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シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度はEasy / Normal / Hard / Impossibleの四種類。途中での変更は可能。チャプター単位でのリプレイ機能は持っていない。


セーブ&ロード
 クイックセーブを含めて自由に行える。ただしクイックセーブには注意点もあるのでトップ頁のトラブルの項を参照。


OBJECTIVES
 PDA内のノートに目標とその達成状況は記録されていく。全体図のオートマップ機能やプレイ時にミニマップ表示機能を持つが、これ等はそのデータが在るVon Braun艦内でしか使用出来ない。


英語
 他キャラクターとのコンタクトは全てEmailかログレコーダーによって行われ、何時でも保存ログとして参照する事が可能。他人と選択肢で会話するという要素は含まれていないが、一部ムービーのシーンで一方的にセリフが流れるという箇所が在り、そこでは字幕は表示されない。全体として英語の分量はDeus Exよりも少ないし、内容的にも平易でわかりやすい。ただしDeus Exとは違って全ての行為はリアルタイムで行われるという設定であり、ログを読む事を含めてI/F画面を参照する際にポーズが掛けられない上に、敵はいくら倒してもリスポーンするという仕様なので、安全な状態でじっくりとログを読む事が可能なケースは少なくなっている。

登 場 人 物
 主な登場人物の紹介。


 Anatoly Korenchkin

 TriOptimumの権力者。その独善的な力を利用して周囲の反対を押しきりVon Braunの艦長に就任する。目的達成のためには手段を選ばず、今回のUNNの反対者の謎の死にも彼が関わっていたとの噂が絶えない。



 William Bredford Diego

 UNNの護衛船Rickenbacker艦長。輝かしい戦歴を持つ歴戦の勇士。唯一SHODAN暴走の責任の一端を担うあのEdward Diegoの息子であるという点だけが彼に取ってのコンプレックスである。当然の如くAnatolyとは犬猿の仲であり、彼の艦長就任には強く反対していた。


 Dr. Marie Delacroix

 FTL航法の開発者であり、Von Braunの動力の管理責任者。今回のテスト航海には反対の考えを持ち、Anatolyに対しても嫌悪感を感じている。Tau Ceti 5への上陸に関しても慎重論の持ち主だった。



 Dr. Janice Polito

 ベテランの船内コンピューターシステム管理責任者。船内の生き残ったシステムを利用してプレイヤーにコンタクトしてくる。ゲームの開始から1/3程度の間は彼女からのe-mailの指示に従って行動し,彼女に会うことが当面の目的になる。



 Melanie Bronson

 Von Braunのセキュリティ管理責任者。徹底した管理主義に加えて鉄の意志を持つ女性で、上官に対しても全く物怖じしない。厳格で融通の効かないその性格は他の乗組員からも煙たがられている。



 Tommy Suarez

 Rickenbackerの乗組員。恋人Rebbecaに会うために上官に取り入って、Von Braunへの親善派遣メンバーに入れてもらう事に成功する。しかし彼が到着した時には既に船内はAnnelidに占領された後で、必死になって恋人を探すハメに陥る事となった。プレイヤーが会う(見る)ことの出来る数少ない生き残りの人間。


 Rebbeca Siddens

 Von Braun乗組員。恋人Tommyに再会するためにプレイヤー同様にサバイバルして逃げ回っている。何とかTommyと船内からの脱出を試みようとしている女性。なおこの二人、ゲームの謎解きにはほとんど関係ないのであるが、実はストーリー的には非常に重要な意味を持っている。


 Marc Miller

 水耕栽培エリアの管理者。当初はAnnelidの研究を行っていたが、寄生されてからは恐るべき実験に手を染める事になる。




 Noriss

 宇宙船の航行経験など無い素人のAnatolyに対して、ベテランの実質的なVon Braunの航行責任者。だがその優柔不断な性格が災いして事態を悪化させることに。



 Prefontaine

 生命科学者。Annelidの生態や弱点に関する分析を行う。プレイヤーは“ある場所”で彼を発見する事になるのだが...。




 XERXES

 Von Braun船内の管理コンピューター。SHODAN反乱の反省から高度な機能は持たせていない為に、比較的簡単にシステムをハッキングされる恐れがある。緊急時にはメインのデータループにアクセスする事により、その機能を全面的に停止させられるように設計されている。


