AMONG THE INNOCENT: A STRICKEN TALE


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更新履歴  19/10/07 レビュー掲載(V1.005)

販  売  制作・販売:  Zero Degrees Games
 発 売: 2017/02
 日本代理店: 無し

 2019/10/07 現在 Steamにて定価 820円で販売中

概  要  Zero Degrees Gamesは南アフリカのヨハネスブルクに在るGeoff Burrows氏が設立したインディーズ会社。彼は現地のゲームメディアのライターから制作する側に転身したという変わり種。このゲームは90%を彼一人で作っているそうである。

 Steam Greenlightを通過してのSteamでの販売。2019/06からitch.ioにて販売が開始されたがこちらの方が$5.99と安い。ただし購入後にSteamキーを受け取れるとの記載は無い。itch.ioでは特典としてプロローグという位置付けのコミックブック『Darkness Follows: A Stricken Tale 』とサントラが貰える様になっており、これはSteam版にも無料で追加されるそうだが2019/10/07時点ではまだ配布されていない。

 プラットフォームはWindowsのみ。Mac版を出すという予定だったのだが未だに実現されていない。


 全体の構想としては「Strickenシリーズ」として全5部作のエピソード形式。それぞれのストーリーは独立しており、どの話からプレイしても構わない。主人公, 時代, 場所等は別々という話だが、全く登場人物に関連性が無いとかでもない様である。設定としてはエリザベス・キューブラー=ロスによる著書『死ぬ瞬間』(1969刊行)をべースにしている。これは死を避けられない状態にある患者達200人へのインタビューを基に、「避けられない死」という物を人間はどういう課程で受け入れるのかを分析した著作。その課程は5段階に分類されているのだが、このそれぞれの課程が各話のテーマに設定されている。つまりこの第一エピソードでは第一段階である「否認」がテーマとなっている。

 なかなか壮大ではあるのだが、実際には完結するのかどうかが心配というのが正直な所。EP1の発売から既に2年半以上が経過しているが、EP2制作中のアナウンス自体もまだ行われていない状態。売れているとは思えないので資金面でも余裕はなくペースを早めるのは難しいだろうし、3年に一本ペースであと12年掛けて完結させるというのも現実味が無い。こういうケースではエピソード数を減らして妥協するというパターンも見られるのだが、5つのテーマに則っての5部作となるとそれもやり難い。


STORY  時代設定は2001年。場所は南アフリカのフリーステート州。主人公のPeter Yorkはバイクを運転中に落盤事故に遭ってある区域内に閉じ込められてしまう。空き家らしき場所で一晩過ごした彼は助けを求めて周囲を探索するのだが、そこで思いもよらぬ状況に直面する事になる。

PATCH

DEMO
 発売された月に頻繁にアップデートされているが、それ以降は更新無しの状態。

 デモは発売前のずっと昔にはアルファ版が配布されていたが現在はダウンロードは出来ない状態。

動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
OS Windows 7/8/10 -
CPU Intel Core i3 / AMD A6 Intel Core i5 / AMD FX
MEMORY 4 GB 8 GB
VIDEO NVIDIA GTX 460 / AMD 4870 NVIDIA GTX 680 / AMD 7970
SOUND DirectX 互換 同左

DirectX 11以上要
 64ビットOS限定では無い。

*コントローラーには非対応
*セーブファイルの場所は C:\ユーザー(Users)\(ユーザー名)\AppData\LocalLow\Zero Degrees Games\Among the Innocent_ A Stricken Tale の中(隠しフォルダを表示する設定にしておかないと見えない)。


※パフォーマンスが悪い
 最適化はパッチで行われているが、やはりインディーズでは多彩なPC環境におけるテストが困難な為に問題も残っている様である。私の場合には洞窟の入り口付近のエリアで急激にFPSが落ちる(まともに視点を動かせないほど)というトラブルに遭遇した。もし様々な場所にて発生するならば設定を下げるとかで対処するしか無い。他にはバックグラウンドでデータをローディングしているのか、突然数秒間カクつきが発生するシーンが数回有り。


※パズルのバグで進行出来なくなる
 パッチで修正されたりしているが現バージョンでも発生する恐れはある模様。定期的に手動でもセーブしておくのが無難。


※マップ内でのスタック
 一度だけ遭遇した。ジャンプは可能だがあまりいろいろな所へとピョンピョンと飛び跳ねながら探索したりはしない方が良いだろう。後はセーブを定期的に行っておく位しか対策は無い。


※Postcard Modeへの入り方
 画面表示モードの一つとして切り替え可能な物(4隅が丸く欠けたような表示になる)だが、チルダキー押下となっておりキー設定の変更は出来ない。そしてチルダキーを日本語キーボードからは認識出来ないタイプのゲームなので切り替えが出来ないという問題。ただしキーボードをドライバレベルで英語キーボードへと変更しないとならないタイプ(再起動が必要となる or レジストリの書き換えが必要となる)ではなく、単にキーボード配列をOSの機能で英語キーボードへと一時的に切り替えてやればOKなタイプ。英語を言語として追加してやり、ゲーム中にKBの入力言語モード切替(デフォルトでは左Alt + Shift)を行って英語KB配列に切り替えれば半角全角キーがチルダと認識されるので入力可能になる。この辺はコントロールパネルの地域と言語の設定から行えるが、OSによって若干操作画面が異なるので自分のOSでのやり方を検索等で調べれば良いだろう。

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