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FIREWATCH ＧＡＭＥＰＬＡＹ ＳＴＯＲＹ / ＢＯＴＴＯＭＬＩＮＥ 解説＆考察 （後日予定） 公式サイト STEAM GOG 目次 HOME |
| 更新履歴 | 21/06/05 レビュー掲載 （V1.0.9） |
| 販 売 | 制作・販売： Campo Santo / Panic Inc 発 売： 2016/02 日本代理店： 無し 2021/06/05 現在 Steamにて定価 1,980円で販売中 |
| 概 要 | Campo Santoはサンフランシスコのインディーズ会社。メンバーは12人とインディーズとしては割と多い方とも言えるが小規模である事も確かである。 設立者の中の2人Jake RodkinとSean Vanamanは共にTales of Monkey Islandなど幾つかのアドベンチャーゲームの制作にデザイナーやシナリオライターとして携わっていた経歴を持つが、独立前に担当していたのが高評価を受けたTelltaleのThe Walking Deadだったのもあって、新興のインディーズ会社からの作品としてはメディアからの注目度が高く発売前から知られている作品となっていた。 Golden Joystick Awardsの「ベストインディーズゲーム」, BAFTAでの「ベスト デビュー作」を始めとして多数の賞を授与されており評価は高い。2018年の時点で250万本を売り上げている。 プラットフォームはWindows, OS X, Linux, PlayStation 4, Xbox One, Nintendo Switch。 会社は2018年にValveに買収されており、開発中だったIn The Valley of Godsは保留状態。会社は存続しているそうだがメンバーは既に別々のプロジェクトに移行しており形を成しておらず、今後新たにメンバーが集められて実質Valveのゲームとして発売される事になる様である。 |
| ＳＴＯＲＹ | 1988年、アメリカ北西部のイエローストーン国立公園で大規模な山火事が発生し長期間に渡って燃え続けた（史実）。ゲームの舞台は翌1989年、同じワイオミング州にあるショショーニ国立森林公園となる。 主人公のヘンリー（39）は自身の人生におけるある事情により、人間社会から隔絶された感のある森林公園奥地での火災監視員の仕事に自ら希望してやって来る。監視塔には自分一人だけで、同区域で働いているレンジャー達とも何か事件が発生でもしなければ顔を合わす機会も無い。日常における唯一の他者とのコンタクト方法は、隣の地区で同じく監視員をしている女性上司デリラ（43）との間の無線機通信のみ。任期の数ヶ月間を静かに過ごしたかったヘンリーにとっては特に問題は無い環境だったが、ある日突然おかしな事が起き始める。 |
| ＰＡＴＣＨ ＆ ＤＥＭＯ |
最新のパッチはV1.0.9だが2018/05/22リリースと既に時間は経過しており、また制作チームは分裂しているので今後修正が行われる可能性が残っているのかは疑問。2018/03のパッチで日本語に対応している。 デモはリリースされていない。 |
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| 動作環境 ＆ トラブル |
DirectX 11以上要 *コントローラー対応 *セーブファイルの場所は C:\ユーザー(Users)\（ユーザー名）\AppData\LocalLow\CampoSanto\Firewatch\saves\ の中（隠しフォルダを表示する設定にしておかないと見えない）。 ※ゲームを開始すると画面が真っ暗, サウンドは聞こえている ビデオカードのドライバの更新からテストして行くのが常道だが、このゲームではある特定の問題が発生している様である。開発にMicrosoft Visual Studio（Microsoft Visual C++）を使用しているのだが、これがゲームの初回起動時に正常にインストールされずにそれが原因でトラブルになるという件。この開発支援ライブラリは頻繁に利用されている為に多くのゲームでインストールを要求される事から、ゲーマーのPCだと既に年代・バージョン別に多数の物がインストール済みとなっているのが普通（「プログラムと機能」にてインストールされているプログラムの一覧を見れば判る）。よってゲーム用のPCだとFirewatchの初回起動時に失敗したとしても他のゲームで既にインストール済みならばトラブルは起きないが、非ゲーム用のPCでVC++が未インストールならば、初回起動時にVC++のインストールも成功していないと不味い事になる。特にこのゲームにおいては普段フル3Dのゲームをプレイしない様な人達の関心も集めていたというのもあって、そういったユーザーの使用するゲーム向けではないPCが多かったという件も影響していると考えられる。 対策としては個々に手動でインストールを実行してみる。Steamの場合だと、現在の仕様ではゲームフォルダ毎に必要な別アプリケーションを持っているのでは無く \Steam\steamapps\common\Steamworks Shared\_CommonRedist\ の中に良く使われるライブラリ系のインストーラーが収納されており、Microsoft Visual C++は vcredist フォルダの中に年代バージョン別に保管されている。開発側の説明だと 2008, 2010, 2013 の3つのフォルダ内の vcredist_x64 の方をインストールすればOK。 ※ノートPCにてパフォーマンスが悪い 専用のGPUを搭載しているノートなのにfps値が上がらないという問題。これは専用GPUの方が選択されていない可能性があるのでそうなっていないかを確認する（特にこのゲームの様に古いUnity Engineを使っている物では発生率が高い）。Layers of Fearのトラブルの項に専用GPU側を選択する方法の解説が有るのでそちらを参照。なお必要環境ギリギリ程度のPCだとグラフィックスを最低にしても30fps程度しか出ないという調整になっているので、60fpsとかでプレイしたいならば速いPCにするしか無い。 ※FOVの変更方法 FOVのスライダーは無いが、開発側から変更方法の解説は提示されている。固定の理由としては一人称視点だがヘンリー自身の体が見えるという設定で、段差を飛び降りなどの動作の際には一連の動作が自動＆視点固定（自身の体を見下ろしている状態）で行われる。また手を伸ばしてオブジェクトを操作するシーンも多い。その為にFOVを変更してしまうとその表示が正常に行われなくなる危険性があるので不可にした。だが絶対にさせないという姿勢ではないので、変えたいという希望者向けに方法は公開するとしている。 規定のFOV値は55（垂直FOV）であり、これは16:9表示であるなら水平FOV=85程度に当たる。垂直FOVのスライダーは120辺りまで伸ばせるゲームが多いが、垂直FOV=100ならば水平FOV=130（16:9のケース）といった計算になる（FOV Calculatorで検索すれば計算用サイトが多数ヒットする）。
FOVの設定値はレジストリの中に保存されており、Win10であるなら検索バーに regedit と入力しレジストリエディタを起動する。 コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\CampoSanto\Firewatchを開き fovAdjust_h2041137991 の項目を右クリックして修正を選択。デフォルト値は0で、これが垂直FOV=55の時の設定である。望みの値にするにはまずこの55との差を計算し、それを100倍した値を修正値として設定する。例えば垂直FOVを100に設定したいのならば、デフォルト55との差は+45。この数値を100倍すると4500となるのでこれを上記レジストリに書き込んで保存する。これは16進数では無く10進数として書き込むので注意（10進数をクリックしてから4500と入力する）。それとゲームが終了している状態で変更しないと有効にはならない（PC再起動は必要ない）。 ちなみに「なんでレジストリに？」と思われる方も居るかもしれないが、これはゲーム側の問題では無くUnity Engineが基本として用意しているツールでのユーザー設定値やセーブデータの保存場所がレジストリに設定されているからで、これは同エンジンの悪評として知られている事項である（知識の無いユーザーがうっかりレジストリを破壊してしまったらと考えると危険）。現在ではある程度の規模を持った所からの作品ではレジストリの使用は避けて、独自に制作したツール等で別のWindows上のフォルダ内に保存する様にしているケースが多い。 |
