという印象で、例えば実質は小さいダメージの攻撃においても、最初に大きく減ってその後徐々に回復して行くというパターンが多い。Grenade系でも最初に相当HPが減らされてしまうようになっている。回復前に連続してダメージを受けると死に易いというデザイン
 回復はMediPakで行う。この回復は最初に20%回復してから、徐々に残りの30%が回復していくという形で適用される。このHPの最大値や回復速度はレベルアップによって上昇していく。

Grenade
 Frag, Scrambler(電子機器停止), Sticky(張り付き), Incendiary(燃焼)の4種。専用の投げるキーを押せばわざわざ武器から持ち替えなくても投げられるのだが、通常の投げだとかなり近距離にしか投げる事が出来ない。上を向いて投げればちょっとは変るが、これだと今度は狙った場所に投げ込むのが難しくなる。
 その為に専用の遠距離モードが用意されており、Grenadeキーを数秒間押したままにするとそのモードに入って軌跡が表示され、そこからマウスの回転と前進・後退キーで投げる距離と方向を設定。決定後に再度Grenadeキー押下か発射ボタンで投げ込むという手順になる。

Micro Mines
 小さな地雷で数は無制限。投げるキーを押すと自分の背後に1個だけを落とす形になり、敵が接近すると爆発する(自分には反応しない)。また置いた後にキーを数秒間押してやれば手動での爆破も可能。一度に6-10個程度(レベルアップによって増える)を広範囲にバラ撒く事も出来て、これはGrenadeと同じ様に発射キーを一定時間押す事でモードに入り、その後軌跡を調整してやってから再度投げるキーを押してやる。

Save & Load
 Cheackpointのみで任意のセーブは不可。保持する地点も一箇所だけで二個以上前の地点へ戻る事は出来ず、他の選択肢はミッションの最初からやり直すしか無い。過去の履歴から望みの地点をLoadする事も出来ないし、ミッション単位でのリプレイも用意されていない。
 Cheackpointから何度やり直してもその状態からではどうしようもない、というデッド・エンドにならないように救済措置が設けられているミッションも有って、本人ではなく乗っているVehicleのHPがゼロにならないように敵を倒して行くタイプの物では、失敗後のやり直しでは自動的にHPが半分までは回復するようになっている(Normal)。

Objective
 現時点の目標及びその地点はDigipadを開けば全体マップ上に表示されるし解説も見る事が出来る。プレイ中の レーダーにも方向は表示されるという親切な仕様。

Cheats
 シングルプレイから選択可能なメニューに存在し、一度クリア後にアンロックされる物としては、ラグドールの重力を軽くしたり出血を花模様にしたりといった変更が用意されている。ゲーム中にアンロックされる物としてはミッション単位でのアクセスが可能になるのだが、これにはやはりポイント獲得等の条件が必要となるようだ(最初は出来なかったはずなのだが、或る時気が付くと出来るようになっていた)。
 またこれはCheatsの中に用意されているように、アクセスした時点での装備でプレイが可能になるというモードとなる。ゲームクリア後にアクセスした場合であれば、終了時点での装備で始める事になるという意味。異なった装備で始められる方が変化が有って面白いと考えるか、その時点レベルでの装備でないとバランスが崩れるとするかは人によるだろう。

Extras
 ゲームの進行に応じてや、獲得したポイントによって様々な要素がアンロックされるようになっている。ゲームの背景世界の百科事典が備わっており、キャラクタの詳しい設定やコミックでの画像等を閲覧が可能。これは新たに別の難易度等でプレイを開始してもクリアされない。


BIOCHIPS
 Rogueは倒された仲間3人のBiochipを回収して自らの持つアイテムに装備しており、その能力を借りて特殊な事を行えるようになっている。また彼等は肉体を持たないだけで意識は元のままなのでお互いに会話もするし、プレイ中もアドバイスも含めていろいろと喋るようになっている。


*Gunnar
 Rogueの持つGI Rifleに埋め込まれており、まず基本の能力としてAuto Targetingを備えていて、敵なら赤・味方なら緑で識別表示。敵の近くに照準が来ると四方からの枠表示でロックオンを示す。この枠表示が出ている状態であれば見た目として敵の体に照準が合っていなくても当たるが、敵の体の近くに持って行くほど枠は狭まり命中率が上がるというようになっている。より敵の体近くに持って行って目標物に合わせると、それぞれ髑髏マークでヘッドショット、酸素ボンベのマークでタンクショットが可能になる。
 敵との距離が遠かったり、障害物に隠れていて曝している面積が少ない場合にはTargetingの枠表示は出ずに直接合わせないとならない。また位置的に当たらない状態にある場合には、ちゃんと今撃っても当たらないという表示が出るようになっている(三人称の為に敵に向けた銃口が現在何かの障害物に遮られた状態にあるのかどうかが視覚的に分からない事があるので)。

