AMONG THE SLEEP


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更新履歴   18/09/11 レビュー掲載 (Enhanced Edition V3.0.1でのプレイ)

販  売  制作・販売:  Krillbite Studio
 発 売: 2014/05
 日本代理店: 無し

 2018/09/11 現在 Steamにて 1,730円で販売中

概  要  ノルウェーのインディーズ会社Krillbite Studioのデビュー作品。Hedmark College Universityにてコンピューター関連の学科を卒業したメンバー11人が集まって2011年に設立。ゲーム開発初期は国の支援プログラムから資金援助を受けていたが枯渇。その後はメンバーのパートタイムで生活費を得ていたのだが、その結果としてゲーム制作の時間が十分に取れなくなる。そこでこのまま完成が延びても不味いと考えてKickstarterでの資金調達を思い立つ。それは見事に成功して目標額に到達し、そのお金で制作に集中して完成まで漕ぎ着けられるに至った。SteamにはGreenlight経由での登場。

 対応機種はPC, MAC, Linuixの他に、後発でPS4, Xbox Oneでも発売されている。日本語対応版は存在しない。公式の発表では2015/03の次点で売り上げは10万本を超えている。

 ダウンロード販売タイトルだが、PCのパッケージ版も(バッカー向けの限定版以外だと)2016年にSOEDESCOからリリースされている。


 2017/11にEnhanced Editionとして再リリース。旧版の所持者には自動的に差し替えられる形。主な変更点としては、

・グラフィックスの向上
・会話(セリフ)文の増加
・ゲームプレイの改善(パズルの変更等)
・パジャマのデザイン変更が可能
・ミュージアム(コンセプトアートやデザインドキュメントの展示されたマップ)
・ミュージアム内にサウンドトラックとアートブック


 主人公が赤ん坊という特殊な視点なのもあり、Kickstarterの時点からVRへの対応を大きな売りとしていたゲームである。しかし実際に対応へと取り組んでみるとVR版のゲーム化は想像とは違っており上手く行かず、プロトタイプがリリースされたのみで早期の段階にてVR版の制作は中止されている。その理由を弁解しているブログ, 及びニュース記事。いまだに掲示板では「VR版はどうなったのか?」という書き込みがあり、期待度が高かった分だけ逆にゲームの評判を落とす要素となってしまった。

STORY  主人公は2歳児。誕生日の夜のこと、彼は何等かの異変によって自室のベッドから放り出されてしまう。そこで彼は縫いぐるみのテディベアと共に居なくなった母親を探す旅へと出る事になる。

PATCH

DEMO
 現在の最新バージョンはATS 3.0.1(Enhanced Edition)。Steamでは自動アップデート。

 Steamにはデモが用意されているが、おそらく2014年にリリースされた当時の旧版のままと思われる。

動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
OS WindowsXP SP2 Windows 7以上
CPU Dual core 2.4GHz Quad core 2.5GHz
MEMORY 2GB 4GB
VIDEO VRAM 512MB VRAM 1GB
SOUND DirectX 互換 同左

DirectX 9.0c以上要

 Enhanced Editionになっても動作環境に変更は無し。実際に変化は無いのか、それとも更新をサボっているのか不明。制作エンジンであるUnityのバージョンが大きく変わって新しくなっている為に、過去の障害情報などは参考にならない物も多々あるはず。

*コントローラー対応
*セーブファイルの場所は C:\Users(ユーザー)\(ユーザー名)\AppData\LocalLow\Krillbite Studio\Among The Sleep の中(隠しフォルダを表示する設定にしておかないと見えない)。ここに有る設定記述ファイル(profile.json)の中にセーブ状況も書き込まれる。


 最新のEnhanced Editionにおいてトラブルが解消出来ない場合、旧バージョンに戻しての障害切り分け(もしくはこの旧バージョンでプレイする)が推奨されている。Steamのライブラリからゲームを右クリック → プロパティ → ベータタブより legacy 1.3.2 を選択してダウンロード(GOG版では可能なのか不明)。


※Enhanced Editionにおいて旧版のセーブデータがロード出来ない
 旧版とは保存場所も異なっておりセーブデータに互換無し。やり直しが面倒という場合はコンソールコマンドにて対処する。キー設定にてコンソールの呼び出しキーが設定出来るので、これを用いてコンソール(テキスト入力画面)を表示。ここで小文字のLを二つ並べると“Load Level”コマンドとなり、これで希望のレベル(マップ)にジャンプ可能。例えば ll Level01 の様に入力して実行する。レベル名は Level00, Level01, Level02, Level03, Level04, Level06_pre。


※ゲームを再開するとチェックポイントから始まらず、チャプターの先頭からになってしまう
 仕様。詳しくはセーブ&ロードの項にて。


※5.1ch設定においてキャラクターのセリフの再生音が小さい
 設定から5.1chを有効にすると発生する障害。SoundBlaster X-Fiの古いモデルを使用している際に発生例が上げられており、実は私の環境でも発生した。5.1chに定位はするのだが、センターSPからの再生音が出ていない状態となり、左右SPの再生だけとなるのでセンター定位させるセリフ音等が小さくなってしまう。他の5.1chのゲームやムービー再生には問題が無いという状態。ちなみにこのゲームが使用しているのは結構採用例は多いFMODなのだが、(同じバージョンの)FMOD側の問題であるなら他のゲームでも発生するはずである。

 これは修復手段が見付かっておらず、2chにしてプレイするしか無い。あるいは上記のLegacy版に切り替えてテストしてみるかになる。

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