RPG要素
 キャラクターの成長要素を含むゲームであり、そのシステムを簡単に解説。未来のSF設定なので成長のさせ方は独特である。


 ゲームはあなたが軍隊に入隊する前の時点(事件の4年前)から開始される。基本的なトレーニング(チュートリアル)を受けた後に軍隊に入隊する事になるのだが、まずここで第一の選択を迫られる。このゲームでは概念的に3種類のキャラクタータイプを用意しており、その内のどれを選択するかの決断をしないとならない。

☆Marine
 通常のRPGでいう所の戦士。パワーと耐久力にものを言わせて、武器をメインに使って進んで行く。ヘビー系の武器を使いたい場合は通常これを選択する事になる。

☆Navy
 通常のRPGでいう所の盗賊。ハッキングを主な武器とし、監視システムを無効化したり砲台を敵に向けて攻撃するように改造したり出来る。他にも通常では開けられない箱を開けてアイテムを入手したり、自販機をハックして値段を変更したりも可能。

☆OSA
 通常のRPGでいう所の魔術師。ただし設定が未来という事で使えるのは超能力である。能力の増幅器を利用して様々な特殊能力を使う事が出来る。一番ユニークで特殊なタイプと言える。


 3種の中のどれかに入隊すると訓練の選択画面に進み、ここで3年間の訓練を受けるようになっている。具体的には各年毎に3つの訓練コースが選択出来て、それぞれが異なる能力値の上昇に関連している(扉の前に行くと表示される)。3種類の訓練コースは純粋にそのタイプに適した訓練とは限らず、選択したタイプに特化した専任型のキャラクターを作成しても良いし、或いは別種の能力を獲得する訓練にしてミックス型のキャラクターにしても構わない。これが終了するとムービーが流れてVon Braunにて目を覚ました所からいよいよゲーム開始となる訳だ。



 次に各種スキルを習って成長出来る。これは大きく分けて、Statistics, Technical, Combat, PSI Powerの4つのカテゴリに分類されている

*各スキルは4〜5項目に細分化されており、0から最大で6までアップグレードさせられる(PSIは全く別の体系を持っているので例外)
*レベルアップはそれぞれのスキル用のアップグレード装置にて行う。これは4種類固まって存在する事もあればバラバラの事もある。
*経験値という概念は無く、Cyber Moduleというアイテムが経験値の代わりに使われる
*サイバーモジュールは任務を達成した際の報酬やマップ内から探し出すかによって手に入り、モンスターを倒したりしても一切入手出来ない
*次のレベルにアップグレードする為に必要なサイバーモジュールの数は難易度レベルによって変化する
*ある能力を繰り返し使う事によって技量がアップするという様なシステムは存在しない
*後半はサイバーモジュールが数多く手に入るようになるので良いのだが、序盤はかなり少ない為にどのスキルを取るかは非常に重要となる



 第三に人体改造による能力上昇のシステムが含まれており、OS UpgradeImplantという2つが存在する。

 OS UpgradeとはBonus Abilityとも呼ばれる特殊な能力で、取得する事により永久にそれを使う事が出来る(パッシブ系でコストが掛からない)。獲得自体はシンプルで、このアップグレード用の装置を探し出して使うだけ。全部で16種類の能力が用意されており、好みの物を選択して取得する。ただしこの装置はゲーム全体で4個しかなく、使えるのも各一度だけという設定。つまり16種類中獲得出来るのは4つのみとなる。

 どれを取るかというのは自分のキャラの特性にもよるし、前半に取ると有用だが後半取っても大して意味が無い物もあったりする。各装置はほぼ等間隔に出現するので、最初の2箇所で何を取るかがゲーム後半の2箇所よりも何倍も重要である。


 Implant体内スロットに埋め込む事によって使用する一時的な能力増強装置。持続時間は充電が切れるまででそこそこ長い。切れたらマップ内にある充電器にて再度チャージするか、携帯用のバッテリーが有るならそれを使用して回復させる事も出来る。使用法はインベントリー内の該当スロットに装着するだけ。一つだけしか使えないのでその場に適した物を差し替えながらになるが、OS Upgradeにより同時に2個使えるようにする改造も可能である。



 成長システムの詳細はゲームガイドを参照。

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