BATTLEFIELD: BAD COMPANY 2
12/05/18
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COMBAT / GRAPHICS / SOUND
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製作・販売: DICE / Electronic Arts
発売: 2010/03
日本代理店: EA Japan
※ シングルプレイのみの評価になります ※
概 要 | Battlefieldフランチャイズの新たなシリーズとして発売されたBad Company(2008/06)の続編。基本的なコンセプトはコンソール市場向けにデザインされた新しいマルチプレイと、ちゃんとしたシングルプレイモードを含んだゲームとして位置付けられ、Xbox
360, PS3にて発売された。DICEとしては戦場のサイズをスケールダウンしたりしており、おそらくこれまでのシリーズをプレイしていたPCユーザーには受けないと考えていたのだが、それに反して「どうしてPC版を出してくれないのか?」という要望が多く寄せられた為に、この続編ではPCユーザー寄りに調整の度合いを高めて、PCを含めたプラットフォームでの発売に変更されている。 開発チームはピーク時で70〜75人程度のサイズ。開発期間は1年10ヶ月。PC版のBattlefieldシリーズに比較してシングルプレイ版に携わる開発人員が多くなっている。 2012年3月の時点で全機種合計1200万本の売り上げを達成している。 2010/12にマルチプレイ用拡張パックBad Company 2: Vietnamをリリース。武器類やマップをベトナム戦争へと差し替えた物で有料ダウンロード販売のみ。 有料DLCとして4人まででCo-opを行えるOnslaught modeを2010/06にリリース。これは専用マップでプレイする一種のホードモード。しかしPC用にはリリースされず、その理由として対戦用の32人サーバーを潰して4人のみのOnslaughtに切り替えるのは好ましくないという判断から。その後一時はPC版のリリースが確約されたという報道もあったものの、最終的には同じく発売がずっと延期されていたBattlefield 1943と共にキャンセルがアナウンスされている。これ以上PC版の開発にリソースを注ぐよりも、BF3の方にその分力を入れてそちらを楽しんで貰う方が良いだろうというのがその理由。 マルチランゲージ仕様で販売されており、海外リテール版でもインストール時に日本語を選べば自動的に日本語表記になる。(このゲームは英語音声+日本語字幕仕様)。Originへ日本語版として登録も可能(私のはUKリテール版だが全ての国のパッケージで可能なのかは不明)。既に時間が経過しているので価格も下がっており、現時点(2012/05)でUKだと£10(\1,300)程度。日本の輸入ゲームショップでも比較的入手が容易なタイトルである。日本でのリテール版はEA BEST HITS バトルフィールド: バッドカンパニー 2として廉価で再発されている。 ダウンロード販売もあるがSteamでの直接購入は日本からは不可。EAが直接ダウンロード版を販売している。 マルチプレイ関連を含めた日本語の総合情報サイトとしてはBattlefield Bad Company 2@wikiが存在している。 |
STORY | 時代設定は近未来で、アメリカとロシアが全面戦争へと発展しそうな緊張状態にある世界。主役となる通称「バッドカンパニー」とは軍のはみ出し者を集めた、いつも危険な仕事を押しつけられるある意味使い捨ての様な存在の部隊である。 Preston Marlowe: 主人公。ヘリに乗って遊んでいた際に、将軍のリムジンにそれを墜落させてBC行きとなった。 Terrence Sweetwater: イタズラで軍のセキュリティネットワークにウイルスをアップロードした罪でBC行き。ユーモラスで良く喋る。 George Gordon Haggard: 爆破のスペシャリスト。自軍の武器庫を誤って爆破してしまい処分される。短気で荒っぽい性格。 Sergeant Samuel D. Redford: 部隊のリーダー。兵役期間短縮と引き替えにこの部隊に志願する。 第二次世界大戦中の1944年。米軍は劣勢の日本軍が戦局を引っ繰り返すような秘密兵器を開発中という情報を得て、それを詳しく知る米国に寝返った科学者の確保の為にオーロラ作戦を展開する。しかしその後この作戦の記録は闇に葬られて、その存在自体が無かった事にされた。 そして現代、いつもの様に戦場へと派遣されたBCの面々は、この過去の秘密兵器を現代に蘇らせようとするロシアの計画に巻き込まれる事になる。 |
PATCH & DEMO |
