シ ス テ ム |
難易度 EASY/NORMAL/HARDの三種類。ゲーム途中でも任意に難易度の変更が可能である。Hardにした場合Normalに比較して、敵の耐久力が大幅に増加する・ダメージが高くなる・Searchした際にアイテムが出難くなるといった変化が生じる。通常シーンで敵が増加するというのは無いようだが、イベントシーン等ではより数が多くなっているような感じは受ける。 セーブ&ロード セーブはクイックを含めて任意に可能(デモでは不可)。ただし一部意図的にセーブする事が出来ない箇所も存在している。オートセーブはマップに入った時の一箇所のみなので、ある程度定期的に通常セーブは行っておいた方が良いだろう。 死亡時の扱いについてはVita Chamberという復活装置の中にRespawnするようになっている。これはマップ内に幾つか存在しており、死亡したエリアによってそこに属する装置へと復活するようだ。そのまま継続して進めるか、最新のセーブからやり直すかはプレイヤーの自由である。 OBJECTIVES 現在進行中の目標が確認出来る他にヒント表示機能も持っている。オートマップを何時でも参照可能であり、進むべき方向を示す矢印をプレイ画面に表示させたりも出来るので非常に分り易い。プレイ画面へのミニマップ表示機能は無し。 INTERFACE I/F系はSS2に比べると簡素化されており、限定されたスロット内にアイテムを収めて行くのではなく、アイテム類はUSEした時点で消費されるようになっている物が多い(タバコや酒等)。重量やスロットの制限が無いので、武器や弾薬は持てるだけ同時に所持が可能である。ストックされるタイプの小物アイテムは通常は参照する事が出来ない。 HELP画面から各種アイテム&装置の解説や、過去の会話のログ等を音声付で参照可能なのは便利な機能。各種メニュー画面もわざわざ閉じるボタンに合わせないで、単に右クリックで戻るになっているので使い易い。 |
HACKING |
マップ内にはハッキング可能な物が多数存在しており、手の届く範囲内に近付けばハッキング行為が可能になる。引っ掛からないようにする為には機能を一時停止させてから近寄る方が安全であり、Electro
Boltで止めてやるのが一般的。或いはEVEは多く使うが凍らせた方がハッキングが簡単になるので、ハッキング行為を実際に行うつもりならばWinter
Blastを使うという手もある。監視カメラや各種タレット(自動砲台)のハッキングに成功すると味方になり、監視カメラなら近付いたSplicerにアラームを鳴らしてbotによる攻撃を仕掛け、タレットは敵に対して攻撃を行うようになる。販売機関連のハッキングに成功した場合には、価格が安くなるのと普通状態では買えなかった物がメニューに出て来るようになっている。金庫や数字錠は成功すれば開く。逆にハッキングに失敗した場合には、ダメージを受けたりアラームが作動したりしてしまうようになっている。 ハッキングの作業は一種のミニゲームになっており、行っている間はゲームの方はPause状態になる。まず最初に難易度が表示されるので、それを見てチャレンジするかどうかを決める。この難易度はその対象物の初期設定の値に対して、装備しているGene Tonicsの各種能力による修正(難易度軽減)を加えた物が表示される。一般的にはメーターが真ん中よりも触れると相当難しくなると考えて良いだろう。 ミニゲームはスタート地点からゴール地点まで水が流れるようにパイプを繋げれば良いというもの。流れる速度に間に合わずに水流が途切れたら失敗。まずは全てのタイルが裏返しなので素早くクリックして表向きにする(別に最初に全部を開ける必要は無い)。その後タイルをドラッグ&ドロップで入れ替えてパイプを接続する。タイルにはノーマルな物の他に、有利な物では水流を遅くするタイルが存在する。逆に水流を速くしてしまう・そこに到達すると失敗になる(動かせない)・そこに到達するとアラームを鳴らしてしまうといったペナルティ型も用意されているので注意。完成したら水流を速めてのクリアも可能。 なおハッキングの難易度が高いので無理、或いは面倒という場合にはAutohack ToolかBuyoutも可能である。前者は5個まで所持可能なアイテムで、どんな難易度でもハッキングが自動的に成功になる。実質これが無いと難易度が高過ぎてハッキング出来ない物も多い。Buyoutは難易度に応じた金を払う方法だがこちらは相当高価なので気軽には行えない。 このミニゲームによってハッキングするという方式については「ゲームの雰囲気に合っていない」といった批判も寄せられていたが、「ミニゲーム自体は面白いという人も多いし、別に欠陥だとは考えていない。ただもっと良い物が用意出来たのではないか?という意見は否定出来ない。全ての要素を徹底して作り込むには予算と人員は幾ら有っても足りないし、その意味でこのハッキングについては優先度が特別に高くは無かったのでこういった形に落ち着いた。高くないというのは、そもそもハッキング自体をしないで進めたり、ミニゲームをせずにクリアしてしまう事も可能なので、全てのプレイヤーが深く体験する訳では無い要素だから、という意味合いである」とコメントしている。 個人的にはそこそこ面白いとは感じたが、2回目のリプレイ時にはもう面倒という感じになりその面白さは長続きしなかった。また簡易化する能力を多数身に着けていても、後半は難易度は最高のままという物が多くなるというバランスも変。徐々に難しい物にチャレンジ可能になって行くなら良いのだが、やればクリア出来るだろうというレベルから一気にメーターが振り切れた状態へと移ってしまうので後はAutohack Tool頼りになってしまう。 |
