CALL OF DUTY 2

                                  07/05/11


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製作・販売: Infinity Ward / Activision
発売: 2005/10
日本代理店: ラッセル
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概  要  2003年発売されて大ヒットし、多数のメディアからこの年のGame of the Yearを受けたCall of Dutyの続編。製作は同じくInfinity Wardが担当。既に有名な話だが、このInfinity WardはMedal of Honor Allied Asssault (2002)を製作した2015社内のチームが独立して興した会社である。WWII物FPSは今や大変な人気ジャンルとなっているが、その後EAに開発が移った元祖MoHシリーズをも抑えて、現時点でNo.1の称号を受けているのはこのCall of Dutyシリーズと見て良いだろう。

 人気作品だけあって現在(2007/05)でも入手は容易だが、ラインアップは少々ややこしい。まずオリジナル版と同時に限定でCollector's Editionが発売されている。その後最新パッチを収録したGame of the Year Editionとして再発。また初代CoDとその拡張パックUnited Offensiveとの三点セットとなるCall of Duty: Warchestも存在している。更にSteamでのダウンロード販売にも対応しており、単体かWarchestセットでの購入が可能である。日本でも「日本語マニュアル付き英語版」と「完全日本語版」の両方が存在しているので注意。

 PCから一月遅れてXbox 360のローンチタイトルとして本体同時発売されており、こちらでは大変な好評を受けて同コンソール最初の100万本突破タイトルに認定された。それもあってかCoD3は360をターゲットに製作されており、現在でもPCでは発売されていない。
 マルチプレイではPCと360に差は有るが(インターネットを通しての最大参加人数が360では8人に対してPCでは64人等)、シングルプレイについてはコンテンツはほぼ同じで差は無いとされている。ただし360版ではゲームパッド使用の上にLeanが出来ない仕様なので、敵の反応速度・正確性・ダメージを落として易しくするといった調整は行なっているそうである。

 その他にはMac版がリリースされている。なおCall of Duty 2: Big Red OneはXbox, PS2といった旧世代機向けのタイトルで内容も異なっている。

 製作チームのサイズは前作の3倍近くとなり、製作費用は1450万ドル(17億4千万円)。

STORY  ゲームは米・英・露の3つの独立したキャンペーンに分かれているという構成は1と一緒。

ソ連軍編: Private Vasili Koslovが主人公。モスクワからスターリングラードの戦いまで。
英国軍編: Sergeant John Davis & Tank commander David Welsh。El Alamein他の北アフリカ戦線が中心。
米軍編:Corporal Bill Taylor。D-Dayからフランス、ドイツが舞台。

 それぞれに共通性は無く、1の様な全てのキャンペーン後にアンロックされる追加のミッションは存在しない。基本的に史実に基づいた構成になっているそうだが、どの程度忠実に戦場を再現しているのかは良く分からない。



PATCH

DEMO
 最終はV1.3でどのバージョンからでもこれだけ入れればOK。シングルプレイの方はV1.2で止まっているのでそちらの表示はV1.3を入れても変化しない。

 日本語版専用のパッチは公式に見当たらないので、既に発売時点で対応済みという事なのかもしれない(未確認)。


 デモはシングルプレイ用の物がリリースされている。日本語版のデモは出ていない。

 
動作環境

トラブル
HARDWARE 必要環境 推奨環境
CPU Pentium 4 1.4GHz, AMD Athlon XP 1700+ Pentium 4 2.2GHz以上
MEMORY 256 MB 512 MB
VIDEO VRAM 64MB DX7対応 VRAM 128MB DX9対応
SOUND DirectX互換 EAX
対応OS  2000/XP
DirectX 9.0c以上要


 Vistaについては保証外という立場。シングルプレイでは大きな問題は無いと思われるが、マルチプレイではOSに深く関わるPunkbuster絡みのトラブルが報告されている。64bit版への対応も不明。

 北米の少なくとも初期版はCD6枚組みなのでインストールが面倒。

 必要環境については結構低い所までカバーしており、Source Engineの様にDX7とDX9のレンダリング切り替えが可能なので、DX7を選べば画質を犠牲にしてパフォーマンスを大きく向上させられる。ただしVRAMは最低でも64MB必要なので、DX7世代のカード全てで動かせる訳ではない。最低のサポートされているビデオカードはGeForce 2 Ultraとなっている。
 一方で解像度を高くして全てのオプションを最高にするとなると重い部類のゲームなのも確か。最近のビデオカードならば別に問題は無いと思うが、2005年の発売当時より前のPCで設定を上げるならば少なくともGeforce 6800程度の性能は欲しい。

 カジュアルな位置付けからこの質問が多かったのだと思うが、このゲームはゲームパッドには対応していない。外部ユーティリティで使用可能には出来るはずだが、360版とは異なりAutoaimのオプションが無いので操作には問題有りと想像される。

 安定度という点ではあまり問題を聞かなかったタイトルである(シングルプレイ)。個人的にもトラブルは全く無かったという記憶がある。起動しないといった問題には、スタートから辿ってSafe Modeにて変化が無いかを調べるのが一番。パフォーマンス面での問題には、Optionsから自動認識(Optimal System Settings)でPCの性能をテストして設定を決定させて試してみる。


マルチモニタ使用にて動作異常
 それぞれの画面をOpenGL対応の別々のビデオカードで制御している場合には片方を停止させる必要がある。

サウンドの選択をEAXに切り替えても元に戻ってしまう
 対応するドライバを認識しない場合には自動的に元に戻る。ドライバの更新が必要。

画面表示がモニター内に収まらない
 デスクトップよりも高い解像度には出来ないのでどちらかを変更する。

インストール中に停止・落ちる
 バックグラウンドで動作中のプログラムを出来るだけ停止させる(特にZoneAlarmとの問題が報告されている)。またCD版の場合には入れ替え時に自動認識によるエラーが発生する恐れも有るので、次のCDを挿入する際に左Shiftを押したままの状態にして自動起動を停止させてみる。

AIが宙に浮いて描画される事が有る
 これはバグではなくて、処理負荷を下げる為に敢えてそういう風にしているそうだ。AIが新規にマップ内にSpawnする時等に重なった際のチェックを省いて負荷を下げているの意味。放っておけば移動中に治る。

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