RED FACTION

                                  09/06/25



   SYSTEM・GRAPHICS・MULTIPLAYER

   GEO−MOD

   GAMEPLAY

   BOTTOMLINE

   公式サイト


   HOME





製作・販売: Volition / THQ
発売: 2001/09
日本代理店: 無し



 ※レビューの内容は基本的に当時の物です


 (09/06/25更新) Geforce 8000系での描画問題をトラブルの項に追加


概  要  発売はVolition IncというFPSファンには馴染みの無いメーカーだが、ここは過去にDescent等を製作していたParallax Softwareが分割されて出来た会社である。元々はDescent 4を製作していたのだがそれがキャンセルされてしまい、そのコンテンツを一部流用して製作されたのがこのゲームとなっている。

 先行発売されたPS2版は絶賛されており、PS2のプラットフォームにおいて成功を収めた数少ないFPSタイトルの一つとなっている。その他にはMacでもリリースされている。


 北米では薄型パッケージやCDケースパッケージ、英国でも薄型ケースの廉価版として再発されている。現時点(2009/06)で最後の再発版は、英国の廉価版再発レーベルであるFocusからのRevivalシリーズとなるが、カタログから消えている状態である。


 販売元のTHQのサポートコーナーは当時から適当な限りでほとんど役に立たない。Volition Watchというサイトが代表的なサイトとして活動を続けていたがこちらも既に停止している。しかし現在でもマルチプレイ用のマップを製作したりと熱心なファンの活動は続けられており、生き残っている物としてはhttp://redfaction.levels4you.com/には数千個単位のユーザーマップがUPされている。Forumも生きているので、現時点(2009/06)では最も情報が得やすいサイトと言えそう。


STORY  舞台は近未来、火星への進出を果たした人類は火星特産の新たな鉱物資源を発見し、未開の地における大規模な採掘作業が行われるようになっていた。この権利を一手に握る巨大企業Ultor Corpは地球において大規模な宣伝活動を実施。若者を中心に新たな冒険の場、そして金儲けの場所として火星炭坑の労働者を募集していた。

 主人公Parkerもその一人であり、地球での生活に退屈していた彼は特にこれといった強い動機も無いままに火星行きの船へと乗り込むことになった。しかし彼が見た火星の採掘場の労働環境は地球で伝えられている物とは大違いで、危険な場所での長時間の重労働、狭いタコ部屋に押し込められての集団生活に粗末な食事、至る所に監視カメラと警備員の目が光り、不平不満を言う者へは隔離や暴力による処罰が待っているという有様。死んで使い物にならなくなるまで働かされるのみと気が付いた時にはもう遅く、絶望の日々を送る事となっていた。

 それに追い討ちを掛ける様に炭坑内には謎の疫病が流行して次々と倒れる者が続出。環境改善と疫病の原因究明の要望も取り合ってもらえずに、日に日に労働者達の不満は高まりつつあった。そんな状況の中、施設内の壁にアジテーションの落書きが書かれているのが発見される。抑圧への反抗を訴えたそれにはEosという謎の署名が。そして或る日のこと、遂に警備員と炭坑夫の衝突が始まってしまう。ParkerはUltorへの反乱軍Red Factionの一員となり、仲間に協力して火星内を戦い抜いて行くというストーリー。


PATCH

DEMO
 パッチは最終的にV1.20までリリースされているが、主にマルチプレイ関連とエディターの修正を行う物。


 デモはシングルプレイ用とテスト版のマルチプレイ用が最初にリリースされて、その後統合版(worldwide demo)となるデモが出ているのでこれで試すのが基本となる。ただマルチプレイの方は古くてプレイ出来ない可能性が高い(botはサポートしていない)。

動作環境

トラブル
HARDWARE 必要環境 推奨環境
CPU Pentium II 400MHz Pentium III 500MHz
MEMORY 64MB 128MB
VIDEO VRAM 8MB以上 VRAM 32MB以上
SOUND Direct X対応 EAX
対応OS: Win 95/98/ME
Direct X 8.0以上要



 ビデオカードは3Dアクセラレーションに対応していればOKな様で、NVidia TNT, 3dfx Voodoo2, ATI Rage 128辺りまでサポートしている。よってハードの性能としては相当昔のPCでも動く可能性は高いし、ノート系やメーカー製の一般的なPCでも問題は無さそうに見える(デモで確認はするべきだが)。


 (2007/02) XPにて動作テストを行ったが、幾つかのセーブを読み込んでみても特に問題は感じられず。互換性モードを使う必要も無し。昔のゲームなので障害のデータは少ないが、生きているForumにて確認する限りではXPを使用した最新のPCでの動作上の問題は特に存在していないようだ。ただマルチプレイ関連では接続断やラグ、サーバー起動時の問題等が結構討論はされている。

 (2009/06) Nvidia Geforce 8000系(9000系も含まれるという情報もあり)にて、現在のドライバでは描画に異常が発生してプレイが不可能なレベルになってしまう。そこでサポートの切れたマルチプレイへのアンチチート等のプログラムを提供している有志のグループが、これに対する対策版をPurefactionという新ランチャーに組み込んで提供している。このランチャー上からゲームを起動すればトラブルは解消される。


 私個人の当時のプレイにおいては結構プレイ中にフリーズしてリセットするしかなくなるケースが多かった(7,8回)。特にセーブした直後に起きる事が多い(セーブ自体はちゃんとされている)。それとNPCが動く事でストーリーが展開する場面が数個所あり、私は問題無かったのだがこのNPCが上手く動かずにゲームが先に進まなくなるというケースが報告されている。


 起動時にSETUPから様々な調整を行うようになっており、サウンドやビデオカードはこの中に有る”Detect”を押して検出させる方式。ここで検出が行われないならドライバの問題等が考えられる。起動時にトラブルが発生する場合には16,32bitのカラー切り替えや、解像度を低くしてみるといったテストを行って変化が無いかをチェック。


起動時にムービーが表示されない
 Binkムービーのエラーの可能性が有る。当サイトのトラブル道場のMovieの項に詳細あり。

Error: Unable tto initialize DirectX 8.0 - Device creation failed!
 基本的にはマシンをリブートして再度試す。一度このエラーが出ると繰り返しても復帰しない可能性が高い。繰り返してもダメなら、SETUPのDirectXの項目で8.0以上が認識されているかどうかを確認。OKならばDirectXの再インストールや、ビデオ・サウンドのドライバを最新にする。

パフォーマンスに問題あり(ゲームのスピードが速い・遅い)
 Dual-Coreだと問題が発生する可能性がある。当サイトのトラブル道場のPerformanceの項に詳細あり。

    次の頁