RESEARCH |
ResearchとはSS2でも存在していた概念で、敵を研究する事によってダメージに+修正を加えたり、敵の死体から回復薬が取れるようになったりするという能力である。SS2では敵の体から採取した組織を研究状態にしてやり、その後キャラクタのResearch能力に応じて数十分程度待つと結果が返って来るといった具合になっていた。BioShockでも役割は基本的に同じなのだが、その使い方は一種のアクションゲーム風に大きく変えられている。 ゲームの途中にてリサーチ用のカメラが手に入り、これを武器の代わりに構えて敵の写真を撮影する事でリサーチを行うというシステムになっている。撮影にはフィルムが必要でこれは購入も可能。リサーチが可能な対象物は生きた敵に限らず、監視カメラやタレットにbot、或いはLSもその対象となっている。ただし敵の写真はただ撮れば良いというものではなく、それぞれにスコアが付けられるようになっていて、A, B, C, ランク外(撮影失敗)という四段階の評価と共に表示される(スコアは見ても良いしクリックで飛ばす事も可能)。スコアの基準は以下の通り。 +対象物が画面中央に収まっている +複数の敵が同時に撮影されている +攻撃状態の敵を撮影する +Research能力を高めるGene Tonicsを装着している −既に撮影済の個体である(同じ個体は3回まで撮影可能) −死体 対象の種類別にスコアの累計はゲームを通じて管理されており、5段階に渡ってリサーチの成果がアンロックされて行く(5段階終了すると以降撮影不能になる)。基本的には1, 3, 5番目が”Increased Damage +++”等の与えられるダメージの増加。その他が特別な報酬というパターン。特別な報酬とは以下の様な物が用意されている。 *各種Gene Tonicsの入手 *死体をサーチした際にその組織をFirst Aid Kitsとして使用可能になる *HealthとEVEの値の増加 *一定確率で敵が攻撃に失敗する 攻撃中の相手を撮影したりする訳なので危険が伴う事も多いが、例えばBDへのダメージ増加は最後までリサーチするのと全くしないのとでは大きな違いを有む事になる。最も重要なのはこのリサーチでみ入手可能なGene Tonicsが多数存在する点で、それ故にゲーム上は徹底してリサーチを行うのが相当大事になっている。 これもハッキング同様に初回プレイ時は面白いのだが、リプレイ時には飽きが来てしまうという印象の要素である。 |
WEAPONS |
武器は全部で7種類用意されており、レンチの他にはピストル、サブマシンガン、ショットガン、グレネード・ランチャー、ケミカル・スロワー、クロスバウ。ケミカル・スロワーとは火炎放射器を拡張した化学物質放射器とも言える物で、クロスバウはスナイパー・ライフル的な扱いの武器。 武器の特徴はSS2同様に弾薬の切り替え機能を持っている点で、それぞれの銃火器は3種類の弾薬を切り替えて使用可能である。サブマシンガンならノーマル弾・対人間用・対機械用と用意されていて、対象相手に対して効果が高かったり低かったりという変化が生じる。例えばSplicer相手なら対人間用が最も効果的だが、逆に対機械用はノーマル弾よりも効果が薄くなる。監視カメラ等の機械やBD相手にはその逆。ケミカル・スロワーだと冷凍・火炎・電撃のコンパウンドを切り替えて使用可能で、火炎系の使い手には冷凍が効果的で火炎は効果が薄いといった感じになる。GLはプロキシ(近接地雷)・ノーマル・熱探知追尾ロケットの切り替え、クロスバウは火炎・ノーマル・トラップワイヤーとなっている。 弾薬は落ちているのを拾うか、販売機での購入が可能。ただし第三の弾薬についてはこの方法での入手は稀であり、アイテムを使って弾薬を製造しないとならなくなっている。 もう一つ重要な点として各武器は二段階の改造が可能となっており、これはマップ内に存在するPower to the People Machinesを使って行う。このマシンは一度の使い切りで、選択画面から好みの物を選んでアップグレードを適用可能。全部で12台存在するので全て発見すれば6*2=12の全ての改造を適用する事が可能だが、横道に隠されていたりする物も多く探索を徹底しないと全部の発見は困難である。 以上の用にSS2に良く似た設定ではあるが、武器が使うと壊れて行くという概念は外されている。 |
U−INVENT MACHINE |
マップ内にはバッテリー・ゴムホース・空きビン・蒸留水・ネジ・膠等の雑多なアイテムが存在しており、集めたこれ等を使って様々な物を作り出す事が可能になっている。マップ内のU-Invent Machineにアクセスすると作成可能なアイテムが表示され、それぞれどの素材を何個必要とするのかが表示される。この時に持っているアイテムの数が足りているならばそれを製造可能。ここで製造する以外は入手か困難という物も有るので、アイテムを集めてここで製造するというのは結構重要となる。或いは販売している物であってもここで作れば無料なので資金の節約にもなる。 I/Fの方はあまり良く出来ておらず、アイテムを参照する画面が無いので今何をどれだけ持っているのかはマシンにアクセスして見ないと判らない。また作りたいアイテムを今何個持っているのかも参照出来ないので、一度抜けて確認しないと作り過ぎてしまうケースも出て来る(持ち切れない分は落ちて残る)。 |