NO ONE LIVES FOREVER

                                  07/02/19

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製作・販売: Monolith Productions / Fox Interacitve
発売: 2000/11
日本代理店: サイバーフロントより日本語字幕版
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   ※ゲームのレビューは基本的に当時の物です(V1.001)


<概要>

 発売当時は各メディアから大絶賛されていたゲームであり、この年(2000)のベストアクションゲーム賞を多数のメディアから受けている。当時日本では無名に近かったのだが、その後日本でも発売されて好評となり、海外のPCゲームとしては日本では有名な部類に入る物になるだろう。

 販売会社のFox Interactiveは20世紀フォックスのゲーム担当部門だったが既に無くなっており、現在のサポートはVivendi (VU Games)が行っている。Monolithの公式サイトは存在するが、こちらももう更新は行われていない。

 オリジナル版の後にSierra Best Sellersの一つとして再発されている。それとは別にGame of the Year Editionが発売されており、これには本編に収録されていないシングルプレイ用のボーナス・ミッションが収録されている。現在(2007/02)では、このGotY Editionの廉価版パッケージでの再発となる英国のXplosivからの物が一番新しい製品と思うが、すでにこれも販売は終了している。サントラについては付属している物とそうでない物が存在するので注意。
 現在Amazonやe-bay等を見る限りでは、英国ではそれ程入手困難ではなく価格も安い様だが、北米では新品はプレミア価格が付いていたりして入手は困難となっている模様。日本ではEnsofに在庫が有るのを確認。

 日本では字幕を日本語化した物がサイバーフロントから発売されており、その後2回価格を下げての再発が行われている。しかし現在では公式サイトも閉鎖されており販売は行われていない。

 コンソール用としては後にPS2にて発売されている。

 主人公Cateのモデルとなっているのは女優のMitzi Martin。声優はまた別の人間となっている。

 最初にゲームの情報が公開された1999のE3の時点では、主人公はAdam Churchという名の男性となっており、ジェームス・ボンドの映画を意識した作品として位置付けられていた。その後とにかくユニークで独創的な設定のキャラクタを検討している内に、60年代という未だ女性蔑視の時代において、女性であるという理由だけで仕事を与えられずに干されていたエージェントが、自らの価値を認めさせる為に周囲の冷やかな目とも戦って行くという設定が導入されている。



<STORY>


 Cate Archer: 1942年3月スコットランドにて生れる。その難産の為に虚弱だった母は帰らぬ人となり、彼女に生活と人生の全てを依存していた父は次第に衰弱し、Cateが12歳の1954年に拳銃自殺を遂げる。彼女は孤児院暮しを経て様々な家庭へと養女として迎えられるが、その生活はどこの家でも長くは続かなかった。すさみ始めた彼女は次第に荒れだし、やがて自分の生活を支える為に盗みを働くようになる。そして彼女は自分が盗賊としての仕事に才能があること、またそれが自分に取って楽しみになっている事を見出していた。
 それから数年経ちCateが16歳になる頃には、貧乏で痩せこけていた一少女は今や最も腕利きな部類の犯罪人として裏の世界では有名になっていた。ただし彼女は決して一般の人々からは盗みを働く事は無かった。それは彼女に取って最早この仕事の目的が金額ではなく、成功のスリルと快感が重要になっているという意味でもあった。そして彼女は引き続き生活費を稼ぐ為、またスリルを求めてより深くこの世界へと踏み込んでいく事になる。
 しかしある出来事が彼女の人生を再び変える事になる。ある日彼女がちょっとしたスリを働いた相手こそ、UNITYのエージェントであったBruno Lawrieであったのだ。捕まった後に一度は逃げ出した彼女を自宅で待っていたBrunoは、彼女の才能を見込んである申し出を提案する。そしてそれから9年の月日が流れ、UNITYの潜入捜査のスペシャリストであるCate Archerが誕生する事になったのだ。

 UNITY −巨大な犯罪組織やテロ行為に対抗する世界的な超機密組織 − は大いなる危機に直面していた。世界中で活躍する潜入捜査員達が立続けに何人も殺害されたのだ。犯行に及んだ男の名はDmitri VolkovH.A.R.M.と呼ばれる謎の敵組織の中でも重要な地位を占めていると思われる男である。一気に有能な才能を多数失ったのと同時に、一体どうして彼らが最重要機密に属する捜査員の名前を知る事が出来たのかもUNITYにとっては頭の痛い問題であった。そしてUNITYは失った捜査員の穴埋めとして、女性だからという事で軽んじられていた某エージェントに白羽の矢を立てる。その女性こそがCate Archerその人である。彼女は世界を股に掛けて次々に明らかにされるH.A.R.M.の陰謀を阻止しなければならない。


<動作環境>

HARDWARE 必要環境 推奨環境
CPU Pentium II 300MHz Pentium III 500MHz
MEMORY 64MB 128MB
HDD 400MB 900MB
VIDEO 8MB VRAM 32MB VRAM
SOUND DIRECT X対応 EAX

対応OS: Win 98/2000/ME/2000
Direct X 7.0以上要


 Readmeには特定のビデオカードやサウンドカードにおけるトラブルや対策等が掲載されてはいるのだが、何しろ昔のゲームなので現在では大して参考にはならなくなっている。発売当時は比較的トラブルが多かったゲームであるが、現在のマシン環境ではどうなのか情報が少ない。必要環境だけを取るとかなり昔のPCでも動作させるのは可能と思われる。

 (2007/02) XPへの対応は記載されていないが、Forum等の情報では特別な問題(多種のPCで頻発する様な)は抱えていないようで、基本的にXPでも動作させる事が出来る。98/MEの互換性モードを使う必要もないが、もし問題が発生するなら試してみるべきだろう。新しいビデオカードと最新ドライバの組み合わせによる”新し過ぎる故のトラブル”というのも現状見当たらないようだ。

 Lithtechエンジンなので最初にランチャーが起動するようになっており、トラブルが発生する場合にはここの中の”Advanced”をクリックして、各種機能をDisableにしてやればいろいろと切り分けのテストが可能。Sound, Music, Movie, Animated Load Screen等を使用不可にして原因を探るのが第一となる。


スピーチの再生が終わらない内に画面が切り替わってしまう
 第一にサウンドカード、或いはオンボードのサウンドのドライバを更新。ダメならDirectX診断を起動してやり、サウンドのアクセラレーションの設定を段階的に下げてみる。またフレームレートが高過ぎるのが原因という話もあって、これにはV-sync(垂直同期)をONにしてやるという対策を取る。ゲーム中のOptionにはその設定は無いので、ビデオカードのユーティリティーから行うか、それが無いなら何等かの外部のユーティリティーを用意してやる。

インストールの際に2%の状態で止まってしまう
 表示されるメッセージが不明確なのが原因で、この状態ではDisc 2を入れてやれば良い。オリジナル版だとDisc 2はサントラのCDになっているが、これにはゲーム用のデータも含まれている。それと絡んで音楽CDのオートプレイ機能が働いていると、このDisc 2が挿入された時点で音楽を再生に行ってしまってインストールが失敗してしまう。旧OSであれば機能を切るとかになるが、XPだと最初からON固定で切るのは面倒なので、挿入の前からShiftキーを押しっ放しにしておいて一時的に切るという機能を使えば良い。

不定期に落ちたり、マップのローディングで停止してしまう
 インストールされたフォルダ内部のデータファイルが壊れていないかを確認。以下のサイズで無いなら破損しているので、CD1から直接コピーをしなおしてみる。

NOLF.rez 618,254,258 bytes
NOLF2.rez 300,703,727 bytes



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