ALIENS VS PREDATOR (CLASSIC)
10/08/28
SYSTEM / MARINE
PREDATOR / ALIEN
GRAPHICS / SOUND
BOTTOMLINE
公式サイト(STEAM)
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製作・販売: Rebellion / Fox Interactive
発売: 1999/05
日本代理店: EAスクウェア
*以下のレビューの内容は発売当時の物になります
概 要 | 20世紀FOXの看板映画『Aliens』と『Predator』をテーマにしたFPS。この二つの種族が登場する同名のコミックスが在って、それが元になっている。昔は家庭用ゲーム機ジャガー用に作られた事があるが、この作品は新しくPCとMac用に制作された物である。監修には本元のFoxが加わっているためグラフィックスやサウンドは映画の素材を使用しており、安易なキャラ使用ゲームとはなっていない。事前に映画(両方2作目辺りまで)を視ておくと一層楽しめるだろう。 (2010/01) 同名タイトルの新作(三作目)の発売に合わせて、Aliens vs. Predator Classic 2000と名前を変えてSteamで再発された。これまでのオリジナル版における、新しいPC&OSでの動作不良問題に対処したバージョンアップ版となる。 *XP, Vista, Windows 7 をサポート *Gold Edition(Millennium Add-on Pack)のコンテンツを収録 *ワイドスクリーンのサポート *セーブ回数制限の解除モードをオプションで搭載 *フレームレートの最大値を120にロック(それ以上の数値になった際の操作ラグの解消のため) *現在のマウスに合わせて感度調整 *Xbox 360コントローラーに対応 *マルチプレイを新たなマスターサーバーでサポート ![]() ![]() ![]() 最終と思われるリテール版は、英国のEmpire Interactiveの廉価版再発レーベル EAスクウェアより日本語マニュアル付き英語版が発売されていたが、相当前に発売中止されてもう流通していない。 2000年にはGold Edition(GE)として再発されている。オリジナル版のアップグレード用には、CDスリーブ形式のMillennium Expansion Packと呼ばれる物も売られていた。私の持っているのは後者のMEPの方で、これには実質GEのCD1だけが入っており、インストール時にオリジナル版のCD2を入れて認証するプロセスが含まれている。GEとMEPの違いはGE発売時に追加されたマルチプレイ用のマップだけの様だが、これも別にダウンロード可能なので両者は同じ物と考えて良い。 GEでの変更や追加は以下の通り。 *グラフィックスのグレードアップ *サウンドのクオリティを変更 *敵AIを修正 *海兵隊に2つの新武器を追加 *海兵隊編における司令官のムービーを差し替え *マルチプレイ用の新マップを9個追加 *オリジナル版用のセーブ可能にするパッチを最初から収録 ただしこのGEは期待外れと言うか、あまり大きな変化は見られない代物であり、オリジナル版を持っている人が再度買い換える程の改造は行われていない。グラフィックスもほとんど変わり無いし、AIにも目立った変化は感じられない。新武器も本編シナリオに組み込まれているのではなく、パッチはダウンロードで済む事である。マルチプレイの追加マップはありがたいが、オリジナルのユーザーとは互換性がなくなるという問題を持っている。 |
STORY | 三種族別々のストーリー構成となり、他の種族のストーリーとの絡みは含まれていない。ロケーションは原作映画から採られている場所も登場する。 |
PATCH & DEMO |
098Patchがリリースされている(GEは適用済み)。このパッチにてゲーム中のセーブをサポートするようになった。 デモは三種族毎に別々に用意されており、それぞれ別々にインストールしてやらないとならない。またかなりバージョンが前の段階の物である為に、インターフェイス類も簡潔だし難易度選択やセーブも出来ない。バージョンが古い分、現在の自分のマシンで動くのかの確認に使えるかどうかはちょっと疑問とも言える。 |
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動作環境 & トラブル |
DirectX 6.0以上要 上記は発売当時の数値で、括弧内はGEでの値。インストールに使うのはCD1のみで、プレイ時にCD2を入れておいてそこからBGMを読み込むという方式のため、24x以上のCD-ROMを推奨している。(BGMの再生は必須では無い)。 XP上での動作に関しては、問題なく動くという人と動かないという人が存在している。その動作関連の情報を整理してみると以下の様になっている(2006年頃の情報)。 *基本的には互換モードにしてWin98モード等にして動作させる *デスクトップカラーが16bitでないと起動しないケースあり *オリジナル版よりGold版の方が動く確率は高い *それまでは問題なかったのが、SP2にバージョンアップしてから起動しなくなったという件が報告されている *ムービー再生中にトラブルが発生する事が多いので、落ちるならば何かキーを押して飛ばした方が良い *動作してもゲーム内の速度が速過ぎてプレイが困難(マルチコア関連?) *Nvidia Geforce 6000系以上のビデオカードではForceware 6x.xxまでしかサポートされない(HUD以外が消える) Geforceの障害は2006年頃の私の環境でも発生するのを確認。しかしこの問題は163.75以降では復旧されている。その他にはデスクトップのカラーとオプションでのカラー設定を合わせないと、VRAM容量不足というエラー起動出来ないという問題があった。 もう一点AVP Goldにおいて「起動しない・起動するが非常に遅い」というトラブルに対して、avp.exe を avpg.exe 等にリネームし、その変更後のexeから起動するようにするという対策が存在している。これはXPのOSが使うシステムファイルの中にavp.exeという名前のファイルが存在しているからだそうだ。 VistaやWindows 7での動作報告についても、問題があるという人もいれば、ちゃんと動くという人もいる。ただし新しいマシンであればあるほど、バージョンアップされたSteamによるClassic 2000版を選択する方が好ましいというのは確かだろう。このリニューアル版用の修正分を、旧リテール版向けにリリースするという予定は無いらしいので。 なお既にソースコードが公開されており、それを基にして最新のハードウェアに対応させようと改造を行っている有志もいる。この修正はClassic 2000版での不具合にも対応。 |