KANE & LYNCH 2: DOG DAYS
11/06/22
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製作・販売: IO Interactive / Eidos Interactive / Square Enix
発売: 2010/08
日本代理店: 無し
概 要 | 2007年発売のKane & Lynch: Dead Menに続いてのシリーズ第2作。Eidosが企画兼代理店で、その制作をIO Interactiveに任せているという点は一緒だが、その後Eidosがスクウェア・エニックスに買収された為にスクウェア・エニックスからの発売となっている。ロゴにある“伏天”とは“Dog
Days”の中国語訳で「猛暑の夏の日」の意味。 PC, Xbox 360, PS3での発売。PC版への移植作業はNixxes Softwareが担当している。機種別の内容には違いは無い。 発売された頃の評判にはネガティブな物が多く、ゲームの評価の方も全機種共に60%台で前作よりもやや落ちている。全世界計で100万本以上売ったそうだが、スクウェア・エニックスの2010年度の業績でも、コンソール市場での売り上げが著しく低かった点が大幅赤字の理由の一つとして挙げられており、制作費及びプロモーション費用, 発売前の想定本数を考えると失敗したプロジェクトと言わざるを得ない。しかしEidosでは「好みが分かれるのは仕方がない」として今回のレビュー点数の低さについても納得はしており、今後のシリーズの継続には意欲的である。 私自身が2010年末にUKの通販で購入した時点でもう£4.99と投げ売りレベルにまで下がっており、また全機種で初回限定版のみが販売されているという状態だった。売れると見込んで最初に出荷した分が余ってしまい、それが値下げ処分に拍車を掛けたという話なのだろう。 プレイにはSteamでの認証が必須(最低一回はオンライン接続での認証課程が必要)。PCの輸入リテール版を使用しての日本からのアンロックに規制は無い。日本のSteamからでも買える。 日本ではコンソール版がスクウェア・エニックスから「ケイン アンド リンチ2 ドッグ・デイズ」として発売されている。音声は日本語/英語の切替が可能。字幕は日本語のみ。PC版は発売されていない。 日本語でプレイ出来るコンソール版も候補にしている人の為に、一応Xbox 360&PS3の日本語版での規制内容を書いておく。 [米国版からの変更内容] 1.登場キャラクターに付されたモザイク表現の除去、及びそれに伴うグラフィックの修正 2.過度な切創表現の修正(全エピソード中、1エピソード内に登場する3キャラクターのみ) 3.マップ上に配置されている民間人キャラクターへの攻撃仕様の修正(銃撃不可) 1番は「規制の為にモザイクを除去する」という点が解り難いと思うのだが、これはゲームのビジュアルスタイルに関連する話なので本文の方で詳しく説明する。2番は拷問によって全身傷だらけにされた際の、その傷の表現を和らげているという意味。3は日本では良く聞く一般人への攻撃が不可能という仕様。ゲームの内容的には一般人を撃つ事に意味は無いのだが、戦闘中に逃げ回っている民間人に照準が合ってしまうと撃てなくなるという問題あり。 1の発売前からアナウンスされている映画の方は、監督交代等のゴタゴタもあって制作・公開はずっと先に延びてしまった模様。シリーズの現在の評判からしてお蔵入りになる可能性もある。それとリンチ役にジェイミー・フォックスが正式に決まったそうだが、これについてはかなり異論も出ている(黒人である, イメージ的に違う等)。もしこの映画が将来ヒットした場合、ゲームと両立させてこのフランチャイズを売るに当たって、ゲーム内でのリンチとの違いをどうするのか困った事になりそうである。 |
STORY | この二作目ではプレイヤーの操作する主人公はリンチへと変わっており、逆にAI操作のパートナーがケインとなる。 前作の終了後から二人は別れて生活しており、リンチは上海で新しい恋人Xiuを見付けて一緒に暮らしていた。裏社会で地味に仕事をこなしていたリンチだったが、地区の裏社会の大物であるGlazerにその資質を見込まれてスカウトされ、アフリカへの武器密輸という大きな仕事を任せられる。大金を受け取れるこの大仕事を前にして、リンチは頼れるパートナーとしてケインに連絡を取って呼び出す事を決めた。 再会した二人は手始めとして、Glazerの組織の密告屋を始末するという簡単な仕事を行った。だがその仕事を達成してから、彼等は途轍もない大きなトラブルへと巻き込まれる事になってしまう。 |
PATCH & DEMO |
Steam必須なのでパッチの適用は自動。最新版はV1.2でメニュー画面に表示される。 デモはSteamから落とせる。 |
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動作環境 & トラブル |
DirectX 9.0c以上要 CPU性能はあまり要求されないが、VRAM 512MBが最低というのは同時期のゲームとしては厳し目の設定と言える。条件さえクリアしていれば特に重いゲームでは無い。デモの当時は64ビット版でのトラブルが多かったようだが、製品版では大きな問題は無いようだ。 Xbox 360コントローラーに対応。 発売初期にはトラブルが結構発生していたゲームだが、パッチ後は修正されたのか公式掲示板でのトラブル報告もめっきりと減っている。(或いは関心が薄れて書き込みをしなくなったのか)。Steamの掲示板の方が活発だが、1との混合掲示板なのでちょっと判りにくく、また1の方のトラブルの件が遥かに多いという状況。 Steamのゲーム一覧から右クリックでSetup画面を起動可能。メニュー画面の起動自体が出来ない際にはここから設定を下げてのテストが可能である。 |