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                                  10/11/03



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製作・販売: Orion Games / GMX Media
発売: 2005/07
日本代理店: 無し


概  要  ロシアのOrion Gamesからのデビュー作となるFPS。同社はFPSをメインに製作しており、現在までにStalin Subway, Dusk-12, The Huntなど計8本のゲームをリリースしている(一部は英語版も出ている)。しかし年一本以上のペースというのは現代のゲーム製作においては明らかに速過ぎであり、地元でもバリューソフト的な扱いを受けていて会社の評価はあまり高くない。

 地元の代理店はBuka Entertainment(1Cに吸収)で2004/11に発売。英国ではGMX Mediaが代理店だが既に存在していないようだ。北米はStrategy Firstが代理店。


 英語圏では相当マイナーなゲームであり、レビュー自体がほとんどなく評価も非常に低い。ロシアや東欧を検索するとある程度レビューは見付かるが、こちらでは50〜60点台が多くそこそこの点数を取っている。

 パッケージはかなり多彩である。(左からUK, Euro, 独, 露版)。PEGIのレーティングは18+。ドイツは例によって規制版で発売。UK版はbbfcで18+である。私の持っているUK版にはマニュアルは付属しておらずPDFで収録。




 廉価版としてRazor gamesから再発されている。だが新品リテール版の入手は現在ではやや難しいようで、eBayやAmazon UK等で日本に発送可能な物を探すしか無さそう。

 (2010/11)ダウンロード販売ではGamersGate, DLgamer等に在るのを確認。Strategy Firstにもある。日本ではI Feel Groovyからダウンロードで購入出来る。


STORY

 舞台は近未来。Alex Hacksleyなる人物が設立した新宗教団体“The New Dawn Church”は、様々な慈善事業を行うと共に世界を救うというスローガンを掲げて支持者を増やし、2020年には欧州でも最大級の宗教組織として各界に強い影響力を持つまでに至っていた。

 そんな中で教会に属するHenry Alfred Coleという科学者が、人間の体から魂を抜き出してそれを特殊なエネルギーに変換する装置を発明する。そして協会側では信者の救いを謳って、その魂を購入するという活動を行っていた。

 しかし実際には教会は悪魔が支配しており、その真の目的は信者から吸収したエネルギーを使う事で地獄と人間界との間の門を開き、一気に地獄の悪魔達を召還して地上を乗っ取る事にあった。


 主人公Stephen Geistは元傭兵で、現在では小さなバーを経営していた。そこに尋ねて来た昔の恋人Linn Brodmanは完全な麻薬中毒に陥っており、どうしても金が欲しいとGeistにせがむ。その要求には彼女が信者となっているNew Dawn Churchが関係しているようなのだが、状況が理解出来ない彼は申し出を断り、その後彼女は消息を絶ってしまう。

 しばらくして協会側の魂の購入という行為に対してインターポールからの調査が入り、また信者達の暴動が発生するという状況の中で、Gesitは彼女の失踪の裏には協会が関わっていると見て、彼女を救い出すために動き出すというストーリー。



PATCH

DEMO
 UK版はロシア版のパッチを適用済みで発売されており、その後のパッチは存在しない。

 デモは出ていない。

 
動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
CPU 2000MHz 2500MHz
MEMORY 256 MB 512 MB
VIDEO VRAM 64MB, Shader 1.1以上
GeForce 3
VRAM 128MB, Shader 2.0以上
GeForce 5600 FX
SOUND Direct Sound対応 EAX
対応OS 98/Me/2000/XP
DirectX 9.0以上要


 Vista/7、或いは64ビットOSでの動作は不明。ダウンロード販売の各社の頁を見てもそれらのOSの記載はなく、情報も少ないので何とも言えない。ビデオカードやドライバとの相性も同様に情報が集めにくいゲームである。またデモが出ていないので事前の動作確認も難しい状況である。

 英語版用の会社の公式掲示板が存在しているが、最近の障害関連についてはスレッドが見当たらない。ただ一時期ビデオカードのドライバのバージョンによるものなのか、描画異常が発生していたという情報が書き込まれており、現在修正されたのかハッキリしない。
 <動作確認> (XP SP3, E6850, MM 4GB, Geforce GTX 260, V197.45, SB X-Fi)にてセーブデータを読み込んでテストしたが、特に描画の異常等は見受けられなかった。プレイした2005年当時はGefroce 6800だったが、この時もゲームが落ちるといった不安定さはほぼ無かったゲームである。

 当時のプレイ中に発生していた問題は以下の通り。

*サウンドがプレイ中に一時途切れる(Audigy 2)
*マップ切り替え時にオートセーブされない事がある
*エレベーター動作中にしゃがむと死ぬ事がある


 解像度等はランチャーから設定する形式で、ゲーム内のオプションからは一部しか変更出来ない。セーフモードは持っていないので、トラブル発生時にはここから手動で各種設定を変えて原因を探っていく形になる。

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