PENUMBRA: BLACK PLAGUE

                                  12/07/23



   SYSTEM / GAMEPLAY

   ACTION / GRAPHICS / SOUND

   BOTTOMLINE

   公式サイト

   EPISODE 1: OVERTURE


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製作・販売: Frictional Games / Paradox Interactive
発売: 2008/02
日本代理店: 無し


概  要  Penumbra: Overtureの続編となる作品。代理店が変った事からも解るように単体で動作し、また前作を未プレイでも一つの作品として完結はしているのでプレイ可能である。

 本来は三部作の予定だったが、前の代理店Lexicon Entertainmentとの間にトラブルがあってプロジェクトの続行が困難になってしまった。どの様なトラブルが発生していたのかは明らかにされていないが、「二部作に変更すれば大丈夫なのではないかと考えてParadoxに相談を持ち掛けこのゲームを出す事が出来た」とコメントしている。“Penumbra”を商標としてLexiconが所持しているなら同じ名前で出す事自体が不可能なので、“Penumbra三部作”という当初の構成がLexicon側の権利として存在していたとかの話なのかもしれない。(その後ゲームの版権自体がParadoxへと移っている)。

 プラットフォームは前作と同じでPC, Mac, Linux。


 半年後に発売されたPenumbra: Requiemは第三のエピソードではなく、このBPの拡張パックである。その後のストーリーを扱っているのでは無くて、若干の内容の補完を行っているだけであり、パズルがメインの小品といった位置付け。


 リテール版としてはこのBP単体の後に、Requiemの単体版とBPを同梱した特別版。その後Penumbra CollectionとしてOvertureも入っている全入り版が出ている。ただし地域によっては発売されていないバージョンも在るようだ。

 ダウンロード販売では単体版の他にPenumbra: Black Plague Gold Editionとして、Requiemを含んだバージョンでも売られている。


 penumbra日本語化 @ ウィキよりBP用の日本語化ファイルが配布されている。(途中まで英語で進めたセーブデータは正しく日本語化されないそうなので、使うなら最初から日本語化してプレイする)。


STORY  前作の終了後、牢獄に捕らえられている所からこの続編は始まる。炭鉱エリアから(以前の)人間の居住区へと到達した主人公のフィリップは、現在生存している人間達が居るシェルターを目指して数々の障害をくぐり抜けながら進んで行く。そしてその過程で彼は、この一連の施設の建設された目的や、自分の父の果たしていた役割を知る事になる。


PATCH

DEMO
 V1.1が最新。単体版とCollectionではパッチが異なる。公式サポート

 BP用のデモが存在している。Overtureが正常に動いたとしても、エンジンが改造されているので不安ならば一応こちらでも動作確認をしておいた方が良いだろう。

動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
CPU 1.0Ghz -
MEMORY 256MB -
VIDEO Vertex & Pixel Shader 1.1以上
Radeon 8500/ GeForce 3
-
SOUND - -
対応OS 2000 / XP
DirectX 9.0c以上要


 Vista/7でも動作する。前作からエンジンは改造されているが、基本的には必要な動作環境は同レベル。ただし拡張パックのRequiemはデータ量が多い関係から、1.5 Ghz, 512 MBが必要となるので注意。

 主な障害対応はOvertureの方を参照。だがエンジンが改造されているので、Overtureでは発生するがこのBPでは発生しない(或いはその逆)という障害も考えられる。


 個人的にはラストのセクションにて、画面内に棒状の変な物体(アノマリー)が描写されてしまう問題があった。これは他の人でも発生しているのを確認。


 謎解き関連は攻略サイトや動画を参照。以下に幾つか詰まる可能性が比較的高そうな場所の答えを載せている。


*絵の掛かっている船室で何をすれば良いのか?
 4つのアイテム(オブジェクト)を絵と同じ状態にする。


*Machine Roomの死体が有る部屋
 死体が落下するイベントの後にワームに襲われる。これを避けながらワームが配線の露出している場所から出現するのを待ち、その瞬間にスイッチを入れて感電させて倒す。


*Library(図書室)の中の扉の開け方
 一つだけ飛び出している本が有るのでそれを操作する。


*Kennelsにて「暗いので安全ではない」とされる通路の通り方(ヒント)
 壁に穴が空いている箇所があるが、ここからはモンスターが出現する様になっている。もし暗い状態でその位置を通ると襲われてゲームオーバー。光が嫌いなのでそこが明るければ出て来ない。

 反対側の通路(入ってから向かって右側)を進んで行くとライティング制御の部屋に到達する。この部屋のパネルがオンになっている状態だと、来る途中の穴の位置にライトが点いて、「暗いので通れない」とされたエリアが消灯する。パネルをオフにすると、逆に「暗いので通れない」とされたエリアに灯りが点灯し、来る途中の穴の位置が消灯する(つまりそのまま戻ると殺される)。この状況でどうやって通過するかというパズル。



*Chemical Labのカメラ
 見付からないように出口の扉に到達する必要があるが、最初のセクションには1個、次のセクションには2個、それまでにオンにしないとならないスイッチが有る。


*Examination Areaの機械操作(ヒント)
 まずこの機械を動かすには6個の薬品の他にある特殊な物質が必要であり、これを操作するのはこのシェルターのセクション全体の最後である。青い物質の入ったボトルを入手していないのなら他を先に回らないとならない。


 操作手順としては、最初に青い特殊物質の入ったボトルを装置の下部にセットする。その後6個の薬剤を上部から投与するのだが、その手順が複雑(というか解り難い)説明で記載されており、またそのルールが書いてあるノートを同時に参照出来ないのが厄介な点。

・6個の薬剤は装置内に投入する順番が決まっている  (頭文字でC→A→I→B→N→S)
・ただし装置内部で薬剤は決まった順番にソートされる(頭文字でA→C→S→I→N→B)

 1個投入する毎にボタンを押して装置を稼動させてやらないとならないのだが、その時の番号はソート時の番号になる。つまり最初にCを投入するが、押すボタンは1番ではなくて、ソート順におけるCの順番の2番になる。この投入→ボタン押下の操作を最後のSまで繰り返せば良い。

 なお装置のボタン番号は製造時のミスによって下段の順番が逆になっている。具体的には以下の様に割り振られているので注意。

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