DEUS EX
07/01/21
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開発・販売: Ion Storm (Austin) / Eidos Interactive
発売: 2000/06
日本代理店: Eidos Japanより日本語版
<概要>
オリジナル版の後にGame of the Year Editionがリリースされており、これはサントラCD付き。その後Eidos
Premier Collectionとして廉価版が再発。他のEidosのゲームとセットになった"4-Play
Action Pack"という形態でもリリースされている。現在では英国ではSold
Out、北米ではCDケース版サイズでGOTYが流通しているようだ。なお北米にてCDケースサイズで過去に発売された"Special
Limited Edition"という物は最初の5レベルのみを収録した一種のデモなので間違えないように注意。
日本ではかなり遅れてだが日本語版がリリースされている。これはテキスト関連を日本語化したもので、I/F系は英語のままとなっている。ただし数年前から見掛けなくなっていた上に、現在では日本支店が閉鎖されてしまっているので更に入手は困難となっている模様。
このIon StormはJohn Romeroの経営していた物とは別の場所に存在する一種の別会社であり、本元が解体された後も独立して存在していた。しかし2004年の末にはWarren
Spectorが退社し、2005年2月には親会社Eidosの意向により会社は閉鎖されている。
海外ではPS2版のDeus Exが発売されており、Ion Stormが外部には任せずに自分達で作成するとこだわっただけあって、内容的には全くPC版の会話やロケーションを削らない完全な移植を実現。オープニングとエンディングは別撮りによるCGとムービーに変更され、テーマ曲もオリジナルという物でこちらも評価は上々だった。
発売時点では同じEidosからのDaikatana、またRPGではDiablo IIが話題を集めておりそれ程目立たなかったが、その後は歴史的な傑作という高評価を多数受けて、多くのメディアから2000年のGame of the Yearを受賞している。
<STORY>
西暦2052年。都市は崩壊し、世界経済は混乱に陥り、テロリストが暗躍。富める者と持たざる物の差がより大きく開いている社会。そんな中で全世界に広まった恐ろしい殺人ウイルス”Gray Death”。治療の為に開発されたワクチンAmbrosiaは大量生産が効かず、それを手に入れる事が出来るのは一部の上層階級の人間のみ。絶望した人々の暴動も含んで、世界は崩壊への道を突き進んでいた。
そんな中貴重なワクチンがテロリストグループNSFの手によって盗まれるという事件が起こる。国連の対テロリスト組織UNATCOはこの事件の解決を、テストとして新たに開発された新任のエージェントに任せることにした。その男こそ主人公のJ.C.Dentonである。Nano-Technologyによる人体改造を施されたDentonはその能力を生かして事件の解決に臨むが、その先には更に大きな陰謀が待ち受けていた。
ゲームタイトルの意味だが、これはラテン語のde・us ex ma・chi・naから取られたもので、原義は”god from the machine”の意味。ギリシャ劇にて、展開を複雑にし過ぎて収集が付かなくなった話の結末(収拾)をつけるために、機械仕掛けのクレーンに乗って舞台に上方から降りて来て「実はこういう事だった」といった解説をする神の役のことである。つまり意味としては「劇や小説等で解決不可能な問題に対して、突然出現して強引な解決策をもたらす者(物)」という風になるだろう。
<PATCH・DEMO>
マルチプレイを可能にする大規模なパッチがリリースされている。これは最初に1109というVerがリリースされて、その後追加で1112が出ている。よってこの1112だけを適用すればOK。サイズの小さいシングルプレイのバグ修整のみの1014Fという物も出ているが、1112を適用すればシングルのパッチも同時に適用されるのでこれを別に入れる必要は無い。これは当時のネット環境では35MBというマルチプレイ用パッチのサイズが大き過ぎるので、別にシングル専用の物を用意したという理由から。また既に1112になっているならそこに1014Fは適用出来ない。
GOTYの場合は最初からパッチは適用済みとなる。なお一時海外ではCreativeのカードにオマケとしてGOTYが付属していたが、これにはそれ専用のパッチが出ているのでそちらを適用する事。
日本語版には専用のパッチがリリースされており、海外版の物は使用出来ない。それとマルチプレイにおいては日本語版と海外版との間に互換性は無い。
シングルプレイ用のデモ有り。これには日本語版も存在する。
<動作環境>
HARDWARE | 必要環境 | 推奨環境 |
CPU | Puntium II 300MHz | Pentium III以上 |
MEMORY | 64MB | 128MB |
VIDEO | 3Dアクセラレーション対応 | VRAM 16MB以上 |
SOUND | Direct x 7.0a以上に対応 | EAX |
対応OS: Win 95/98/2000/ME/XP
Direct X 7.0a以上要
(2007/01) 英語版・日本語版共にXPの環境で試してみたが、インストール・動作共に特に問題は見られなかった。Forum等を見ても特にXPでの動作に問題が見られるというゲームでは無いようだ。ただ当時は試して見なかったのでハッキリしないのだが、画面の解像度が1,152×864辺りまでしか選択出来ない。ここで一度一番高い解像度を選ぶとその後は更に上の解像度が選択出来るようになるのだが、そういった物を選んでも640×480へと戻ってしまう。
発売当時は非常に重かったゲームで、理由は当時のUnrealエンジンは3dfx社のAPIであるGlideに最適化されており、Direct
3Dではそれ程のパフォーマンスが出なかったから。Voodoo系のカードを持っていない人はDirect
3Dでプレイしなければならず、臨時で緊急パッチも出たりしたのだが完全な解決にはならなかった。更にデモでも使っている最初のマップがゲーム中でも最大級の重さだったので、余計に不満の声が挙がっていた。しかし現在では重さに関しては問題は無くなっていると思われる。
トラブル関連は当時とはPC環境もガラリと変化しているので難しい面もある。とりあえず何か問題が有るならばSafe
Modeで起動してみて切り分けを行ってみるべきだろう。
ゲームのスピードが速い
ムービーが倍速で再生されたり、ゲーム内の動きが高速になってしまうという問題。主にノートPCにて発生する。これについては当サイトのトラブル関連のパフォーマンスの項に詳しいので参照してもらいたい。
マップ切り替え時に"Assertion Failed" - "Ulinkerload"が起きる
ゲーム内のtextureの設定等を下げてから試してみるというのが一つ。これで治るならば設定がマシン性能に比して高過ぎる。またはマップのデータその物が破損している可能性が有るので再度インストールするか、CDからマップのデータのみを再度コピーする。
一度落ちた後に起動が出来なくなる(98/Me)
DirectDraw等の機能がロックされたままの状態で落ちることがあり、この場合には再起動しないとならない。
同じ箇所で繰り返し落ちてしまう
DXではセーブデータの中にそこから行く可能性の有るマップの進行状況を同時に保存しているので、一度セーブされたデータ内のマップのデータが破損してしまうと、そこから先はうまく進めなくなる可能性がある。これは前に戻ってやり直すしかない。
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