DUKE NUKEM 3D
09/05/19
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DUKE IT OUT IN D.C. (拡張パック)
DUKE CARIBBEAN: LIFE'S A BEACH (拡張パック)
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製作・販売: 3D Realms Entertainment / GT Interactive
発売: 1996/01
日本代理店: P&Aシェアウェア
概 要 | Duke Nukemシリーズの第三作。過去のI, IIは横スクロールのシューティングゲームだったが、この作品では3D表示のFPSとなったので、タイトルが3に合わせて3Dとなっている。発売から10年以上が経過した今でもファンの多い作品であり、同年発売のQuakeと並んでヒットもしたし、歴史的な評価も高くPCゲームのオールタイム・ベストの選考では必ず上位に顔を出す作品である。 新作となるDuke Nukem Foreverの発売も待たれていたが、アナウンスから12年後の2009/05に会社が閉鎖されてしまった。今後権利を別会社が買い取って制作が続けられる可能性が残ってはいるものの、その見通しは暗いと言わざるを得ない。 発売初期はシェアウェア版のみで、数ヶ月後に通常のリテール版の販売が開始されている。その後同年に早くも公式拡張パックとなるDuke Nukem 3D: Plutonium Pakを発売(左SS)。これは4個目の新しいエピソードを追加する物で、入れた時点でゲームのバージョンはAtomic Editionとなる。 その後最初からPlutonium Pakが組み合わさったパッケージが、オリジナル版に替わってAtomic Editionという名前で売られるようになった(右SS)。 続いてはセット品としてEast Meets West(Shadow Warriorとのセット)、Duke Nukem 3D: Kill a Ton Collection(数多くの拡張パックやグッズをセットにした巨大なパッケージ)の形態でリリース。その他では2001/05号の海外ゲーム雑誌「PC Gamer」の付録CDに1.3dのフルバージョンが収録された事があるが、これはプロモーションの意味合いでフリー化されている訳ではない。 その後は現在に至るまで3D Realmsの通販サイトで販売されているが(おそらく箱ではなくCDケース形態)、会社が閉鎖したので今後どうなるのかは定かではない。(だがApogeeの方は残っているのでおそらく続けられるだろう)。他には旧作ゲームのダウンロード販売サイトGOG.comで取り扱われている。 日本では当時P&Aが取り扱っていたが、現在では代理店は存在していない。 他社制作の拡張パックやユーザー制作レベルを多数詰め込んだ物が結構出ている。その中で特に解説頁を設けた物以外を一部紹介しておく。 *Duke!ZONE (500のアドオンレベル) *Duke Xtreme (新武器、50のレベル、2種の新モンスター等) *Duke: Nuclear Winter (北極をテーマにした拡張パック) *Duke!ZONE II (3個のミニエピソードを収録) 過剰なゴア要素&ヌードを含めたアダルトコンテンツが大きな批判を呼んだゲームであり、北米最大手のチェーン店Wal-Mart用には、それ等をトーンダウンした特別版が制作されている。Parental lockも付いており、それを解除しても一般版よりも規制された状態にしかならないという意味。 最初の1.3d製品版のCDにはIとIIのフルバージョンが収録されている。ただ全てのCDがそうだったのかまでは分からない。少なくとも私の手元にある北米版と欧州版には入っていて、AEのCDには未収録である。 初期のテスト版がLameDukeの名前で無料配布されている。 ヒットした作品である事から、その後多数の機種に移植されている。ただしハードの性能の制限から完全移植ではなく劣化している様だ。PlayStation版のDuke Nukem: Total Meltdown、Sega Saturn版(同名)やNintendo 64版のDuke Nukem 64等。 最近ではXbox Live Arcadeに移植されており、これは自動的にプレイをレコーディングしていて任意の時点での巻き戻しに対応(死亡してもやり直せる)、またオンラインのマッチングシステム等本編をより拡張した物となっている。 |
STORY | 主人公のデュークが地球を侵略に来たエイリアンを倒すという物で、特に深いストーリーが存在する訳ではない。最初のエピソードはロサンゼルス、次は月面といった具合でエピソードごとにその設定は異なる。 |
PATCH & DEMO |
ゲームのバージョンは以下の様になっている。 *最初のパッケージ版 (1.3d) *Plutonium pak (1.4に当たるパッチに新エピソードを加えた物の総称) *Atomic Edition (1.4 or 1.5) パッチはv1.4 to v1.5 registered patchが用意されている。1.3dにPlutonium pakを入れた物及び、最初から両方が含まれた状態で売られている物を両方ともAtomic Editionと呼び、そのAEが1.4である場合には1.5に上げる為のパッチが存在するの意味。1.3dをそのままの状態でそれ以上のバージョンに上げるパッチは存在しない。 現在流通している物は1.5のはずなのでパッチは必要ない。バージョンはゲーム起動前のファイル読み込み画面で最上部に表示される。或いはヘルプファイルを開いた時の最上部に出る。setupプログラムを起動した際の“setup version”では無いので注意。 その他には主に"SB Live!" PCIサウンドカード使用時に、特定の箇所で必ず落ちるのを修正するパッチが2000年に出ている。現在の環境ではどうなのかは未検証。または規制版を通常版に戻すパッチなども在る。 デモとしてはv1.3d Shareware Episodeが今でも入手可能。これは3個の内の最初のエピソード(全6レベル)を通してプレイ可能な物。登場する武器の数に制限が加えられている他、マルチプレイが4名までになっている。元々はそれ以上プレイしたければ電話申し込みでフルバージョンを購入可能という方式だが、現在ではもう対応していない。 現時点ではシェアウェアやパッチ類は公式サイトから直接落とせる。 |
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動作環境 & トラブル |
OSについてはWin95/98におけるDOSプロンプトでも動作はする事を確認しているが、正常に動くのかどうかは補償外という立場。基本的にはMS-DOS上で動かす事を前提としている。 Windows 95以降に発売されたDOSゲームのパッケージには“Windows対応”が謳われている物も多いが、これは「Windowsを終了させずに起動が可能」の意味とは限らず、「Windowsを終了させてMS-DOSとして再起動すれば動く」の意味で使われている事も多かった。(厳密な規約が無かった)。 パフォーマンス的な意味でもMS-DOS上で動かす方が有利だが、MS-DOSで再起動して動かすにはMS-DOSの知識が必要になる訳で、その辺の設定ファイルをちゃんと書き換えてやらないと、MS-DOSにすれば必ず動くというものでもない。 NT系のOSであるXPやVistaではMS-DOSが無くなっており、エミュレーションの形で動かす為に異なった方法が必要となる。この辺は別にNT系OS セットアップガイドにて解説する。 発売当時としては相当重いゲームで、高解像度の640*480以上で動かすには32MBのメインメモリと、最高速クラスのCPUが必要というレベルだったと記憶している。 トラブル対策は添付のヘルプファイルに詳しくまとめられているが、全て純粋なDOS時代のハードウェアでの記事なので割愛。 |