THE SCOURGE PROJECT
              EPISODES 1 & 2

                                  11/04/21


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製作・販売: Tragnarion Studios / Bitbox Games
発売: 2010/04
日本代理店: 無し




                                 ※V1.4でのレビューになります

概  要  Tragnarion Studiosはスペインのインディーズ会社。これまでにDSとiPhone用のソフトがあるだけで、少なくともPCゲームの世界では無名に近い存在である。代理店のBitbox Gamesも同じくスペインの小さな代理店らしく聞いた事が無い。

 開発にUnreal Engine 3を使用しており、PC, Xbox 360, PS3での発売予定になっているが、2011/04現在ではPC版しか発売されていない。またインディーズの会社らしくダウンロード販売のみとなっており、リテール版が発売されるのかはハッキリしていない。


 このゲームはCo-opでのプレイをメインにした三人称のカバーシューターで、発表時のFPSからシステムが変更されている。2007年のアナウンス以降2年ほど何の音沙汰も無かったが、その理由は「当社の様な小さな会社にとってはあまりに大き過ぎるプロジェクトであり(全部で45人を幾つかのゲーム開発に振り分けている)、UE3エンジンを研究してベースを作るまでに時間が掛かったから」だそうだ。

 Co-opを重視しているが、これは近年のCo-opブームに影響を受けてのものではなく、逆に企画がスタートした時点ではCo-opに対応しているゲームが枯渇している様な状況だったので、プロデューサーを含めてCo-opが好きなメンバーが多かった自分達で作ろうと考えたという流れから。


 エピソード1&2とある様にゲームはこれで完結していない。しかし最初から全体の予算を確保した上での分割配信では無く、これが売れたり評判が良ければ次を製作可能になるという立場なので、この続きが出るのかは未定である。現状ではレビューの評価が特に良い訳ではないし、そもそもレビューの数自体が少ないという点から注目度も低い。売り上げが良いとも思えず、どこかの代理店がスポンサーにでも付かないと難しそうな気配。この後のエピソードについてのアイディアは沢山有るそうだが、それ以外のCo-opゲームに関するアイディアも同様に多いそうなので、これはこれで終わりにして別のゲームに切り替えるという可能性も有り得るだろう。


 ダウンロード販売のみでSteam, Direct2Drive, GamersGate等で買える。発売時の価格は$19.99で、(2011/04)現在では$9.95まで下がっている。複数のダウンロード販売を利用する事からSteamworksは使用しておらず、代わりにオンラインでのプレイにはGameSpyのアカウントが必要(オフラインでのプレイには必要無い)。


STORY

 西暦2036年。Nogari Corporationは謎のエネルギーソースであるAmbrosiaを独占的に保持しており、その力を持って地球上の経済を支配する最大の企業として君臨していた。一方でその独占支配に反対するTarn Initiative(一種のテロ組織かと思われる)では、Ambrosiaの一般社会への開放と、極秘に行われている各種研究の内容を公開するべきだという考えを持っていた。

 そんな中でTarnがNogari内部に送り込んでいたスパイである科学者Dr Reisbeckの正体がバレてしまった事から事態は急変。Tarnは4人の傭兵(Stonewall, Amp, Mass, Shade)を雇い、Echo SquadとしてNogariの研究所へと送り込む作戦を決行する。彼等の目的は博士の救出及びAmbrosiaのサンプルの奪取。また極秘に進められていると推測される“Scourge Project”に関する情報を得る事である(Scourgeとは「天罰, 天災」の意味)。

 しかし先行部隊であったAlpha Squadの裏切りによって潜入計画は失敗。Echo Squadは多数の敵の待ち受ける中を突き進まないとならなくなった。


PATCH

DEMO
 V1.4まで出ている。Steamでは自動適用。


 現在ではデモ版も配信されている。V1.2でCo-opにも対応。

動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
CPU 1.8GHz Intel Core 2 Duo -
MEMORY 1 GB (Windows XP)
2 GB (Windows Vista and Windows 7)
-
VIDEO Pixel Shader 3.0, VRAM 256MB -
SOUND DirectX 9.0c 互換 -
対応OS Windows XP SP3 / Windows Vista SP1 / Windows 7
DirectX 9.0c以上要


 PhysXを使用しておりドライバのインストールが必須。ゲームのインストール時or初回起動時に導入されるはずだが、これが正常にインストールされずに起動しないというトラブルが報告されている。これが原因と思われるならば \Steam\steamapps\common\the scourge project ep 1 - 2\Binaries\redist\physx の中にある物を直接インストールするか、最新版をNvidiaからダウンロードして入れるかになる。

 ゲームコントローラーでの操作に対応している。独自のボイスチャット機能は持っていない。


 Steamの掲示板では各種のトラブル事例が掲載されているが、パッチによって既に修正済みの項目も有るようだ。

 サウンド関連のクラッシュでは、XPならばサウンドのアクセラレーションを下げる。Vistaでは使用しているサウンドデバイスのクオリティを『16 bit, 48000 Hz (DVD Quality)』に設定する。

 Useキーが使えなくなるというトラブルもあり、現状では武器の切り替えを行っていると使えるようになるという方法で対応。


 その他プレイ中に幾つかのバグが発生するのを確認している。なおバグが発生しても他のメンバーが先に進めるのならば。オートリグループ機能が働いて状況がリセットされ治るチャンスがある。

*開いた扉が透明の壁で遮られて先に進めない
*操作キー設定を変更しても、再起動するとデフォルトに戻る(実際には変更されており、ゲームを始めると表示は治る)
*タレット等を使用した際に、解除してもそこから離れられなくなる
*ダウンした状態で宙に浮いてしまい、他のメンバーが助けられない
*イベント時の強制Walk Modeが解除されず、その状態が終わっても走れなくなる
*Phaseとの対戦でムービーを飛ばすと、テレポート前のPhaseの体が残ってしまってクリア出来なくなる
*Phaseとの対戦でAmbrosiaを先に全て壊してしまうとスクリプトのバグで倒せなくなる

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