CLIVE BARKER'S UNDYING
07/01/14
SYSTEM
SPELL
GAMEPLAY
COMBAT
問題点・GRAPHICS・SOUND
BOTTOMLINE
ヒント・解答
公式サイト
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製作・販売: Dreamworks Interactive / EA Games
発売: 2001/02
日本代理店: EA Japanより英語版・完全日本語版 日本公式サイト
※基本的にレビューの内容は当時の物です
<概要>
ホラー小説家、映画監督(ヘルレイザー等)として著名なClive Barker原案監修によるFPS。彼については上記日本語サイトに詳しいバイオグラフィーが掲載されている。
オリジナルの大型パッケージの後は、世界的にはEA Classicsとして再発されているがこれも既に売ってはいない。しかし(2007/01)現在でも英国の再発メーカーSoldoutより入手が可能である。
日本に於いては英語版の後に完全日本語版が発売されており、この日本語版は字幕と吹き替えの言語の組み合わせを自由に選べるという御馴染みのEA方式に対応している。英語版購入者へのアップグレードが存在していたが(今でも公式サイトから画面は呼び出せるが)、これが機能しているのかは定かではない。その後日本ではEA Best Selectionsの一つとして再発されているが、既に販売は終了しており入手は難しいかも知れない。なおこの廉価版については、オリジナル版同様にマルチ言語対応なのか不明である(Best
Selectionsには日本語音声+字幕しか選べないというパターン有り)。
ゲームは結果として予想外に売れなかったようで、PS2版のリリース及びPC版のマルチプレイ対応パッチも中止されてしまった。
現在の情報源となるコミュニティサイトとしてはStanding Stonesが活動を続けており、ユーザー製作のマップ等がダウンロード可能。
<STORY>
時は1899年、アイルランドの孤島に存在する巨大な石碑の前で、Jeremiah Covenantと4人の兄弟達は中身も知らずに或る古ぼけた書物の内容を読み上げた。その時以来彼等兄弟には次々に謎めいた事が起こりだし、Jeremiahを除く全員が死亡したり行方知れずになってしまう。しかし何らかの謎の力によって蘇った4人は今やJeremiahの命を狙い屋敷内をさ迷うことに.....。原因不明の病に犯され死の寸前の彼は旧友Patrick Gallowayに最期の望みを託し手紙を書く......。
あなたはオカルト研究家として特異能力を持つGallowayとして、彼等の家族にまつわる秘密を解き明かす為に数々の異世界を旅することになる。一族の呪い、彼らの父親が研究していた石碑の秘密、そして不死の王(Undying
King)とは一体何なのか?
Patrick Galloway | 不思議なパワーを秘めた石の力を借りて、常人には見たり聞いたりする事が出来ない事象を感じ取る事が出来る特殊能力者。現在殺人の罪で追われる身であるが、恩人のJeremiahを救うためにアイルランドに戻って来る。 |
Jeremiah | Covenant家の長男。小さい頃に兄弟を引き連れて行った孤島の石碑の前で、儀式書の中身を何も知らずに読み上げてしまったことが一族の呪いの始まりとなる。その時起こった天変地異から一人逃れた為に自らは助かったが、他の兄弟達の恨みを買うことに。それから20数年後、病に犯され余命の無い彼は戦友でもあり霊的能力を持ったGallowayに最後の望みをつないで事態の解明を依頼する。 |
Aaron | 次男。幼い頃より絵の才能に長け画家の道を歩むが、その画は奇妙な世界観で覆われており一般には認められず。性格的にも気まぐれで扱いにくく、ある日突然屋敷から姿を消してしまう。 |
Bethany | Aaronとは双子の長女だが、彼とは犬猿の中で喧嘩が絶えなかった。知の探求者であり様々な知識を追い求めるが、宗教的・霊的な方面に向かった際にKeisingerと知り合う。彼を邸宅に招いて謎めいた研究を続けていたが、ある日謎の死を遂げる。 |
Ambrose | 一家の末弟。激情的にして粗暴な性格で、残虐・悪辣な趣味を持つ男。あまりに酷い行いの為に学校も退学にされ、一族の面汚しとされる。或る日遂に父親を口論の末に殺害、追われている最中に崖から身を投げる。 |
Lizbeth | 次女。彼女の出産時に母親は死亡してしまう。詩を愛し美しさに抜きん出てはいたが、性格的には攻撃的な面を持ち合わせる。20歳にて死亡。 |
Otto Keisinger | 著名なオカルト研究家。Gallowayに殺人の罪を着せて逃げた張本人。Bethanyと知り合って以来屋敷に出入りするようになり、秘密の内に何らかの研究を続けていた。 |
<PATCH・DEMO>
パッチは唯一Texture Patch(V1.0)と呼ばれる物が出ている(差し替えるTextureが1個入っているだけ)。表示異常に対応する物らしく、システム的な問題を解決するパッチでは無い。
デモは日本語版用の物も存在している。デモ専用に製作されたデザインのマップをプレイ可能。
<動作環境>
HARDWARE | 必要環境 | 推奨環境 |
CPU | Pentium II 400MHz | Pentium III 500MHz |
MEMORY | 64MB | 128MB |
VIDEO | VRAM 16MB | VRAM 32MB以上 |
SOUND | Direct X 対応 | EAX |
対応OS: Windows 95/98/ME
DirectX 8.0以上要
小さく区切られたマップを頻繁にロードする方式なので、フルインストール(610MB)の選択が基本となる。当時はともかく現在では特に問題は無いだろう。この頃のUnreal
Engineは初回起動時に3Dレンダリング用のデバイスを特定するので、ここはDirect
3Dを選択しておけば良い。
(2007/01) XPでの動作確認。NTや2000は未サポートと記載されているが、特にXPにおいてインストール及び動作に問題は見られなかった。ただ起動時に自動的にロゴムービーへと切り替わらず、タスクバーから手動でクリックしてやらないとならなかった。起動後は少しプレイしてみたが、特に変な点は見当たらなかった。
サポートするビデオカードの一覧はあまりにも古過ぎるので掲載は省略。Software
Modeはもっていないので、Direct 3Dに対応したビデオカードが必須となる。Unreal
EngineだがOpenGLでの動作は未検証。
Safe Modeを選択可能なので、トラブル発生時にはまずこれを試すのが良いだろう。
個人的にはプレイした当時サウンドのループでハングアップというのが結構起きたが、今となっては原因は何だったのか不明である。
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