CALL OF DUTY: MODERN WARFARE 2

                                  11/05/08



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製作・販売: Infinity Ward / Activision
発売: 2009/11
日本代理店: スクウェア・エニックス


概  要  Call of Dutyシリーズの六作目であり、2007年の大ヒット作Modern Warfareの続編。現時点では二チームに分かれての交代制作体制になっており、こちらはInfinity Wardによる制作である。

 IWの当初の意図としてはCoDのブランド名を取り去り、単に『Modern Warfare 2』という名前で発売して、MWのブランドをこの作品で完全に確立させたいという考えだった。しかし他の調査会社による「北米の不特定多数のゲーマーを対象にしたアンケート調査」によって、“Call of Duty”のブランド名を知っているのは40%だったのに対し、“Modern Warfare”を知っているという人は20%に留まるという結果が公開された。それもあったのかCoDのブランド名は付けたままでの発売となっている。


 PC, Xbox 360, PS3での発売。様々な限定版も存在している。PC版も発売時価格は$59.99という設定。

 発売初日で全機種総合470万本を売り上げ。2010/06には公式に売上本数が二千万本を突破した事がアナウンスされている。


 プレイにはSteamが必須。しかし日本ではSteamにおける認証問題が大きなニュースになったゲームであり、現在でも輸入リテール版を日本からSteamに登録する事は出来ない。よってプロキシサーバーを通す等の方法で、USやUKといった認証が可能な地域からこれを行わないとならない。自分の接続を一時的に海外のサーバーにリダイレクトさせてSteamに接続するという意味。IPアドレスを見ればそれがどの国に貸し出されている物かは判るので、USが所持しているIPアドレスで接続してやればそれはUSからの接続者と認定される。

 Steamを英語モードにして起動し、ダウンロード地域の設定をUS経由接続にしているならその中のどれかを選んでおく。後はプロキシ接続に成功すれば認証させる事が出来る。なお海外リテール版を登録するのと、Steamで日本から海外版を買うのは全然別の話なので注意。Steamを通してダウンロード販売で買う際には、日本のクレジットカードが通るのか等の問題があって遥かにハードルが高い。

 現時点では海外リテール版を購入する場合にちゃんと認証してプレイが出来るのかどうかを心配する必要は無いが、海外サーバーにリダイレクト出来るのかは念の為に確認しておいた方が良い。方法としては一時的にIPアドレスの貸し出しを行っているサイトや、フリーのプロキシ接続用ソフト等多数用意されているが、自分のプロバイダのファイアウォール設定, 集合住宅で供給されているネットワークの環境, インストールされているインターネット関連のセキュリティソフト, 使用しているルーターのセキュリティ設定等により、プロクシを通しての接続が実現出来ないという可能性もある。接続に成功しているのかどうかはENV Checker等のサイトで確認出来る(一番下の接続元ホストの所在地)。もし海外IPからの接続が出来ない場合、Steamの認証はマシンと場所を選ばないので、ノートPCにSteamをインストールしてどこか別の可能な場所から認証を行うとか、友人に頼んでそのPCでやらせて貰うという手もある。認証さえ通れば後は自分のPCでインストールやダウンロードは行えば良い。


 日本語版はスクウェアエニックスから「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2」として発売されている。ただし内容の更新が行われているのはこの特設サイトでは無くこちらの自社サイトの方

 この日本語版も認証にはSteamを使用する。登録後に言語バージョンを切り替えたりは不可能。注意点としてこの日本語版は「日本語吹き替え版」であり、英語音声/日本語字幕の選択は出来ない。そしてこの日本語版はおかしな誤訳が多い事で有名で、海外サイトのニュースにまで採り上げられたりもしている。(日本語版誤訳をまとめたページまで存在している)。日本語声優の質については、各種動画サイトに日本語版でのプレイ動画がアップされているのでそれで確認が可能。


