KINGPIN: LIFE OF CRIME
07/07/31
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製作・販売: Xatrix Entertainment / Interplay Entertainment
発売: 1999/07
日本代理店: P&A
※レビューの内容は当時の物です
<概要>
*販売担当のInterplayは当時大手販売会社の一つだったが、既に倒産状態で活動を停止している(完全に無くなった訳ではない様だ)。続編の開発が発表されたすぐ後の活動停止であった。製作担当のXatrixの方はこの後Gray
Matter Studiosへと転進している(Return to Castle Wolfenstein等)。
*そのバイオレンス度の高さが発売前から大きな話題となり、あまりの過激さに大手販売店が流通に難色を示すという事態にまで発展した(発売前にコロンバイン高校銃撃事件が有ったのも影響したと思われる)。結局の所製品の箱に通常のレーティングマーク(ESRB)とはまた別に、赤くて目立つ警告シールを貼って出荷する事にはなったが、それでも幾つかの大手チェーン店には置かれなかった。ただこの件は一般のニュースでも取り上げられて、逆に話題性という点では大きな宣伝になったとも言えるだろう。
*最初のリテール版以外にはCDケース版の再発も存在するようだ。その他ではLOCK'n'LOAD(2001)という幾つかのゲームをまとめた物としても再発されている。再発物として最後に出たのは英国のSoldoutからの物になるが、これも現在では販売されていない。中古ではまだ出回っているようだが、新品の入手は難しくなっている。
*日本語マニュアル付き英語版をP&Aが販売していたが、既に代理店活動を停止している(サポート頁は残っている)。
<STORY>
細かなストーリーは明らかにされておらず、ある一人のチンピラ(Thug)が自分を捨てた組織のボスに復讐をするべく戦いを挑むというもの。時代設定としては1930年台のシカゴというイメージと思われる。ちなみにKINGPINというのはボーリングの1番ピンの事で、ギャングのボスの事を指すスラング。
<PATCH・DEMO>
パッチは最終的にV1.21までリリースされているが、シングルプレイのみならばV1.2でも問題は無い。V1.2
> V1.21の順に適用する。バージョン毎のセーブデータに互換性は無いので、インストールしたらすぐに適用するべきである。適用方法はセットアップではなく解凍してそのままインストールしたフォルダに上書きという方式。
シングルプレイ用のデモ有り。これは本編とは異なった内容となっている。
<動作環境>
HARDWARE | 必要環境 | 推奨環境 |
CPU | Pentium 233MHz | Pentium 300MHz |
MEMORY | 64MB | 128MB |
VIDEO | OpenGL対応 VRAM4MB以上 | OpenGL対応 VRAM16MB以上 |
SOUND | 特に指定無し | 同左 |
対応OS: Win 95/98
Direct X 要
Direct Xに関しては必要とあるだけでバージョンは無いが、時期的に言うと5.0以上があればOKではないかと思われる。Quake
II Engineを使用という事でレンダリングはOpenGLのみに対応しておりDirect 3Dは使用出来ない。しかし今となってはこの当時のOpenGLに未対応のビデオカードは少ないので大きな問題とはならないだろう。ソフトウェアレンダリングには対応していない。
(2007/05)XP SP2にて動作テストを行ったが、特に問題なく動作可能だった。
ゲームはそのバイオレンス性を考慮してインストール時にLow Violenceも選択可能であり(この時にパスワードの入力が要求される)、18歳以下だがゲームはやりたいという子供に対して、親がインストール時に制限を加えられるという仕様である。
タイトルムービーが流れた後にハングアップする
第一にVoodoo(3dfx)系カードではないのにglide2x.dllというファイルがC:\Windows\Systemディレクトリ(Win98の場合)に存在していると発生するのでこれを削除(移動)。そうでないならばインストールしたフォルダにあるkingpin.iniを開いてskipintro=1という設定を書きこんでおく。
Hardware device not found
Voodoo系カードでは無い場合、"C:\Program Files\Kingpin\kingpin.exe"
+gl_driver opengl32 の様にパラメータを付けて起動してみる。
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