AREA 51

                                 08/10/09



   SYSTEM・GAMEPLAY

   問題点・GRAPHICS・SOUND

   BOTTOMLINE

   公式サイト


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製作・販売: Midway (Austin Studios)
発売: 2005/06
日本代理店: 無



 ※2008/10より無料配布が行われている


概  要  1996年に同じMidwayから発売されたシューティングゲーム(ゲームセンターの光線銃アクションの移植版)が存在しているが、それとの直接の関連性は無い。また現時点では製作中となっている同社のBlackSite: Area 51とも無関係。単に定番のテーマであるArea 51を扱っている点が共通しているだけである。

 XboxとPS2用に開発されていたのだが、完成直前になってPCでもリリースされる事が決定している。開発ツールが全てPCベースという事から、それ程苦労せずに移植可能なのでPCでも出そうという話になったそうだ。そのPC版はコンソール版から2ヶ月遅れで、北米では$29.99という一般の新作価格よりも安い設定で発売された。


 2008/10に無料版(1.93GB)としてダウンロードが可能になっている。プレイ時にオンライン接続必須。US Air Forceによる広告機能付だが日本からでもプレイは可能。

 現時点(2007/08)では北米・欧州共に再発パッケージ版はリリースされていない。

 日本ではサクセスよりPS2版のみがリリースされている。


 主人公Ethan Coleの声を担当しているのはX-Filesのモルダー役を演じていたDavid Duchovny。他にはエイリアンEdgarの声を著名なロック・ミュージシャンであるMarilyn Mansonが演じている。

STORY  Area 51という存在については有名だと思うが、本来はネバダ州に位置する広大な面積を持った空軍基地のコードネームを意味している。新型戦闘機の開発を極秘に行なっているというのが一般的な認識だが、その存在は公式には認められていない(それが秘密の研究が行われているという噂の原因の一つでもある)。核爆発の試験場としても有名(それ位周囲に何も無いの意味でもある)。

 その昔未確認物体が墜落したロズウェル事件というのが有って、その際に米軍がUFOの破片とエイリアン(グレイの名前で有名)の死体を回収してArea51に隠蔽したという噂から始まり、「実はエイリアンは生きており、研究対象として飼育されている」、「回収したUFOのテクノロジーを分析するエイリアン研究施設である」、「生きているグレイと協力して何かの開発を行なっている」といった話が、現在でもその手の研究家達によって囁かれたりしている。

 このゲームも上記の様な研究が本当に行なわれていたという設定のストーリーである。実は昔の事故の際に米国政府は生きたグレイを確保しており、彼らに対して人間を研究材料として提供する代わりに、その開発したテクノロジーを軍事目的として利用させてもらうという契約を結んでいた。その研究の為にArea 51の最深部にはグレイ達の生息する巨大な施設までが建造されていたのである。


 Area 51にて謎の事故が発生し、特殊なウイルスが施設内に蔓延してしまう(outbreak)という非常事態に陥る。事態の収拾と原因の究明に追われる米政府は、専門のバイオ班の出動を要請。主人公のEthan ColeはそのHazardous Material (Hazmat) Teamの中のスペシャリストであり、生物学に詳しいが軍事訓練も受けているという存在である。秘密裏に事故による汚染が外部に拡散しないようにするというのが今回の任務であったが、感染者をミュータント化してしまう未知のウイルスにより内部は完全なパニック状態。そして探索の最中にCole自身もウイルスに感染してしまう羽目に....。
 主な登場人物としては、初期段階よりUFOやグレイに関する研究の中心人物である車椅子の科学者Dr.Cray。最初は協力者であったが実は秘密結社イルミナティに属し、研究成果を自分達で独占しようと企むクローン人間のMr.White。テレパシーとテレキネシスの能力を持った謎のエイリアンEdgarといった者が登場する。


PATCH

DEMO
 USの最終版がV1.2、EuroがV1.1とパッチが別になっている。両者は同じ物の様に見えるのだが、何故バージョンが異なるのかは不明。私の持っているのはUS版だが、V1.2で起動時の表示バージョンは1.1....という数字になっている。オンラインでの互換性も未検証である。


 シングルプレイ用のデモがリリースされている。

 
動作環境

トラブル
HARDWARE 必要環境 推奨環境
CPU Pentium 1.4 GHz, Athlon 2000+ Pentium 4 or Athlon XP
MEMORY 256 MB 512 MB
VIDEO VRAM 32MB以上 Pixel Shader 1.0対応 VRAM 64MB以上 Pixel Shader 2.0対応
SOUND DirectX互換 同左
対応OS  2000/XP
DirectX 9.0b以上要


 Vistaには未対応。ただしこれはインストールに関わる問題らしく、公式サポートにてインストールする方法が掲載されており、それに従えばプレイは可能とされている。64bit OSにも未対応。こちらはパッチを出す予定も無いと記載有り。

 以下は対応ビデオカード一覧。

ATI:  ATI Radeon 9500 - 9800 , ATI X800, X600, X300
NVidia: Geforce GT 6600 or 6800, Geforce FX 5900 or 5950, Geforce FX 5600 through 5900, Geforce FX 5200
      Geforce 4 / 3 (GF4 MX不可)
Intel:  915GM-FR, 915G, GMA900


 起動時に必須であるShader機能の有無をチェックしていないらしく、未対応のビデオだと起動した時点で描画異常が発生するようだ。負荷としては発売当時としても軽い部類に入るゲームである。


画面がブラックアウトする(Signal out of Range)
 初回起動時の設定が使っているモニタのサポート外となっている。主にLCDにて発生。デスクトップを800*600*16にしてから起動してみる。またはモニタのリフレッシュレートを画面のプロパティから変更。

画面にノイズ(縦線)が入る
 ロードをし直したり、プレイしている内に直ったりする障害。消えない場合は一度終わらせた後に解像度を下げると消える可能性が高い。

6600GTにて描画異常
 ドライバが古いと発生する。84.21以上が必要とされる模様。

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