NITRO FAMILY

                                  07/04/26



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   公式サイト ValuSoft


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製作・販売: Delphieye / VALU Soft
発売: 2004/05
日本代理店: ズー
 公式サイト


概  要   韓国のDelphieyeが製作したゲームで、Family Perspective Shooter(FPS)というキャッチ・コピーで呼ばれていた。会社は発売直後に同じ韓国のWebzenに買収されており、既に公式サイトも存在していない。元々は同じ世界観を使用したMMOFPSとしても発展させる計画を持っていたが、続編も含めて実現する可能性はまず無いと見て良いだろう。予定されていたXbox版の発売も行なわれず終い。

 使用エンジンがSerious Engineなら、ゲームの色的にもオリジナルに近く”直系”と言えるゲーム性。スタッフが好きである80年代のゲームセンターのシューティング・ゲームのノスタルジックな雰囲気を出したかったという点も共通している。

 廉価版ソフトの販売で有名なVuleSoft(THQ配下)が代理店であり、製作会社は既に存在しないがまだ販売はされている。ただ一般的な通販サイトではほとんど見なくなったゲームである。欧州では発売されていない。ちゃんとしたマニュアルは無く、中身は簡易説明書程度のCDサイズの物が入っているのみ(オンラインマニュアルとしてCD内に収録)。

 上記ValuSoftでは製品版のダウンロード販売を行なっており、60分の時間制限でトライして気に入った場合、コードを購入すればそのまま残りのコンテンツをアンロック可能にしているが、日本はその販売対象地域に含まれていない。

 日本ではズーから日本語マニュアル付き英語版がリリースされている。公式サイトから購入リンクを辿ると、現在(2007/04)でも購入可能な様だ。ただし日本では廉価版としては売られていない。

 タイトルは強力な火器を使って戦う家族という所から来ているが、その前に考えられていたタイトルは”Smashing Holiday”。

 ゲームの映像を見たい場合にはSeriously辺りから各種公式プロモビデオは辿れる。

 
STORY  ゲームの舞台は近未来、Golden Bellと呼ばれる企業がHealthy Familyと呼ばれる合法的なドラッグを開発、このドラッグの流行によってGolden Bellは世界有数の大企業にまで発展する。しかし10年後にドラッグの副作用が発生、使用者は暴力的な人間に変質したり奇形になったりしてしまい、その為にドラッグに反対する人間達との間に戦争が起きる。この戦争に敗れたGolden Bellは一時身を隠すが、更なる研究の結果Healthy Familyの副作用を克服する方法を発見。これを使って再度世界のドラッグによる支配を目論むが、その研究の為には人間の赤ん坊が必要であった。そこで彼等は対象となる理想的な赤ん坊を誘拐するのだが、この子供が主人公Victor Chopskiの息子Red Chiefであった。Victorは息子を救い出す為に妻のMariaと協力して、世界中に散ばるGolden Bellの施設を飛び回りながら組織に戦いを挑むというストーリー。

 これだけ聞くとシリアスな感じもするが、あくまでも明るく陽気な雰囲気のゲームであり、暗さは微塵も無いというデザインである。Victor Chopskiは山で育った生まれついてのハンターで、直情的な或る意味筋肉馬鹿的なヒーロー。妻のマリアは動物調教の天才でサーカスで猛獣使いとして働いていたという経歴を持つダイナマイト・ボディの持ち主。両方とも相当に脳天気なイメージとなっている。



PATCH

DEMO
 会社が無くなってしまった事も有り、パッチはリリースされていない。


 デモ有り。注意点として最初に古いバージョンが誤ってリリースされてしまい、その後すぐに公式の物と差し替えられたという経緯が有り、おそらくどこのダウンロード系サイトでも交換済とは思うが一応確認した方が良い。古い方はV0.9で、公式はV0.99である(サイズは222,027,707バイト)。

 
動作環境

トラブル
HARDWARE 必要環境 推奨環境
CPU Pentium III 700 MHz Pentium IV 1.4 GHz
MEMORY 256MB 512MB
VIDEO VRAM 32MB Hardware T&L要 VRAM 64MB Hardware T&L要
SOUND Direct X 8 compatible 同左
対応OS  98SE/ME/2000/XP
DirectX 9.0b以上要


 Serious Samにて使用されたSeriousエンジンを採用しており、PCの進化に合わせてか必要環境等は高くなっている。ただしレンダリングにはDirect 3Dを採用しており(変更出来ない)、元々OpenGL用に合わせて製作されていたエンジンをD3Dに最適化しているのかは分からない。

 Value系の会社から発売されているだけあってサポート情報等は少ない。オリジナルのエンジンが備えているSafe Modeも持っていない。

 購入を考えるならばデモが存在するので動作確認はこれを使って行えるが、このデモ自体は製品版に比較してバグが多いという点は憶えておいた方が良い。

 敵を全て倒したはずなのに扉が開かないといった場合には、倒すべき敵がマップ外でスタックしている可能性も有るのでチート関連を使って試してみる。例えば NITRO KILLALL コマンドで周囲の敵を全て殺せる。NITRO GHOST ならば壁抜けモード。

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