WOLFENSTEIN

                                  09/09/01



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製作・販売: Raven Software / Activision
発売: 2009/08
日本代理店: 未定



概  要  1992年にリリースされたWolfenstein 3Dから続くシリーズの新作。PCでは2001年発売のReturn to Castle Wolfenstein以来久し振りの作品となる。今回はid Softwareが自社のプロジェクトで忙しいという事から、同じ理由でQuake 4の制作にも携わったRaven Softwareが制作を担当している。id Softwareは監修という役割だが、どの程度深く制作に関与しているのかは不明。

 Raven側のチームは50人程度で近年の大作としては少ない部類だが、Pi Studiosがその制作には協力しており、またマルチプレイのパートは別にEndrant Studiosが制作を受け持っている。しかし発売直後にEndrant Studiosの制作チームは解散(多数が解雇)、Ravenの方でも人員整理が行われており、今後のサポート体制が気になる状況にある。

 今回はシリーズとしては始めて、PCの他にXbox 360, PS3とのマルチプラットフォームで発売されている。内容にも特に差はない。


 以前にはタイトルは“RTCW 2”になるという話も出ていたのだが、シンプルに“Wolfenstein”に決定している。その理由は初代のWolfenstein 3Dも含めて既に現在のゲーマーにはこのシリーズ自体の知名度が低くなっているので、2を付けるのは得策ではないとしてストレートに分かり易い名称を採用したそうだ。


 現時点ではまだリリースされたばかりだが、ダウンロード販売は行われていない模様。

 予約販売や初回限定で店によって異なる特典が付いており、私の購入した英国版だと「Flamethrowerをゲームの開始時点でアンロック可能」(最初の武器が置いてあるテーブルの上に一緒に出現する)という物だった。


 <注意> 下は公式のローンチトレーラーだが、それぞれが短時間の映像とはいえラスボスを含めたボス敵の大半が登場するので、そういったネタバレが嫌な人は見ない方が良いだろう。



 こちらは主に特殊能力を紹介したトレーラーで特にネタバレは無し。

STORY  ストーリーは前作RTCWの直後から始まる。主人公は今回もOSA(Office of Secret Actions)のエリート・エージェントであるB.J. Blazkowiczなのは変わらず。

 前作ではナチスのスーパー・ソルジャー計画を打ち砕いたが、実はナチスのオカルト絡みの秘密研究はこれだけではなかった。Thule Societyと呼ばれる研究グループが、異次元に存在する無尽蔵のエネルギー源であるBlack Sunと呼ばれる存在を発見。このパワーを利用して第二次大戦に勝利するべく密かに研究が進められていた。

 一方でBlazkowiczはある任務の際に、不思議なパワーを持ったメダリオンを発見する。持ち帰って調べた結果、どうやらこのメダリオンに別のクリスタルを装着すると強大なパワーを得られる事を突き止める。そしてそのクリスタルの発掘がナチスの手で既に行われており、その真相を探る為に彼はその発掘場所であるIsenstadtへと向かい、地元のレジスタンスの協力を得ながらナチスの真の狙いを探る事になるというストーリー。



PATCH

DEMO
 V1.1がリリースされている。

 デモはまだ出ていないし具体的な予定も聞かない。

動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
CPU Pentium 4 3.2 GHz or Athlon 64 3400+ -
MEMORY 1GB -
VIDEO VRAM 256MB
Geforce 6800 GT or ATI Radeon X800
-
SOUND DirectX 9.0c互換 -
対応OS XP(SP2要) / Vista
DirectX 9.0c以上要


 シングルプレイとマルチプレイは別々の実行ファイルとなり、エンジンの仕様も異なっている。よって片方は起動するがもう一方は不可というケースも有り得る。トラブルの場合にセーフモードは無いので、手動でオプションから設定を下げてテストするしかない。

 個人的には(XP SP3, E6850, Geforce 8800GTS 640MB, 190.62, SB X-Fi)で、シングルプレイについては一回もエラーにならずに非常に安定していた。


 Xbox 360コントローラーに対応。他のコントローラーが使えるのかは分からない。

 セーブデータはXPならば以下のフォルダに在る。
C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Application Data\id Software\WolfSP\base


*マルチプレイでアカウントが制作出来ない
 「存在しない」というエラーになるケース。入力するキーコードが間違っているか、既にその名前が存在している場合に出るらしい。私の場合はキーコードの“0”と“O”の誤りで弾かれていた。名前の方はランキングに載る物なのでユニークでないとならないが、同じキーコードを使用して複数のアカウントを制作する事が出来る。

*起動しない。ブラックアウトする。
 強制的に解像度と周波数を指定して起動させる方法を試す。以下は指定の一例で1024x768を示す。1280x1024なら+seta r_modeの値は9に、1680x1050では14にする。

 "C:\Program Files\Activision\Wolfenstein\wolf2.exe" +seta r_mode 5 +seta r_displayRefresh 60

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