最新パッチは795745 (R11)。起動時に常にアップデートをチェックしに行く仕様となっている。再発版はどうなのか不明だが、リテール版の初期バージョンを購入した場合フルサイズのパッチ適用となり、そのサイズは2.44GBと相当大きい。公式サーバーからだと遅い可能性があるし、またその自動適用に失敗するというトラブルもあるそうなので、軽いミラーサーバーから単体でダウンロードしてオフラインで適用してしまった方が良いかもしれない。公式掲示板でのこちらのリンクからや、大手のミラーサイトには用意されているはずである。なお適用には5GBの空きが必要なので、Tempファイルを移動していない場合にはC:にそれだけの空きがないとならない。 デモは過去にマルチプレイ用のβ版が配布されていたが現在では無くなっている。 |
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動作環境 & トラブル |
DirectX 9.0c以上要 デモが無いので購入前の動作可否テストはSystem Requirements Labなどを使うしかない。 リテール版のインストールではディスク認証かオンライン認証かを選択可能。ディスク認証は正規DVDの検証を毎回実施し、オンライン認証なら以降のプレイ時にDVDは要らなくなる。ただし同時インストールは10台までで、それを超えたらどれかのPCでディアクティベーションを行い登録台数を減らさないとならない。これはスタートメニューからBFBC2のフォルダを開けば実行のショートカットが有る。 マルチプレイにはEAアカウントでログインする方式で、ここで再度シリアルキーの入力を求められる。Punkbusterのインストールはシングルプレイのみならば必要無し。 AMD EyefinityとNvidias 3D Visionに対応している。Xbox 360コントローラーには対応しておらず、右スティックに操作をアサイン出来ない。よって使いたいのならばXpadderの様なキーボード操作の変換アプリを使わないとならない。 注意点としてウィンドウズのユーザー名に英語以外の文字や記号(7-bit ASCIIコード以外)が使われているとゲームが起動しない, PunkBusterの動作異常等の問題が発生する。日本語全角文字もこれに当てはまるのでアウト。半角英数文字を使ったユーザー名でログオンしてインストールからプレイまでを行う必要がある。[参考] 日本語環境の問題。 自分の環境ではマップ読み込み時にブラックスクリーンで落ちるというトラブルに三回ほど遭遇した。ウィンドウズは落ちていないのだが画面が真っ暗なままで作業切り替え等いろいろとやっても復旧させられず、スタート→終了オプション→スタンバイの位置を勘で操作して一度落としてから復旧で画面を表示。しかしD3Dをロックした状態で落ちているらしく、そのままではゲームを起動しても同じ状態となるのでPCを再起動しないとならなかった。 ゲームの設定ファイルはマイドキュメント→BFBC2フォルダに有り、settings.ini の中に基本的な設定項目が書き込まれている。ここにはメニュー画面からでは変更出来ない物も幾つか含まれている。 まずサウンドのクオリティはデフォルトで“low”。Quality=をmedium, highに書き換えられるが、highだとかなりの負荷が掛かるという情報あり。単体のサウンドカードを搭載していないと厳しいかも。 画面の明るさ調整をしてもギラついて見辛い際には、Bloom=falseにしてブルーム効果を切ると見易くなる。 DxVersion=autoがデフォルトだが、11だと重いとかトラブルが多発するとかなら強制的に=9にしてDX9で動かすという手もある。 *サウンドの再生がおかしい デフォルトでは自動的にSPの設定を判断するが、これが上手く行っていない可能性がある。上記設定ファイルのSpeakerCount=0(自動判定)の値を、ステレオなら2, 4chなら4, 5.1chならば6に変更する。 *FOVの変更 デフォルトの値は55。このゲームはこちらの解説にもあるようにワイドスクリーンを考慮した垂直FOV固定方式なので、実際の水平FOVの値は4:3ならば70, 16:9ならば85となる。水平FOVを好みの数値にしたい場合には設定ファイル内のFov=55の値を書き換えれば良い。Battlefield: BC2 FOV Calculatorという計算サイトが用意されているので、ここで解像度と希望の水平FOVの値を入れれば書き込む垂直FOVの値を計算してくれる。 しかしこの変更はマルチプレイでしか有効とならず、シングルプレイでのFOVの変更方法は見付かっていない。検索すると「変更は一時的に適用されるが、ムービーシーンでリセットされてしまう。だからミッションのオープニングムービー後にセーブ地点まで進み、そこで一旦終了してから数値を変更して続行すれば次のムービーまでは変更されたFOVでプレイ出来る」という情報があったのだが、試してみるとその後修正されたのか一時的にでも変更する事は出来なかった。設定ファイルを書き込み禁止にしても同様。 *マウスの反応が遅れる 設定画面からマウスのアクセラレーションの設定をオフ, Vsyncも合わせてオフにしてみる。或いは上記のファイル内のRenderAheadLimit=2の値を0〜3までに変更してみると改善される可能性がある。ただしクラッシュの危険性も増す。 |