MAFIA
07/02/10
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開発・販売: Illusion Softworks / Take 2 Interactive
発売: 2002/08
日本代理店: ズーより日本語版が発売 公式サイト
※レビューの内容は当時の物です(V1.0での評価)
<概要>
(2007/02)現在では英国のSold Out Softwareから廉価版が再発されている。米国ではCDケースタイプで再発されているが、今でも流通しているのかは分からない。またTake
2の子会社GSSよりMaximum Underworld(2004)と呼ばれるMax Payneとのセット版が存在し、これは日本の通販サイトでも在庫が有るようだ。
日本ではズーが日本語版を発売していたが、現在ではもう売られていない。
5000部限定のspecial editionが存在しており、これにはヒントブックや特製ボールペンといったグッズが付いてくる。パッケージデザインも別。ただ英語圏では発売されなかった模様。
この会社の常として発売は延期に延期を重ねて行われ、その為か広告宣伝の素材等に過去のバージョンで使われていたと思われる物が混在している。
製作過程の途中で完成を優先させるために、当初予定していたマルチプレイの要素を大幅に削減する事を決定。簡単なレースゲームのみを収録し、それ以外のチーム戦主体の対戦ゲームモード等は後ほどサポートするとアナウンスされた。しかし実際に発売されたゲームからは完全にマルチプレイのコンテンツが取り除かれている。発売後のインタビューではマルチプレイが追加のパッチで出るとしてもまだ先の話であり、また実際にマルチに対応させるのかも最終決定されていない段階とコメントされていたが、結局はコンソール版の発売を優先という事になりリリースされずに終わっている。
2004年にはXbox, PS2にて発売されたが、フレームレートの問題、汚いグラフィックス、酷い操作性、長いロード時間、多数のバグといった点から大した評価を得られなかった。
<STORY>
時は1930年代のアメリカ、舞台は(架空の都市)Lost Heaven。平凡なタクシー運転手として生計を立てていた主人公のTommyは、或る事件をキッカケにしてLittle
Italy地区を治めるSalieriファミリーと接触を持つ事となる。非凡な運転の腕を買われてファミリーの一員となったTommyはSalieriファミリーの一員として仕事をこなす内に、街を二分する敵対勢力であるMorelloファミリーとの抗争に巻き込まれていく。
☆Tommy Angelo
主人公。元タクシー運転手。
☆Don Salieri
Tommyの属する組織のボス。自らの縄張りを守ってその中で起きるトラブルを解決し、その見返りに上納金を集めるといったビジネスライクな活動を行っている。その自らのビジネスの為ならば殺しも厭わずだが、好んで犯罪に手を染めたり組織拡大の為に自分から動いたりとするというアグレッシブな面は持ち合わせていない。一般的にMafiaのボスと聞いて連想するような残虐非道なイメージとは掛け離れており、社長や会長といったイメージの人物で周囲の人望も厚い。
☆Frank
Salieriの旧来の親友で組織の経理面を担当している。物静かでMafiaの一員と言うイメージは皆無。
☆Paulie
Tommyを含めた3人組の中ではリーダー格で、組織の中での発言力も持ち合わせている。直情的で短気、思慮深い性格では無いが周囲からは好かれている。
☆Sam
一緒に行動する3人組の一人でPaulieとは対称的。ほとんどしゃべらずに目立たない存在である。
☆Vincenzo
組織の古株として長年働いており、発言力も持っている。基本的には武器の調達係となる。
☆Ralph
組織の車の管理係。頭は弱いが車に関する知識は並外れた物がある。
☆Morello
Salieriと対立する組織のボス。こちらは暴力によって人を支配するタイプの典型的なMafiaのボスのイメージ。勢力拡大の為に警察や議会をも買収して味方に付け、Salieriの収める地区にまで進出を図ってくる。
<PATCH・DEMO>
最終的にはV1.2 Patchまでリリースされている。現在のバージョンに関わらずこれをインストールすればOK。ちょっとややこしい点として、パッチのファイル名のバージョンと内部的なバージョンが異なるらしく、V1.2を適用しようとするとV1.3の表示が出る(レジストリ上はV1.3になる)。テストした限りでは過去のバージョンのセーブデータとは互換性が有るようだ。
V1.1以降では極めて評判が悪く問題視されていたレースのミッションにて難易度の選択を可能にする変更が行われている。
日本語版は発売時点でV1.1相当となり、日本語版用のV1.2を適用すれば良い。
デモ有り。これには日本語版も用意されている。
<動作環境>
必須環境 | 推奨環境 | |
CPU | Pentium3 500MHz | Pentium3 700MHz以上 |
MEMORY | 96MB | 128MB |
VIDEO | VRAM 32MB以上 | VRAM 64MB以上 |
SOUND | DirectX 8.1対応 | EAX対応 |
OS:Win 98,98SE, ME, 2000, XP (95不可)
DirectX 8.1以上要
XPではSP1、2000ではSP3以上の適用が必要となる。発売当時は重いゲームとして知られていたが、既に年月が経過しており現在ではそれ程の問題とはならないだろう。DX8.1とは言ってもその世代のビデオカードではなく、ドライバにて対応していれば動作は可能なので、相当古い物でも動作には支障は無いはずである(初代Geforceクラス等)。むしろ都市のマップを丸ごと読み込む関係上メインメモリの容量が非常に重要であり、推奨の128MBでも少ないと言える。
(2007/02) XP SP1でのテストにて特別に動作上の問題は見られなかった。ただし情報を集めた限りではXP SP2においてはトラブルが多いゲームとなっている様だ。そのメインはインストールが上手く行かないというもので、CD2,3からのコピー中に停止してエラーになってしまう。SP2でのセキュリティ関連のファイルの変更が原因という話になっているが詳しくは分からない。関連データとしては以下の通り。
*CDからHDにコピーが可能ならば、臨時で作成したフォルダにコピーしてインストール時にはそこを指定する
*発売当時の物をインストールしようとすると発生し易く、再発物だとOKという情報あり(プロテクト方式の違い?)
*CD/DVD-ROMドライブ > CD/DVD-Rドライブ > その他の書き込み可能ドライブ。後者ほどエラー発生率が高くなる。
昔のROMドライブが転がっているなら臨時で取り付けて試すという方法は考えられるだろう。なおマニュアルでインストールするという方法も有るそうだが、これだとレジストリにエントリがされないのでパッチが適用出来なくなるという問題あり。発売当時からインストールには問題が多かったゲームであり、一応当サイトのトラブル道場でのインストール関連についても試してもらいたい。
起動時や描画・サウンドに問題が有る
まずゲーム用のSetupプログラムを起動してパラメータを変更する。Autodetectにて検出された設定でも変わらないか、各種設定を最低にしても変らないか、いろいろな項目をON/OFFにて変化は無いかを試してみる。
パフォーマンスが悪い
TextureについてはVRAM 64MB以上で無いとNormal設定は困難(32MB以下ならばLow
Detailを押下の状態にする)。Triple BufferやTrue ColorはOFFにする。
キャラクタが透過したりと描画がおかしい
近年のビデオカードでは関係が無いが、昔のビデオカードならばExpert Settingsの中に有るClip
AlwaysとW-Bufferの設定を逆にしてみる。
起動のビデオの再生時に応答しなくなったり、突然終了したりする
トラブル道場のMovieの項目の中のIndeo Codec関連に詳細が書いて有るのでそれを参照。
会話等のサウンド再生が早送りになったりする
EAXをDisableにする、Software Onlyに変更してみる。或いはdxdiag(DirectX診断)を起動してサウンドの設定でアクセラレーションのタブを左へ移行して下げてやる。
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