SWAT 3
  
CLOSE QUARTERS BATTLE


                                   03/11/05



     マルチプレイの流れ

     ホストの設定

     マルチ関連知識

     TACTICAL EDITION

     公式サイト






<概要>

 実在のSWATチームの協力の元に作成されているSWATシリーズの第3作。今までのシミュレーションゲームスタイルから、今作では3DFPS正式のリアルタイムシステムとなった。シングルプレイにおいても、奇麗なグラフィックに優秀なAIチームメイト、やる度に変化するランダムなミッション、あくまでも警察の一組織として行動する故の独特の報告システム&成績システム等非常に面白いゲームなのだが、マルチプレイにおいてもその魅力は遺憾無く発揮されている。

 製品版の構成は最初にCQB、次にマルチプレイに対応したElite Edition、そして更に機能拡張したTactical Editionがリリースされている。これに加えて日本語版が存在するので相当にややこしい。最初のCQBから無料で最新版までのUpdateが可能

 マルチプレイ人口そのものは現状かなり少ないのだが、プレイ人数の割には簡単にCOOPをやる人間が見付かるので、COOPユーザーにとっては非常に有り難いゲームである。


<VERSION>

 2001/10に新バージョンV2.0がリリースされて、販売製品も「Tactical Game of the Year Edition」に変更されている。現在のバージョンはV2.1。今回のTactical EditionへのバージョンUPに関連して以下の様な点が変更されている。水色はマルチプレイ時必須である。

 SWAT 3 v2.0 (US) 本体20MB
 SWAT 3 v2.0 Mission Updater 14MB
 Civil Unrest (new mission)
 Sound Compression Utility (for v2.0)
 MOD HQ (tutorials for editing mods - v2.0)
 Scenario Editor (for v2.0)
 M79 Gas and Bang Launcher
 Tier One Pack (a weapon pack)


 バージョンとUpdateとの関係は以下の通り相当複雑である(以下は正確ではない点も含まれている可能性がある)。

英語版TGOTY
 英語版V2.1パッチを適用
英語版Elite Edition
1.まずV2.0へUpdate。その後2.1パッチ適用
2.追加ミッションBの内Autoshopだけは最低限ダウンロード要
3.追加ミッションCダウンロード
4.全てインストール後にMission Updaterを適用(ミッションが10人までの対応になる)
5.好みで各種追加分をダウンロード
英語版CQB  まずEEへSWAT 3 1.6 UpdateでUpdateしないとならない。その後追加ミッションAをダウンロードしてインストール。これでEE相当になるので、その後上の手順でバージョンアップ。
ただしかなりの分量になるのでモデムユーザーだと辛いかも。
日本語版TGOTY
 日本語版は最初からV2.1の様だ
日本版Elite Edition
 サイバーフロントよりパッチがリリースされたので、これを使ってV2.1に上げる事は可能。これに関してはサイバーフロントのパッチの案内ページにガイドが有り、ファイル自体と詳しい解説は4Gamerのページに掲載されている。内容は日本語と英語混じりになると思われる。

 ちょっと不明なのが、日本では追加ミッションが「スワット3 追加ミッションパック」という形で有料販売されており、これも持っていないとこのパッチは適用出来ないのか、それとも英語版のミッションを落としていればOKなのか? CQBがUpdate可能なのでおそらくは不必要ではないかと思うのだが。
日本版CQB  同じく上記4GamerのページよりUpdateを行う。英語版EEへのバージョンを行ってからの適用となる。サイズはかなり大きくなるので注意。 
追加ミッション A  EEに標準添付の追加ミッション:L.A. Metro,Hospital,Chinese Theater,Whitman Airport,Hollywood Hills の5つ(50MB程度)
追加ミッション B  無料でダウンロードできる公式ミッション:Autoshop,Parking Garage,Library,Post Office,Abandoned の5つ(50MB程度)
追加ミッション C  TGOTYに同梱の新ミッション:Civil Unrest (16MB)

 追加ミッションに関連してだが、TGOTYより10人でのプレイが可能になった事でミッションその物の内容が一部変更されている。これを変更するのがMission Updaterになるのだが、当然これをインストールする前にミッションは落としておかないとならない(Update対象のミッションが先に無ければならないから)。

 まずEEとTGOTYの間に互換性はなく、マルチプレイ用のロビー(サーバー)も別々である。両方やりたければ2つインストールして使い分けるしか無い。ただしEE版同士ならば日本語版と英語版の間でのマルチプレイは可能となっている。次にTGOTYの場合はまだ未確認なのだが、互換性のファイルチェックのシステムが変更された為に、日本語版と英語版のV2.1では相互にはマルチは不可という話。



<MOD>

 ここではこのゲームに関する重要事項を解説する。SWAT3ではユーザー作成のMAPやMODに関して非常にシンプルなシステムを取っており、初心者でもわかりやすい。欲しいMODやMissionを手に入れたら、それをそれぞれの該当フォルダ内に”圧縮されたファイルのまま”で入れてしまうだけである。MODならばMods、MissionならばMissionsフォルダに入れるだけ(ただしSenarioは解凍して入れないとならない)。
 使い方だがMissionならば自動的に選択画面に出てくるので問題無し、MODの方も使い方自体は簡単であり、起動時にメニューからMODのSelecterを起動してやり、使いたいMODにチェックを付けてからゲームを起動してやるだけだ。ON/OFFに関しては一度落としてから再度変更してやればOK。

 さて、ここでの注意点はマルチプレイでのMODの扱いである。プレイヤーがクライアントとして参加する場合はMODは関係無いのだが、ホストをやる時はその設定がマルチプレイに適用されてしまうからだ。クライアントの場合はホストがONにしているMODが自分にインストールされているか否かだけがチェックされ(自身の設定のON/OFF関係無し)クライアントとして入る人間はそれを持っていないと入って来れない
 よって単純に考えるならばマルチプレイ前にはホストは全てのMODをOFFにしておけば良い事になる(クライアントの場合は持っているのかだけが問題なので)。ただしこれには「素の状態では簡素過ぎて面白味に欠ける」というSWAT3の持つ欠点が出てしまう。つまり何もONにしないでホストをやるとややオプション的に寂しいが、かといってマイナーなMODをONにしたままにしてしまうとクライアントが持っていない可能性が高くなるので人が集まらない。また仲間同士でのプレイでは正しい物だけをONにしておかないと自分がホスト役の時に迷惑になる。その為には「ある程度の定番MODを事前にONにしておく」事が重要だ。
 
 実はこのゲームでは素のままではシンプル過ぎるという事からかMODの使用率が非常に高く、MODを一切ONにしていないゲームというのはそんなに無い。そしてクライアントしかやらない人間でもゲームに参加するにはこれらのMODが無いとダメなので、定番系のMODは確実に押さえておく必要がある。そしてホストをやる際にはマイナーな物を見極めて、それを外してクライアントが参加し易い様にしてやるというのも重要だ。
 ただこんな事を書いているが私自身もしょっちゅうサーバーに出入りしている訳では無いので、そんなにMOD関連には詳しくない。一応非常に多く使われている物としてはchimerav10armedforces10がある。この二つは確実に入れておいた方が良い。特にchimerav10はほとんどの人が持っているので、ホストをやる時にONにしておいても問題無いはずだ。これは名前の通りに定番系のMODを一まとめにしてあるMODの集合体であり、SKINも豊富になるのでお勧めである。



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