STARSHIP TROOPERS

                                  09/04/16


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製作・販売: Strangelite / Empire Interactive
発売: 2005/10
日本代理店: 無



   ※ 2009/04/16 ATI Radeon HD シリーズでの動作の問題を更に修正

概  要  同名映画を題材としたFPSで、開発は英国のStrangeliteが担当。同社はCrazy Taxi等のPCへの移植を担当した経歴を持ち、オリジナルのタイトルとしてはこれが初作品。現在では同じ英国の大手Rebellionに買収されておりその傘下に収まっている。

 2000年にBlue Tongue(Atari)からリリースされているRTSのStarship Troopers: Terran Ascendancyは同じく映画を題材とした作品だが両者に関連性は無い。このゲームはこれまで単にStarship Troopersという名称で呼ばれていた為に、ネット上ではこちらのStrangeliteからの同名作品との混同が見られる(勘違いしてRTSの方のForumに、このFPSの方のプレイヤーが書き込みを行なう等)。その為にこちらのFPSをStarship Troopers(2005)という表記にしているサイトが多いようだ。

 現時点(2007/04)ではEmpire自身の廉価版レーベルとなるXplosivから再発されている。


 Starship Troopers (1959) - 日本題「宇宙の戦士」は、米国の著名なSF作家Robert A. Heinleinの代表的な作品の一つ。地球と未知の異星生物との戦いを主人公の成長を通して描いた物で、軍国主義的・戦争肯定的な内容から発表当時大きな論議を呼んだ作品である(時代は米国のベトナム侵攻と重なる)。歩兵が着用してその能力を大幅に上げるいわゆるパワードスーツの概念の元祖としても有名。
 映画版は”ロボコップ”、”トータル・リコール”等で有名なオランダのPaul Verhoevenが1997年にCGを駆使して作り上げた物。しかし原作小説を下敷きにはしているが相当その内容は異なっているというのと、設定自体が非常に不自然(他の惑星に移住するほどのテクノロジーを持っているのに、何故空爆を含む兵器を使用せずに原始的な装備の単なる歩兵による人海戦術でバグと戦うのか)という理由から、原作小説のファンを始めとして多くの批判を浴びている。だが反対に熱狂的なファンも多いという一種のカルト的な位置付けの映画である。2も製作されているが、こちらは知名度が低く評判も良くないようだ。

 Xboxでも発売予定だったがキャンセルされている。

 公式ライセンスとなっているので、ゲーム中には映画のムービーが結構な量含まれている。ただ映画の役者は製作に協力してはいない。

STORY  ゲームの設定は映画の5年後。惑星Hesperusでは依然として人類とArachnidsとの戦争が続いていた。主人公は特殊なスーツに身を包んだMaraudersと称されるSpecial Forcesの一員'Marauder Zero Six'として、全12のミッションを戦い抜いて行く事になる。ロケーションに映画の設定を幾つかは採用している様だが、どの程度の類似性が有るのかは不明。



PATCH

DEMO
 V5.24が最終パッチでこれだけ適用すればOK。サイズは227MBと大きく適用にも時間が掛かるようになっている。過去のバージョンとのセーブの互換性は不明。4つのDM用マップと3つのCoop用マップが追加されている。


 デモは2種類用意されている。動作確認用ならば後者のPlasma_Demo(Demo #2)の方が理想的。

動作環境

トラブル
HARDWARE 必要環境 推奨環境
CPU 2.0 GHz 3.0 GHz
MEMORY 512MB 1GB
VIDEO VRAM 128 MB
Hardware vertex and pixel shaders要
GeForce 6800クラスのビデオカード
SOUND Directx 9.0c 互換 EAX
対応OS  2000/XP
DirectX 9.0c以上要


 サポートするビデオカードは当時のアナウンスでは以下の通り。なおNvidia系カードでForcewareのバージョンが8X.XX系だと問題が発生する事が報告されている。

Nvidia GeForceFX* 5600/5700/5800/5900 series. Nvidia GeForce 6 and 7 series. (* NOT LE versions)
ATI Radeon** 9600 Pro and XT/9700/9800 series. ATI Radeon X300/X600/X700/X800 series** (** NOT the 9700SE)

 HardwareレベルでのVertex & Pixel Shadersの対応が必要なので、オンボード系ビデオだと対象は限られる。

 私のマシンだと安定度はともかくとして、時々カクカクと引っ掛かるようにして正常に動けなくなる事があった。これは今回最新のドライバで確認してみても同じ。ビデオ等の設定を一番下まで下げても(頻度は減るが)発生する。


 (2009/04/16修正) 再発版をリリースしているXplosivによると、今の所ATI Radeon HDシリーズ(2xxx, 3xxx or 4xxx cards)では動作せず対応策も無いそうだ。 具体的にはゲームを開始すると、画面がグレー(白)一色に描画されてしまう他の障害でまともにプレイが出来なくなる。検索すると例えばAMDの掲示板で確かにその問題を確認出来たが、ここの管理人はNvidiaの最新カードやドライバでも同じ問題は発生するので、これはゲーム側の問題であって我々のドライバ側の問題では無いと答えている(08/07/24時点)。

 Nvidiaで実際に発生するのかについては確認が取れず。私の環境(XP SP3, E6850, Geforce 8800GTS 640MB, 181.22, SB X-Fi)でテストしてみたが、パッチ後の0.5.0.24において最初の4個のマップの序盤をプレイにて表示異常は発生しなかった。

 対策としては、XPであれば \My Documents\EmpireInteractive\SST\Settings
Vistaならば C:\Users\"username"\Documents\EmpireInteractive\SST\Settings\ の中のglobal.settingsを開いてやり、

distort { "1" } を 0
disableSM2 { "0" } を 1
PostProcessing { "1" } を 0

そしてゲーム側のオプションから "Terrain Shadows"を"None"

 これら全てか、或いはどれかを変更する事で改善はされるという話も出ている。ただし一応プレイ可能にはなるというレベルで、元の正常な状態での表示には出来ないようだ。


ゲームが起動しない・落ちる
 サウンド関連の問題が多数報告されている。最新パッチに上げるのが第一。及びサウンドカードのドライバ更新。それでもダメならDirectX診断からサウンドのアクセラレーションを下げてみる。

画面が異常に明るい
 My Documents\Empire Interactive\SST\Settingsフォルダを開いて、中のglobal.settingsをメモ帳等で開く。Other:というセクションの中に Glow: { "1" } という記述が有るので、これを1から0にして保存する。

フラッシュライトが照らされない
 ビデオカードによっては上手く機能しない。設定のShader QualityをLowにする。

起動時にローディング表示のままでムービーすら流れない
 "C:\Program Files\Empire Interactive\Strangelite\Starship Troopers\STGame.exe" -skipmov の様に、ショートカットのリンク先欄にパラメータを付けて起動してみる。起動するならムービーの再生に問題あり。

チートが入力出来ない
 そのあまりの内容に要望が多くなっているゲームだが、残念ながら日本語KBからではコンソールを出す事は出来ない。どうしてもやりたければ、コントロールパネル>システム>ハードウェア>デバイスマネージャから、KBのドライバを”101/102英語KB”へと変更して再起動すれば可能になる。

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