COLD FEAR

                                  12/08/21




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製作・販売: Darkworks / Ubisoft
発売: 2005/04
日本代理店: 無し


概  要  フランスのDarkworksが製作したサバイバルホラー物。同社はこの前にAlone in the Dark: The New Nightmare(2001)をリリースしている。代理店も同じくフランスのUbisoft。シングルプレイ専用でマルチプレイは無い。

 PS2, Xbox, PCでのリリースで、製作にはマルチプラットフォーム用の製作エンジンとして有名なRenderwareを使用している。内容的にはプラットフォーム別の違いは無いが、グラフィックス面ではPS2はハードの能力的に他の2つよりも劣っている。


 PC版の評価はGameRankingsでは66.9%。他機種では若干これよりも高い。売り上げ面では発売から1年で50万本以上を販売している。

 ゲームのレビューではこのCFの少し前に発売されたゲームキューブ版のResident Evil 4(バイオハザード4)との類似性を指摘されている。そのバイオ4が成功しただけにプロモーションや売り上げ面では有利とも言えるが、一方で単なる二番煎じという扱いを受けてしまうというデメリットも併せ持っている。その為か制作側はインタビューなどで「ゲーム性は異なる」として、両者の違いをアピールしているのが見受けられる。しかしながら結局の所、「船の上が舞台のバイオ4」というレッテルを払拭するまでには至らなかったようだ。

 2006/04には映画化権をAvatar FilmsとSekretagent Productionsが獲得したというニュースがあったが、現在まだプロジェクトが生きているのかは不明である。


 日本のUbi支社からはコンソール版も含めて発売されていない。残虐表現は特別に凄いという感じでは無く、ゾンビの頭部を砕いて倒すという定番の表現が含まれるのみで、四肢を破壊したりは出来ない。部位切断された転がっている死体なども有るが、修正しようと思えば可能だろうし、発売が無理というレベルではないはず。単に売れないと判断された可能性の方が高そうだ。


 リテール版はUK版がCD-ROM(三枚組)でUSがDVD仕様という普通とは逆の形態。翌年にUbisoftの廉価版レーベルであるeXclusiveから再発され、その後UKのFocus Multimedia(Revivalレーベル)より更に安くなって発売されている。どちらも現在ではカタログから除外されており、その後は英語圏では再発されていないので、リテール版の入手は現在ではeBay等を使わないと困難かも。

 ダウンロード販売としてなら多くのサイトから購入が可能である。2012/08現在の相場は$9.99。



STORY  嵐の吹き荒れるベーリング海を航行するロシアの捕鯨船“Eastern Spirit”。この船にCIAの命により特殊部隊が潜入して、ターゲットとなる積み荷を確保する作戦を決行する。だが突然謎の生物に襲われた特殊部隊は全滅。作戦の指揮官であるCIAエージェントの Jason Bennettは、何が起きているのかを突き止める為に近隣の警備隊に調査を要請する。

 たまたま近くに居たUnited States Coast Guardのメンバーが船に乗り込むが、主人公であるTom Hansenもその一人であった。そこで彼は積み荷の中身が新種の生命体であるExocelsなる寄生型の生物で、それが逃げ出して船員等に取り憑きミュータント化し、船内で殺戮が繰り返されている事を知る。

 彼はこの生物の研究者であるDr.Kamskyの娘で、その秘めたる計画に反対している事から閉じ込められていたAnnaを助け出し、協力して船からの脱出を試みる事になった。


PATCH

DEMO
 パッチは無し。ただ発売当初コピープロテクトの問題により、多数のDVD-RWにてゲームディスクを認識しないという障害が発生し、このコピープロテクト(SafeDisc)を回避する別の実行ファイルが配布されている。これを使えばメディア無しでの起動が可能。


 デモはリリースされていない。

動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
CPU 1GHz Pentium III, AMD Athlon 2GHz
MEMORY 256MB 512MB
VIDEO DirectX 9互換 VRAM 64MB VRAM 128MB
SOUND DirectX 9互換 同左
対応OS 2000 / XP
DirectX 9.0c以上要


 Ubisoftの公式ではWindows7対応リストに掲載されていないが、Vista /7 64での正常動作報告は多数有り。

*ビデオカード対応リスト(当時)

Nvidia GeForce 3/4/FX/6 series (GeForce 4 MX not supported)
ATI Radeon 8500/9000/X series


 これを書いている2012年現在での広範囲に影響を及ぼす問題としては、ワイドスクリーンに未対応という件になるだろう。選択可能な解像度は5種のみでアスペクト比は4:3である(1280*1024を含む)。WSGFを見ると解決方法は変則的で、ヘックスエディターを使用して直接改造度を書き換える方式となる(それを簡単にするユーティリティーを配布している人はいる)。だが未対応のゲームの解像度を横長にした際にはFOVの調整を行わないと縦横の縮尺がおかしくなってしまうという問題があり、その辺はどうなっているのかこのスレッドからでは良く判らない。


 Windows互換ゲームコントローラー対応。


*「Video Mode not Supported」。或いは何も表示されない。
 起動時に自動で設定されるリフレッシュレートが、モニターのサポート値よりも高くなってしまうと発生する。NvidiaであればコントロールパネルのDisplay→Change Resolution画面を出し、そこで強制的に60Hz等を選択してカスタマイズ設定を作り出せば良い。何等かの他の同系統ツールでも同じ事。


*Actionボタンの連打が上手く行かない
 敵に掴まれた際に振り解くアクションキー連打において、バーが溜まるまでが遅い様に感じられるという問題(連打したキー入力を全て拾っているようには見えないという状態)。解決方法の一つはグラフィックスの設定を軽くしてみるというやり方。もう一つはデフォルトのEキーを他に変えてみる(2つ割り振れるのでもう一つ別にアサインしても良い)。これは文字キーの別の物の他に、ファンクションキーや特殊キー等いろいろと試してみる。

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