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ENEMY

*Clot
 最も弱い雑魚敵。しかし一つ非常に嫌な能力を持っており、近くにいるプレイヤーを捕まえる事が出来る。そうなった場合にはその場から動けなくなり、相手を殺して振り解くしか無い。それ自体は特別に怖くはないのだが、他の敵から逃げようとした際に視界外から掴まれて、掴んでいる全てのClotを倒そうとしている間に別の敵からの攻撃で殺されてしまうというケースが多々ある。Berserkerならば掴まれないという利点あり。


*Bloat
 太っている巨大な敵で、速度は遅いが毒液を吐いて攻撃してくる。爆発すると体内の毒液を撒き散らすので注意。毒を浴びると継続ダメージとなるので被害が大きく、また視界も一時的に見え辛くなってしまう。


*Gorefast
 片手が刃物になっている赤色の敵で、ターゲットに近付くとスピードを上げて突っ込んで来る。逃げるのは困難な上にダメージが高目なので接近される前に倒すのがベスト。難易度が上がるとHPが上昇して倒し難くなるのでより怖い相手となる。


*Crawler
 四つ足で移動しジャンプして襲い掛かって来る真っ黒な敵。HPは低い方だが、ジャンプしたり足下に入られたりするので狙いを付けにくい面を持っている。黒いので暗い場所では見え辛いのも嫌な点。壁を乗り越えたり高所からやって来たりと登場箇所も独特である。


*Stalker
 背の低い女性のゾンビ。透明化して近付いてくるという特徴を持つが、じっくり見れば外形は認識出来るし、攻撃の瞬間にはちゃんと姿を現すようになっている。CommadoのPerksならばより遠くから視認が可能になる。HPは低いので見付けさえすればあまり怖くはない。


*Husk
 遠距離攻撃を主体とする珍しいタイプの敵で、チャージのモーションの後に火炎弾を放ってくる。敵が少ない時には分かり易いのだが、密集した敵の背後から突然火炎弾が飛んでくる事もあるので注意が必要。


*Siren
 Waveの中盤辺りから出て来る女性のゾンビ。叫び声を上げてその衝撃波で遠距離からでも攻撃してくる。この赤い衝撃波は視界が揺れる上に、アーマーを貫通して直接HPにダメージを与えて来る怖い攻撃となる。しかも範囲内のグレネードや爆弾を無効化してしまう力を持つので始末が悪い。優先的に倒すべき敵の一人。


*Scrake
 中盤辺りから出て来るエプロン姿でチェンソーを持ったゾンビ。動きは遅いがある程度ダメージを受けるとダッシュして迫って来る。近付かれる前に倒さないと大きなダメージを受けてしまうので早めに倒したいが、HPが高くてかなりタフである。


*Fleshpound
 一般的なゾンビの中では最強の敵。これが出現するWave辺りから難易度が大きく上昇する。体に黄色のランプが付いており、短時間に一定以上のダメージを受けるか、一定時間何も発生しなかった場合、これが赤になって高速で襲い掛かってくる。ダメージが大きいのですぐに倒さないと殺されてしまう危険性が高いが、タフなので強力な武器や爆発物で攻撃しないとなかなか倒せない。火力の低いプレイヤーが多いチームだと、これに切り込まれて陣形が崩れてしまう事態が発生する。


*Patriarch
 最後のWaveのクリア後に登場するボス。ロケットランチャーやチェーンガンで攻撃してくる。一定以上のダメージを受けると透明化して逃げて回復に入り、普通のゾンビが少数登場する。回復は最大でも3回まで。


COMBAT
 ゲーム性の項で基本的な事については書いたが、それ以外の戦闘関連の要素について。なお内容は主に難易度Normalでの感想を基にしている。


*視点は一人称固定(ソロでは三人称も可能)
*武器は重量制限内ならば同時に複数を持ち運べる
*弾薬は落ちているパックを拾うか店で購入する
*武器の照準は無し
*アイアンサイト及びスコープ視点を持つ
*スプリントは出来ない。ただし構える武器によって移動速度は変化し、ナイフを持てば高速で移動可能になる。
*回復は注射器で行い、リチャージを待てば何回でも使用可能
*アーマーを購入可能。店に行けば痛んだ分の修理も行える。


 回復用注射器の使用はすぐだが(適用のアニメーションが終わるまで待つ必要はない)、適用後に徐々に回復分が満たされて行くという形式。また一回分の回復量はそれ程大きくないし、リチャージも特に早い訳ではないので、多数の敵に囲まれたり強い敵が相手の場合には、回復を優先しても間に合わずに死んでしまう事も多い。

