PAINKILLER: HELL & DAMNATION
13/05/29
SYSTEM / 変更点
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制作・販売: The Farm 51 / Nordic Games
発売: 2012/10
日本代理店: 無し
※ 2013/04のバージョンによるレビューとなります ※
(注意) オリジナルのPainkillerを知っているものとして詳細な解説を省いている箇所があります。
オリジナルを知らない方はPainkillerのレビューを参照して下さい。
概 要 | 2004年リリースの原作(正確には拡張パック『Battle out of Hell』を含むBlack Edition相当)を、Unreal
Engine 3で現代にリメイクした作品。制作はオリジナルを作ったPeople Can Flyではなく、同じポーランドでそのPCFの元メンバーを含むThe Farm 51が担当。同社は過去にNecroVisioNをリリースしている。 パブリッシャーのNordic Games GmbHは2011年設立のオーストリアの会社で、自社には開発スタジオを持たず、既に発売済みタイトルの配布権利を獲得して自社販売網で売ったり、他社を雇って他機種への移植版を作らせたりしている。例えばデジタル販売がメインであるAlan Wakeにて、PCリテール版の販売を担当している等。同じオーストリアで破産したJoWooD Entertainment(+その傘下だったDreamCatcher Interactive)のフランチャイズを獲得しており、現在のラインアップのほとんどはその遺産。Painkillerもその中の一つであり、2011年にはPainkiller Recurring Evilを発売している。 リメイクに当たってXbox 360, PS3でも発売される。コンソールでは初のPKシリーズのリリースとあって(正確には劣化移植版とも言えるPainkiller: Hell Warsが過去に出ている)、これも今回のPKHDの売りとされている。しかし発売予定だった2013/01は延期され、具体的なリリース日までアナウンスされた4月にも発売はされず。現在公式サイトでは05/31リリースとなっているが、各販売店では6月発売になっている状況。なおコンソール版はダウンロードタイトルでは無く、リテール版として標準版は$29.99で販売される。 Mac版も未だに発売されていない。事前にはPC版と一緒に予約販売までされていたのだが、移植が困難というコメントもあり延期されている。その後Linux版と合わせて4〜5月に発売とアナウンスされているが、現時点ではまだ未リリースである。 各機種において基本的な内容に違いは無いが、一個だけ含まれるクリア後のボーナスレベルは機種別に独占コンテンツとなっているそうだ。例えばこのPC版では“Abandoned Factory”が収録されている。 標準版とCollector's Editionがあって、それぞれ発売時の定価が$19.99, $29.99。ダウンロード販売が基本のゲームであり、リテール版も存在はするが欧州版のみで数は少ない模様。なおリテール版でもSteamへの登録が必須なので、リテール版で買う意味はあまりない。ダウンロード版用のPDFマニュアルが用意されていない事から、PCではリテール版にもマニュアルは付いていないのではないかと思われる。 価格の方は2012年末に50%オフ。2013年の4月と5月に75%オフのセールが行われている。これには他ダウンロード販売サイトでの割引も含まれているので、もっと他の場所で割引が行われていた可能性はある。 日本代理店は無いが、デフォルトの状態で日本語を選択可能である。ただしメニューや字幕の日本語訳には誤訳が存在するし、日本語音声の出来も良くない。見本としてはこちらの動画などで参照出来るが、セリフが棒読み, 日本語自体が変, 映像と台詞のタイミングが合っていない。 ドイツではレーティングを拒否された為に、規制版を別に制作してそれが販売されている。四肢の断裂表現は無し, 一部の血の色が紫, 流血量を減少, 死体になった時点で攻撃出来ない(killerでのお手玉が不可), 子供の敵は別のタイプに差し替え等の変更が成されている。 既に有料DLCが4本リリースされている(13/05/27現在)。
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STORY | ストーリーはオリジナルとは異なる。主人公のダニエルが本編&BooHをクリアした後の話となっており、再度煉獄での戦いに挑むという設定。 |
PATCH & DEMO |
Steamによる自動アップデート。フォルダの中にbuildファイルという物があってその名称が現行のバージョンとなる。 現在は BUILD_PKHD_20130424_566-1170.build 。 2013/01に大きなバージョンアップがあったので主な物を記載。 ・Default Options ボタン追加 ・FOV スライダー追加 ・ヘッドボブ(頭部の揺れ)調整追加 ・武器の揺れ調整追加 ・HUDのスケーリング機能追加 ・マウススムージング追加 ・調整画面に数値表示を追加 デモはリリースされていない。2013/02に対戦マルチプレイのコンテンツのみを無料公開というイベントが行われている。 |
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動作環境 & トラブル |
DirectX 9.0c以上要 Steamへの登録が必須なのでアカウント要。なおSteamをオフラインモードにすると、ゲームの進行状況等のセーブデータを読み込んでくれなくなる。オフラインモードと通常モードでセーブデータの扱いが別なのか、それともオフラインではセーブ自体が不可なのかは未検証。 Xbox 360コントローラーに対応(サイトでは「部分的コントローラサポート」の記述)。 セーブデータの場所は \Steam\userdata\<IDの数値>\214870 の中。Steamクラウド対応。 Steamのライブラリ表記から、プロパティ → 言語タブにて日本語を選択すると日本語表記になるが、メニューの一部が消えてしまうという障害あり。例えばゲームプレイ設定の画面。ここの欄は上から順に、照準の形状, サブタイトル, HUDのスケール, 頭部の揺れ, 武器の揺れ, FOVの値となっている。先に英語モードで設定を行ってから日本語にするという方が良いだろう。 起動時にウィンドウモードを選択出来るので、メニューすら出ないという状態ならこれを試すべき。 |