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更新履歴  22/06/20 レビュー掲載 (V1.0.4)
 22/07/12 ストーリー関連情報をネタバレの項に追加

販  売  制作・販売:  Shiying Studio / Gamera Games
 発 売: 2021/02
 日本代理店: 無し

 2022/06/20 現在 Steamにて定価 1,010円で販売中

概  要  Shiying Studioの公式サイトは無いのでSNS(中国語)を見てみたのだが、制作者はMoonlight Cockroach(Moonroach)、あるいは日本のストアページでは月光○螂(○は日本の漢字では無し, ○螂でゴキブリの意味)という方で一人でやっている(一部外注)。元は映画やTVの映像関連の仕事をやっていて、その後ゲームを作る為に会社を辞めて取り掛かっている。RPG Maker(ツクール)製のゲームは中国でも人気が有り、自分でも作ってみたいと考えたそうだ。姿勢としてはストーリーを最重視というスタンスでゲーム性(アクションや謎解き等)はあまり重視していない。日本文化には関心が高く、好きな作家は東野圭吾。

 最初の作品は日本を舞台にした黒森町綺譚(Tales of the Black Forest)だが、こちらは“拾英工作室”名義でのリリース。その後Shiying Studioへと単に改名したのか, パブリッシャーが異なるのでその絡みか, 『黒森町綺譚』は日本の文化に詳しい監修者の元での共同制作だった事からの違いなのか。このゲームのサントラ(無料配布)のページでは“拾英工作室”になっているだけに余計に謎である。

 その『黒森町綺譚』の方は日本が舞台で、日本の世界に使えるRPG Maker用アセットは有料を含めて多数有るので助かったが、中国社会を描ける様なアセットはあまり存在しておらず、また今回は描画スタイルを変更したので制作には相当な時間が掛かってしまったとしている。

 当初は中国語のみでのリリースであったが、(予定よりも遅れたものの)2021年12月14日に待望の英語I/Fが追加された。日本語に関しては予定しているとかの情報は現状出ていない。『黒森町綺譚』は日本語化されているがパブリッシャーが異なるので(パブリッシャーが金を出せば簡単に実現する)あまり当てには出来ないと言える。期待出来る可能性としてはコンソール移植で日本語版も作られてからの、PC版へも日本語実装という流れになるだろうか。

 これを書いている時点ではSteamでの評価は「圧倒的に好評」。ちなみに前作の『黒森町綺譚』も同じく高評価である。Steamspyの予測データでは少なくとも50万本は売れている様だが、Steamでのレビュー数からすると信憑性のある数字である。ただユーザーのほとんどは中国人と見られる。

STORY  時代は2004年, 場所は中国の山間のある街。ここでは一月ほど前に一家4人が全員死亡するという凄惨な事件が発生して話題となっていた。

 主人公のLin Lixunは新人の警察官としてこの土地に配属されたばかり。葬式会場で発生した放火事件の捜査に現場を訪れていたのだが不可解な現象に遭遇。そしてその後上記の事件へと巻き込まれていく。

PATCH

DEMO
 V1.0.4が最新。Steam版はSteamworksとの連係(クラウドセーブ, トレーディングカード, 実績機能等)が絡んでくるので、そちらだけ更新されてバージョンが異なる可能性もある。

 デモが用意されている。

動作環境

トラブル

*セーブファイルの場所は以下の中(インストールされたフォルダ内に有る)
 \Steam\steamapps\common\Firework\www\save


 公式アナウンスは中国語でこれまでのパッチ内容を説明しており、掲示板の書き込みもほぼ中国語なのでトラブル関連の情報は得られず。ただ個人的にはプレイ中のトラブルには遭遇しなかった。

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