QUAKE II
07/03/26
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製作・販売: id Software / Activision
発売: 1997/12
日本代理店: サイバーフロント
<概要>
大成功を収めたQuakeの続編。年内に出すという事を優先させた為に発売直後はマルチプレイが整備されていないといった問題が有ったのだが、落ち着いてからは徐々にその評価を増してマルチプレイを中心に高い人気を誇った作品である。また使用されたQuake
II Engineはネットコードの優秀さもあって、多くのFPSにライセンスされている。公式ミッションパックは#1 The Reckoningと#2 Ground Zeroの2点。他社からの物ではJuggernaut他が存在している。
ゲームの設定自体は前作と関係が無く、Idでは新しいタイトルのゲームとしてリリースするつもりだったのだが、使いたい名前が既にライセンスされており使用許可が下りなかった為に仕方なく名前を流用している。しかし2005年発売のQuake 4はこのゲームの続編となり、Enemy Territoryもこの世界観を使っている。つまり現在では初代のQuakeの方がその名前だけを使った全く別のゲームという存在に置かれている状態と言える。
再発物としてはCDケース版の他に、公式ミッションパック1&2と有名ModのパックであるExtrimitiesが全てセットになった4枚組のQuad Damageというフルパックも存在している。現在(2007/03)でも販売中の製品版としてはUltimate Quake(1,2,3のセット)が有り、これは定期的に再発されているので入手は可能。他にはUltimate Action 4 PackというDeus Ex, Tomb Raider 4等とのセット品も存在するが、こちらは最近では見かけない。その他ではQuake 4: Special Collectors Editionには本編と拡張パック1&2がボーナスとして収録されている(ただし版権の関係でBGMがカットされているそうだ)。
日本では当時はアクティビジョン ジャパンからリリース。近年ではサイバーフロントから廉価版パッケージとして販売されていたが既に終了しているようだ。いずれにしろ完全日本語版は存在しない。
PlayStation, Nintendo 64に移植されており、最近では Xbox 360版のQuake
4にボーナスとして付いて来る。
<STORY>
遥かな未来... エイリアンStroggと人類との戦争はいつ果てるともなく続いていた。その戦争に終止符を打つべく、地球軍は遂に最終作戦”Operation
Alien Overlord”を開始する。選りすぐられた戦士達をPOD(一人乗りロケット)に乗せて敵の惑星Stroggosに突入させ、敵の本拠地の防衛システムを破壊して全軍の星への直接攻撃を可能にしようという戦法である。あなたはその戦士の一人として敵地に乗り込むがPODは撃墜、運良く生き残り敵の惑星に降り立ったあなたに本部からの指令が届く。本部の指示に従って敵の各種施設を破壊して、最後の目標破壊まで生き延びなければならない。
<PATCH・DEMO>
パッチはV3.20が最終となる。コンソール等でバージョンは確認出来る。バージョンを上げると以前のセーブが使えなくなるので、これは最初に適用しておくべきである。拡張パックを入れてしまうとバージョンが変ってしまう点にも注意。
ゲームのデモ(38MB)は有るので一応これで試す事は出来るが、最終バージョンからある程度前の物なので相性等の検査には確実ではない。
<動作環境>
HARDWARE | 必要環境 | 推奨環境 |
CPU | Pentium 90 MHz | Pentium 133 MHz |
MEMORY | 16 MB | 24 MB |
VIDEO | - | OpenGL対応 |
SOUND | Sound Blaster互換 | 同左 |
対応OS: Windows 95/NT
発売からしばらくの間はヘビー級のソフトとして各種マシンやビデオカードの性能測定(ベンチマーク)の定番として使われていたQ2だが、今となっては重さは関係ないという部類と言える。ビデオカードがOpenGLに対応してさえいるのなら問題なく動かせるだろう。
Q2は完全なWindowsゲームとなりMS-DOSのサポートは無くなっている。よって動作はWindows上でのSoftware Modeか、OpenGLを使用してのハードウェア・アクセラレーションの2つしか無い。Q1でトラブルとなっていたopengl32.dllでのVoodooカードの検出問題を考慮して、動作モードはメニューから[Software]/[3dfx OpenGL]/[Default OpenGL]が選択可能になった。よって現在ではほとんどの場合Default OpenGLを選択する事になるだろう。速度的な問題や描画トラブルがある人のみSoftwareを選べば良い。解像度とTextureについてもメニューから変更が出来る様になったので1よりはユーザーフレンドリーで簡単になっている。その他の細かな設定についてはconfigやAutoexecをいじる事で変更出来るが、ここでは詳細は割愛する。
何からのトラブルによって起動しない場合には、プログラムメニューの一覧にあるCompatibility
Mode(Safe Mode)で起動してみてどうなのかをチェック。
インストール時にRegion Check(国籍)に引っ掛かる
輸入版の場合にはそれがAsia-Pacific Versionでないと、日本語Windowsでのインストール時にエラーになる。この修正はトラブル道場の日本語環境の項を参照してもらいたい。
画面が非常に暗い
公式には下記の様なコマンドをコンソールを出してから(Shift+半角/全角)入力して調整するという手段が用意されている(数値によって明るさが変化する)。最後にvid_restartとやるかSaveを再読み込みしないと有効にはならないので注意。
intensity 2.0
gl_modulate 2.5
vid_restart
BGMが流れない
CDから直接再生する方式なので、プレイ中にCDが入っていて且つそれが再生出来る環境でないとならない。
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