 大いに物議を醸したのが[No Russian]というチャプターの内容。ロシアの空港が舞台になるのだが、ここでプレイヤーはテロリスト達の中に紛れ込んだスパイとなり、信頼を得る為に逃げ惑う一般人を大量虐殺するテロ行為に加担する。問題とされたのは根本的に無差別虐殺の描写が残酷過ぎるという点と、プレイヤー自身もその虐殺行為に参加出来るという点である。その為にプレイ開始前に「ショッキングなチャプターが含まれるのでそれを飛ばすようにするか」を聞いてきて、それを一時的にパスした場合にはチャプターの開始前に再度聞いてくるようになっている。(飛ばした場合でも実績解除等に関連するペナルティは無い)。

 日本語版やドイツ版ではこのシーンが規制されており、プレイは出来るが指令通りに一般人を撃ってしまうとゲームオーバーになる。(制圧部隊とは交戦する)。ちなみに日本語版での残虐内容の規制はここだけ。


 Steamでの認証問題, 限定バージョンによる違い, マルチプレイ関連の仕様等の詳しい情報は以下のまとめサイトが役に立つので参照してもらいたい。

 Call of Duty: Modern Warfare 2 Info


STORY  前作にてロシアの超国家主義派の指導者ザカエフの野望は、アメリカ海兵隊と英国SASの活躍によって阻止された。しかしその超国家主義派の勢力は衰えを見せず、彼の片腕であったウラジミール・マカロフが新たなリーダーとなり、活動再開を狙って暗躍していた。

 そして5年後の2016年。マカロフの動きを察知したアメリカはそれに対抗する為に、シェパード将軍を筆頭としてTask Force 141と呼ばれる特殊部隊を結成する。メンバーは多国籍の精鋭特殊部隊員からなり、その中には前作にてプレイ可能なキャラクタであったジョン・ソープ・マクタヴィッシュも含まれていた。

 プレイヤーは世界各地でTask Force 141のメンバーとして戦い、アメリカ本土を巻き込む一大戦争となる中でマカロフの野望を食い止めないとならない。


PATCH

DEMO
 Steam必須なのでパッチは自動的に適用される。


 PC版には未だにデモは出ていない(コンソール版はかなり経過してからデモがリリースされた)。

動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
CPU Pentium IV 3.2 GHz or Athlon 64 3200+ -
MEMORY 1 GB -
VIDEO VRAM 256MB, Shader Model 3.0
GeForce 6600 GT / ATI Radeon 1600 XT
-
SOUND - -
対応OS XP / Vista / Windows 7
DirectX 9.0c以上要


 トラブル関連は検索すると結構見付かるが発売直後の物が多く、パッチ後の現バージョンではどういう状態なのか不明。少なくとも私がプレイした際には大きな問題は見られなかった。


 コントローラーでの操作には非対応となっている


 Steamでの認証についての経過。私の場合はUKリテール版を使用。海外IPを通してのアンロック→DVDからのインストール→パッチのダウンロードまでは問題無し。起動出来る事も確認。しかしSteamの言語を日本語に直した所、起動時に“Could not load localization.txt”のエラーが発生。この件についていろいろとテスとしてみた結果以下の事が解った。

*Steamを英語I/Fから日本語I/Fに切り替えた時点でゲームのファイルが削除されてしまう(ゲームを起動した時では無く)
*削除されるのはzoneフォルダ等の全体の半分以上のファイルで、localization.txtだけが消えている訳では無い
*日本語モードの状態で[ゲームキャッシュの整合性]を実行させると、削除された分を再度ダウンロードする。
  この時点ではダウンロードのロケーションは日本でも構わない。
*そのダウンロードが完了すれば、その後はSteamの日本語モードから普通に起動してプレイが可能になる
*もし今後英語モードにするとまた日本語モードに戻す際に消えてしまうはずなので、英語モードとの切り替えを行う都合が
  ある人には問題となる。

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