 戦闘における特殊能力として“ZED Time”というのが用意されており、これはヘッドショットを連発させたり、短時間に多くの敵を倒すと発動し、数秒間の間時間の進みがスローモーションになる。Perksによってはこの時間を連鎖させて延ばせるタイプも居る。マルチプレイにおいては誰かが発動させると参加者全員にこれが適用されるという仕様。ただしこれは有用な時もあるが、逆に発動するとやり難くなるという面も持っている。

 武器は全部で20種類以上用意されており、Perksによる使用制限は存在しない。ただしPerksによって性能にプラス補正が入る武器が用意されているし、購入時にも価格が大きく割引になるので、金が無いので買えないといったケース以外では自分の得意以外の物を使う理由は特にない。


 戦闘で重要なのはとにかくダメージが大きいヘッドショットで、ショットガンの様な範囲ダメージ系の武器以外では常にこれを狙って行く。照準が存在しないゲームだが、アイアンサイトにして狙えばそれ程の苦労はない。ただし数十という敵を次々にヘッドショットで倒して行くのは、高度な技術が必要となるのは言うまでもない。敵に接近される前になるべく早く倒すのが重要であり、特に敵の中には頭を飛ばしてもしばらくは動き続けるタイプがいるので、その場合には近距離で頭を破壊しても攻撃されてしまう恐れがある。FP(Fleshpound)の様にタフな敵の場合には、近距離戦で(ハンティング)ショットガンを使ったりと別のアプローチが必要なケースも出て来るが、基本はヘッドショットで早期に倒す事が大切になる。

 プレイヤーの移動速度が速くないので、接近されたりした場合には逃げるよりも攻撃を受ける前に出来るだけ素早く倒すという形が多くなる。しかし攻撃アニメーションに入っている場合にはヘッドショットがやり辛くなる敵も居るので、金が余っていれば予備用にショットガンを持ったりも有効である。とは言え複数の敵に迫られてしまうと厳しく、包囲を破れなかったりClotに掴まれて逃げられなくなり、そのまま殺されてしまう事も多くなる。リロードが結構長いのもプレイヤーの弱点で、低レベルのPerksでは更にそれが厳しくなる。またリロードのキャンセルが出来ないタイプの武器だと、その間に近付いた相手に襲われてしまう。遠距離攻撃を持つ敵は少ない代わりに、いざ接近されて囲まれるとプレイヤー側は弱いという設定にされているゲームと言える。


 戦闘の難易度や激しさについては、状況によって大きな幅があるので一概にまとめるのは難しい。参加プレイヤーの技量, 難易度設定に対しての各人のPerksのレベル, 戦闘を行う場所, 協力体制の出来, 各人の装備による火力の強さ等が絡んでくる。皆で金や武器を分け合ったりして装備を十分に強化出来れば、後半のWaveであってもそれ程苦労せずにクリアも可能。反対に数人の死者がWaveの早期に出たりとか、チームワークが悪かったり装備が低レベルだと、敵にラインを破られる事が多くなるので非常に忙しい戦闘が続くというケースもある。

 面白さについてもいろいろで、綺麗に連携が取れたチームでスムーズにクリアして行けるのは満足感を得られるが、逆に易しいという印象が強くなって物足りなさを感じてしまう事も。逆にチームが危機で敵側に押し込まれている情勢は大変ではあるが、その分激しい戦闘が楽しめるとも言える。もし激しい戦闘が好みならば難易度が高いサーバーの方が向いているが、難易度毎の開きが大きいのでPerksのレベルによっては相当厳しくなるのは覚悟しておかないとならない。なお現時点ではプレイヤー数も多く、サーバーの難易度や長さも様々なので「物足りない」とか「上手く行かない」とかどんな理由にせよ、現在のメンバーと継続して次のマップをプレイしたくないと考えるならば、他の同系設定のサーバーへと移動する事は容易である。

 総合的にはプレイする度にその状況には様々な変化があるので面白いのは確か。「常に閉鎖されたマップ内で、敵が同じ様な構成で出現したら単調になるのでは?」と心配する人には、それは誤っていると言っておこう。


 敵の種類はもう少し増えた方が良いとは思うが、一応ボスを含めて10種類と合格レベル。タイプの違いによる特徴の変化は良く出せていると思う。一番弱いClotもプレイヤーを掴めるので怖い存在というアイディアなどは秀逸である。AIは単純だがゲーム性からして特に問題にはなっていない。

 ただし私のプレイし始めたバージョンからラストのボスへの有効な対策が生み出されてしまい、最後がやけに簡単になってしまうという問題が存在している。これはパッチにより修正が図られたようだが、その後のプレイでも特に難しくはないという印象で、ラスト近くのWaveの方がよっぽど難しい。ボスのWaveまで行ったらほぼクリアは確実という状況で、これは早期に直されるべきだろう。


 ゲームプレイを撮影した以下の様なムービーは数多く動画サイトに存在している(ただし古いバージョンでのプレイも多い)。



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