CALL OF DUTY

                                  06/11/07


   GRAPHICS/SOUND

   GAMEPLAY

   戦闘/AI

   BOTTOMLINE

   SCREENSHOT

   公式サイト


   HOME



製作:Infinity Ward
販売:Activision
発売:2003/10
日本版:メディアクエストより日本語版有り。廉価版ベストプライスがラッセルより再発されている。



 *レビュー内容は発売当時の物です(V1.0での評価)


<概要>

 製作担当のInfinity Wardは、2002年リリースの大ヒット作品であるMedal of Honor: Allied Assaultを実際に製作した2015社(発売EA)のメンバーから計22人が独立して興した新会社である。その際のMOHAA製作のノウハウを活かして、よりグレードアップしたWWII物のFPSゲームとして作られたのがこのCall of Dutyという事になる。特定の映画やドラマのライセンスを得ている訳ではないが、"Band of Brothers", "Enemy at the Gates"といった有名作品をモデルとしているのは確かだろう。

 Activisionから2003年ホリデーシーズンの目玉タイトルとしてリリースされたが、その後の売れ行きも好調なら各所からの評価も非常に高いゲームである。最初の発売はPC版のみだったが、この後若干内容の異なったXbox版(Finest Hour)が発売されている。

 拡張パックとしてUnited Offensiveが発売されている。これはインストール時に本体のインストールされている事が必要。

 入手は現在(2006/11)でも容易である。

Call of Duty Deluxe Edition: Call of Duty, United Offensive, Official COD soundtrack, Strategy guide (pdf format)
Call of Duty War Chest: Call of Duty, United Offensive, Call of Duty 2

 日本でもメディアクエスト(kids station)より、”コール オブ デューティー:ユナイテッド オフェンシブ 日本語版”、”コール オブ デューティー:DELUXE EDITION”(海外版の特典が含まれるのかは不明)が発売されている。



<STORY>

 ゲームの構成はMoHAAと同様にWWIIの一場面をゲーム上に再現するというコンセプトとなっている為に、独自に考え出されたストーリーがある訳ではなく、現実の歴史に沿った流れの中でそれらしきミッションをこなしていくという構成になっている。特徴としては主人公が米・英・露という連合側の参加国別に三人存在している点で、それぞれの国別にキャンペーンが用意されていて、これを異なった主人公を操作してプレイしていくという風になっている。3つのキャンペーンを終了させると最後の4つ目のキャンペーンが登場し、これは3人の主人公がそれぞれ最後の1個のミッションを受け持つという構成である。シナリオ担当にはハリウッドから"Crimson Tide", "Lean on Me", "The Four Feathers"等を手掛けたMichael Schifferを呼んで当たらせている。


U.S.
 主人公は階級も低い一兵士。The 101st Airborne Divisionの一員としてD-Day上陸前の敵の兵器破壊工作に参加する所から始まる。
U.K.
 プレイヤーは特殊部隊SASのSgt.としてプレイ。Pegasus Bridge, The Battleship Tirpitz, Eder Damといった史実に沿った要素を含んでいる。
Russia
 プレイヤーは単なる一般人として参加。Stalingrad, Poland, Berlinという過程で進む市街戦中心のキャンペーンで戦車戦も含む。


<PATCH/DEMO>

 V1.5 Patchまでリリースされている。日本語版に関しては公式サイトを見るとV1.4でサポートが終わっているようなので、マルチプレイをやりたいと考えている人は日本語版は避けるべきだろう。シングルプレイについてはメニュー表示を見るとV1.3までで修正が止まっているようなので問題ない。

 デモはシングルプレイ用の物が2種類リリースされている(英語)。



<動作環境>

HARDWARE 必要環境 推奨環境
CPU Pentium III 700MHz Pentium 4 1.5GHz
MEMORY 128MB 512MB
HDD 1.4GB 1.4GB
VIDEO VRAM 32MB  Hardware T&L対応 VRAM 128MB
SOUND DirectX 9.0b compatible 16-bit sound card EAX Advanced HD(EAX3)

対応OS: Win 98/2000/ME/XP
DirectX 9.0b以上要


 推奨環境の指定は特に無いので推定で入れてある。1024*768以上の解像度で各種設定をMaxにしてプレイするのであればこの程度は要ると思われる。ビデオカードだけは設定に関しての推奨値が書いてあって、VRAMが32MBの場合はTextureをLow、64-128の場合はMedium、256MBならばHighとなっている。またゲームは基本的に32bitカラー専用で、16bitでの動作保証はしていない。

 ビデオカードにはHardware T&Lに対応した物が必須となる。公式にサポートしているビデオカードは現在の所は以下の物だけ。Intelのチップセットだと 845, 865, 915, 945系はOKで、810, 815の世代では動作しない。オンボード系のビデオチップを使用している場合は、購入前にデモにて動作を確認しておくべきだろう。

ATI Radeon  7200, 8500, 9000, 9500, 9700, 9800
nVidia  GeForceシリーズ全て

 それとXPでメインメモリが128MBのマシンではサウンド系の設定も落とさないと重くなる可能性が大である(SoundがHighだとバッファに32MB確保するようだ)。なおデュアルモニター使用で双方をコントロールしているビデオチップが両方共にOpenGL対応の場合には、2ndをOFFにしておかないと正常動作しない可能性が有る。

 インストールに関連して、初期出荷時にCD-Keyが印刷されていない物が出回ってしまったという問題が有った。そのUS版でのCD-Keyは、2枚組みCDの2枚目を取り出す為に持ち上げる中の仕切りの下の紙に書いてある(プラケース裏に見えている敷き紙の裏ということ)。

 ゲームの安定度は高い方で、私の環境では1,2回ほどフリーズした程度。シングルプレイにおいては特にバグといった物は見当たらないが、或るミッションにて先に進めなくなるバグが有るようだ(Car Ride)。何等かの問題が出る場合はプログラムグループに登録されているSafe Modeではどうかを試してみるのが早い。Safe Modeでもダメな場合はビデオカードがHardware T&Lに対応しているのか等、最低環境を満たしているのかの確認をまずは行って欲しい。



   次のページ