KILLING FLOOR

                                  09/11/29


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                                                HOME


製作・販売: Tripwire Interactive / Steam
発売: 2009/05
日本代理店: 無し




   ※主にVer 1010でのレビューになります

概  要  Killing Floorとは、元は2005年から公開されていたUnreal Tournament 2004の無料Modであり、これはその有料製品化されたゲームである。PCのみでの販売。

 製品版制作の経緯についてだが、制作チームのリーダーであるAlex Quickは、「2008年を迎えてUT2004自体の人気も(新作への世代交代もあって)低下しており、それに合わせてModであるKFのプレイヤー人口も減りつつある。」として、この辺を潮時と考えてModの制作を打ち切る事にした。そこでこのKFを商業化する権利を売れないかと考えたのだが、大手代理店ではまず興味を示さないだろうとして、同じUT2004のMod制作者として知り合いであったTripwire Interactiveのメンバーに連絡を取った。同社はやはりUT2004のModであるRed Orchestraを製品化して、Red Orchestra: Ostfront 41-45としてSteamを通じて売り出しそれなりの成功を収めた所である。

 Alex Quick自身は権利その物を売ってしまおうと考えていたのだが、丁度その頃TIではRed Orchestraに続くModの製品化を計画していた矢先で、KFの持ち込みは実に良いタイミングで行われたそうだ。KFを詳しく調査してそのポテンシャルの高さを確信したTIでは、逆にAlexを含むコアメンバー4人に打診して製品版の開発に参加するように勧め、その結果TIに入社した元々の制作者4人を中心に開発されている。


 ゲーム内容の詳しい解説やデータ類のまとめは、以下の様な各種サイトにて行われているので参照して貰いたい。

*KILLING FLOOR JP@Wiki (日本語ガイド)
*Killing Floor Wiki
*Tips & Tactics + Perk info (公式掲示板のガイド&戦略スレッド)
*Killing Floor日本語化MOD


 ゲームはSteamを通してダウンロード販売のみでリリースされていたが、9月にはリテール版が発売されている。いずれにしろプレイにはSteamでのオンライン認証が必須である。発売時より現在までの定価は$14.99で、時々割引が行われている。

 “Level Up” free content packが09/10/22にリリースされている。公式マップの追加等の大掛かりなアップデートとなる。

 有料のDLC Character Packが二種類発売中。


STORY  ストーリーというか背景設定を簡単に説明。ゲームの舞台は英国のロンドン。バイオテック関連の会社“Horzine”は、政府の支援の下にクローン兵士や人間のミュータント化について極秘の研究を行っていた。しかしモラル上の問題から研究は中止されて資金供給も停止される。だがHorzineでは(マッド)サイエンティストであるKevin Clalemayを中心に、会社の援助により密かに研究を続行していた。そんな中で事故が発生し、研究材料であったSpecimen(標本)が解放されてしまう事態が発生。警察による制圧も及ばす、瞬く間に広まった怪物達により人々が虐殺されて正に“Kiling Floor”と化してしまう。プレイヤーは事態の鎮圧に向かった軍の一員となり、Specimenを倒して平和を取り戻さないとならない。

 なお敵は実際にはゾンビではなくて実験体とでもいう方が正確だが、Left 4 Dead同様に開発側もゾンビと呼んでいるので別に呼称はゾンビでも構わないだろう。


PATCH

DEMO
 2009/11/27現在のバージョンは1011。Steamを通じて自動的にアップデートされる。

 デモは存在しないが、無料で全てのコンテンツにアクセス可能となる無料期間が設けられた事があり、今後も実施される可能性がある。

 
動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
CPU 1.2 GHZ 2.4 GHZ
MEMORY 512 MB 1 GB
VIDEO VRAM 64MB DX9互換 VRAM 128MB Pixel Shader 2.0対応
SOUND DX 8.1互換 EAX
対応OS 2000/XP/Vista

 ベースがUT2004というのもあって、近年制作のゲームに比較すると軽いゲームである。

 私自身が体験しているトラブルとしては、マップのロードが非常に長くなる事がある。停止したかと思うほど長い時もあって(3-5分)、発生もランダムとなっている。パッチによるメモリ使用量の最適化は最近複数回に渡って行われているが、最新版でもやはり治っていない。内部設定のキャッシュサイズを変更したりといった改善情報は出ているが、まだ確実な物は存在していない。Vistaでメモリが4G以上ならば、仮想メモリをOFFにするのも効果が有るという話も出ている。


 オンボード等の性能の低いグラフィック機能でプレイする際や、トラブル発生時のテストとしてのDX8モードでの起動方法。steam/steamapps/common/killingfloor/system の中の killingfloor.ini を開いて以下の様に修正する。

[Engine.Engine]
RenderDevice=D3D9Drv.D3D9RenderDevice
;RenderDevice=D3DDrv.D3DRenderDevice

 を以下の様に変える。

[Engine.Engine]
;RenderDevice=D3D9Drv.D3D9RenderDevice
RenderDevice=D3DDrv.D3DRenderDevice


*パフォーマンスが悪い
 設定にて“reduce mouse lag”をOFFにすると改善されるケースがある。

*接続が頻繁に切れたりする
 “Dynamic Net Speed”をOFFにしておいた方が安定するようだ。

*接続出来ない
 ルータやファイアーウォール使用時に解放するポートの情報はこちらのページ

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