 設置型のSentry Gunnarとしても機能し、設置コマンドを選択後に望みの方向に向けて置いてやると準備完了。動作のON/OFFはリモートで操作が可能となる。ただしその間Rogueは当然ながらRifleを使えなくなるのでピストルで攻撃するしかない。最後にRifleにサイレンサー装着の機能も備えている。

*Bagman
 このゲームでは弾薬・Grenade・Medipak等は一切マップ内には落ちておらず、全て自分で製作する必要が有るというシステムになっている。その役割を担うのが背中のバックパックに埋め込まれたBagmanである。

 全ての物の生産にはポイントが必要となり、それを稼ぐ為にはSalvage(回収)という作業を行わないとならない。Salvageされた素材を元にBagmanが要求されたアイテムを製作する。基本は敵の死体からであり、これをUseすると回収作業を行うようになっていて強い敵ほど高ポイント(死体はSalvageを行うまでは残っており実施すると消える)。ロボット等からでも回収が可能。一番の高ポイントはマップ内に置いてあるスクラップからで、これは脇道に置いてあったりシークレットに隠されていたりもする。Extrasのアンロック要素にもこのSalvageでの合計獲得ポイントが重要となっている。
 弾薬のクリップ数の増加・威力の増加・Medipakの効果増加といったアイテム類のUpgradeにも規定のポイントが必要となり、新武器の製作にはBlueprintの発見も要求されてくる(ただこれは特定の箇所でSalvageを行わないとならないのではなく、特定地点で自動で与えられる事になっていると思われる)。

 Digipadを開いて必要なアイテムをクリックして購入。Upgradeが可能になった場合には点滅して知らされるので、この場合も上げたい要素を選んでやって適用させる。いずれも必要とされるポイントを持っていないとならないのは言うまでもない。

*Helm
 ヘルメットに埋め込まれているBiochipでハッキングの能力を持っており、外して端末に設置してやれば解除を行える。

 他にHoloDecoyと呼ばれる能力を持っており、これはホログラムイメージを作り出して敵を幻惑するというもの。作動させるとRogueから分離して操作が可能となる。影が薄いLow Energyの状態で目的地点まで到達させ、High Energyに切り替えて実体化させる。この状態では銃を撃つ事も出来て(実際には撃っていないので当たらない)、敵の注意を引き付けたり誘き出したりが可能。先に行かせて敵のSniperの位置を確認するのにも使える。Rogueとの操作切り替えも任意に出来るようになっているが、エネルギーが切れると消えてしまう(レベルアップで長時間になる)。
 後は口笛を吹いたり声を掛けて敵を誘き出すという手法も用意されている。

WEAPON
 GI Rifleと呼ばれるアサルト・ライフルがメインの武器となり、それ以外には弾数無限のピストルを所持するのみ。その他の武器の切り替えはUniversal Adaptor Attachmentsと呼ばれる、ライフルに装着するアタッチメントの切り替えで行うようになっている。合計で4個のアタッチメントを選択可能で、この内のどれか一つを装着しておいてライフルと切り替えて使用するシステム。他のアタッチメントを使うには交換作業をしないとならない。

Scope
 これは最初から標準装備されており専用の弾を使用する。威力は高いが高価。Gyro-Stabiliserと呼ばれる装置が付けられており、これをONにすると一定時間スコープの揺れが止まる。Upgradeでクリップ数・ズーム倍率・Gyro-Stabiliserの持続時間がアップする。

Shotgun
 近距離用のスタンダードな兵器。Upgradeでより広範囲に威力の高い弾を発射するようになる。

Mortar
 ロックオン後に発射すると上昇した後に砕けて地面に到達時に爆発する。威力の範囲が広くて破壊力も抜群。Upgradeでクリップ数・分列数・威力が増加する。

Sammy Launcher
 対物用のロケットランチャー。一定時間敵に向けておけばロックオンとなり目標を追尾する。威力は高いがロックオンまでの時間が長いのが難点。価格は高いが滅多には使わない。Upgradeでロックオンまでの時間短縮・クリップ数・威力が上がる。

Beam Rifle
 短中距離用の電子ビームを発射する兵器。近くに居る敵に連鎖して攻撃が可能。敵によって効果に差が出るタイプの武器でもある。

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