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シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度はEasy / Medium / Hardの三種類。途中での変更は出来ない。クリアしたマップ単位でのリプレイ機能は持っていない。


セーブ&ロード
 任意の場所でセーブ可能。ただしセーブスロット数は10個と少ない。クイックセーブ&ロードも行える。


OBJECTIVES
 現在の目標をテキスト等で参照する機能は無い。方向の指示やマップ機能も無し。だが場所によってはラグナーが注目方向に自動的に顔を向けるいうヒント機能はある。


EXTRAS
 無し。


英語
 字幕機能を持つが、テキストが小さめでフォントも見辛いという問題あり。ゲームのクリアに関しては英語が解らなくても大きな障害にはならない。


GAMEPLAY
 5つのエピソードに分かれており、マップ数はカットシーン用を含めて全部で50弱。ボリュームとしては15-18時間程度

 ストーリーは悪を倒すというだけで複雑な物ではないが、終盤に来てちょっと意外な展開になる。ラストはプレイヤーの選択によって2種類のエンディング有り。

 エピソード単位で大きく景観は変化する様になっており、見た目としても美しい場所が多く雰囲気は良好。各マップのデザインもバラエティに富んでおり、ここはプラス点として評価出来る。


 ジャンルとしてはアクション・アドベンチャーに属し、アドベンチャーの方の特徴、つまり謎解き, ルート探し, プラットフォーム・ジャンプ, アクションパズル等の要素が相当に強いゲームである。難易度が高い場所は少ないものの、プラットフォームをジャンプで渡る動作を成功させないとならないシーンは結構出て来るし、次のエリアに向かう際にはその進行ルートを探させるという設定が大半なので、常にどこを通れば先に進めるのかを考えながらプレイしないとならない。スイッチ類を操作する箇所も多く、ロープを使ってのアクションも結構出て来る。一般的にアクションゲームと呼ばれる物でのアクションとアドベンチャー要素の比率は9:1とかそれ以下だが、このゲームではそれは6:4程度の比率になっている。

 ゲーム自体がそれなりに長いのでアクションのシーンが少なくて物足りないという事は無いと思うが、アクションのみに専念したいという人にはこの点はマイナスになるかも知れない。特に最初のエピソードは敵が動植物系のみという感じで、ルート探しやジャンプ等のアドベンチャー要素の方が遥かに強く、Tomb Raiderの様なゲーム性が2〜3時間続くようになっている。全体的にも戦闘の難しさで詰まるよりは、何所へ行ったら良いのかが不明, パズルが解けない, 必要とされるジャンプアクションが上手く出来ない、という状況で詰まる事の方がずっと多いゲームである


 アドベンチャーという事からトラップも出て来るのだが、中には即死系のトラップも用意されている。そこで問題になるのがセーブのシステムで、任意の場所でセーブ可能なのは有りがたいのだが、その反面チェックポイントセーブの様に自動的にはセーブを行ってくれない為に、つい忘れていた状態でそういった予期せぬ死亡トラップに嵌って死ぬと相当前まで戻らないとならないという恐れがある。それと時間制限内に連続したアクションを達成しないとならないシーンでは、下手にクイックセーブを途中でしてしまうと「そこからでは何度繰り返しても絶対に間に合わない」というデッドエンドに陥る危険性もある。そうなると最悪のケースではマップの最初からやり直す羽目になってしまう。よってある程度の間隔毎にマニュアルでのセーブが大事なゲームである。オートセーブの機能を持たないのならば、プレイヤーが気が付き難いような即死系トラップは最小限に控えるべきだろう。


 マップ内の探索も大きな要素を占めており、発見してもメッセージは出ないがシークレット的なエリアも結構用意されている。探索によってアイテム類(特にルーンストーン)を集めるのは重要なのだが、シークレット系エリアへの到達は結構難しい部類。ルーンストーンは音を発するので存在に気付くのは容易いが、目に見える場所に在るけれどもどうやってそこに辿り着くのかが解らないというパターンが多い。少なくとも解り易い枝道エリアについてはちゃんと回ってアイテム回収を行わないと、Medium以下ならばともかくとしてHardでは厳しいのではないかと思われる。よって探索をせずに直線的に進むタイプのプレイヤーに取っては不利になるゲーム性と言える。



BASICS

*視点は後方三人称固定(カメラだけを動かして周囲を見る事は出来ない)
*視点はよりカメラを遠ざけたり、ズームして一人称状態にする事も可能(ただし一人称視点では武器が見えずに戦い難い)
*壁を背にした際には半透明化したり一人称視点へと切り替わる
武器は剣, 斧, 打撃系の3つのジャンルに各5種類となり計15個。同ジャンルの武器を同時に複数携帯する事も出来る。
*攻撃時にボタンを押すタイミングでコンボ攻撃も発動が可能
*武器は投げて攻撃する事も出来るが、回収が出来なくなるケースもある
*ドッジ動作可能(デフォルトではOFF)
*アイテムのピックアップはオートにも出来る
*ヘルスは食物や酒、或いはトカゲの様な生物を掴んで食べて回復させられる(数秒時間が掛かりその間は無防備となる)


 防御用に盾も持てるがこちらは一種類だけしか携帯出来ず、また当然両手持ちの武器とは兼用出来ない。右下の青い耐久力のメーターがゼロになると壊れてしまうが、敵の落とした物を拾って交換したりが可能。敵が盾を持っている場合には同じ様に破壊出来る。

 様々なオブジェクトを武器として利用可能。敵の切断された手脚を持って振り回したり、首を投げて攻撃も出来る。

 敵にダメージを与えると画面下部のBloodlustメーターが上昇し(時間の経過と共に徐々に下がる)、これをフルにするとBerserk Modeへと移行。太くなったメーターが表示されている間はダメージを受けなくなる。ただしメーターは時間の経過だけではなく、敵からのダメージによっても減少する。


 戦闘時に非常に重要となるのがRune Power。一種のパワーアップアイテムで、シークレットの様に隠されている物も多い。通常の物は画面右端の黄色のエネルギーメーターを上昇させ、15種類の武器は全てこのパワーを使った独自の特殊能力を発動可能である。持っている武器に応じて必要なエネルギー量はガイドラインが出るので、その印の位置以上に貯まっているなら発動キーを押せば短時間の間有効となる。以下はその一例。

・Viking Short Sword: 魔法のシールドを作り出す
・Viking Broadsword: 敵に与えたダメージを自らにヘルスとして吸収する
・Dwarven Work Sword: 複数の敵に連鎖してダメージを与える電撃を放つ
・Hand Axe: 透明化して敵から見えなくなる
・Viking Axe: 攻撃した敵を味方に付ける
・Tribal Pit Mace: 地面を叩いて炎のリングを周囲へと広げる
・Dwarven Battle Sword: 岩を生み出して敵に投げつける
・Rusty Mace: 渦を巻く衝撃波を敵に向けて飛ばす


 その他にはヘルスの最大値を上げるRuneや、Berserk Modeに瞬時に入れる物も存在する。

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